SDフルチョイスレポ❷ 2024 12/1
12/1、日曜日。よく眠れた。
B5サイズの資料2枚と共に11:50にすみかに到着し、店員さんにフルチョの件を話す。
店内にあったテーブルと椅子のセット。
そこに対面する形で座り、最初にキャンセルとか注意点について読み上げていただいた。
『お電話いただいた内容にお間違いはありませんか？』
「すみません、今オーダーメイクと迷っていて」
白紙に戻そう遣唐使、よりもタチが悪いかもしれない。
実際8万と12万ならたいして変わらないんじゃないかと思ってしまうのが、風俗嬢のサガではある。
『ではオーダーメイクにされます？』
「ごめんなさい！それでお願いします」
本当にすみません。
『ではこちらが基本料金になりますね』
¥118580。
人生一度きり、金に糸目をつけないのが私のポリシーである。
『そこにオプションつけていくと、これ以上の金額になりますよーということになります』
次は受け取り時期の説明。
『今からですと、受け取りはだいたい3ヶ月後くらいになりますね』
聞けば今の時期混雑しているらしい。
『なのでまあ、2月下旬から3月上旬…ですかね』
2月中旬に軽井沢へ行く予定がある。
そこに間に合えばと思っていたが無理そうだな。
まあ仕方がない。決断の遅い私に責任がある。
1肌
フェア肌とホワイト肌が選択できる。
言うなればペールオレンジと、白の2種類。
「今のところはホワイトで」
どんどん迷って、自分の中で最適解を詰めていくというのがこういうものの正解だと思っている。
2ヘッド
ヘッドは予め候補をふたつプリントアウトしておいた。
SD-F-57とSD-F-75。
両方ともタレ目で厚い唇のヘッドなのだが、DAさんが出してきた75番を見て「これだ！」と感じ即決。
75の方が目が大きくて、彼らしいと思ったので。
3ウィッグ
十数種類のウィッグの中から、それっぽいものを選ぶ。
流れは右で、きっちり揃えられている感じのショートヘア。もちろん色はブラウン。
4ボディ
『一括のボディか分割のボディかどちらにされます？』
一括、というのは胸部と腹部が繋がっているもの。
水着や肌面積の多い衣装を着せる場合こちらを推奨しているようで。
分割になると、腰の捻りであったりポージングが結構融通が効くようになるらしい。
鑑賞用というよりは、外に出して写真とか撮りたい。旅行中の新幹線車内とかで座らせたい。
分割にした。
5アーム
最初にアームパーツ。ロングと、普通の長さ。
ちょっとドールのオーダーっぽくなってきた。
鏡先生って、特別スタイルがいいわけではないもんなあ。花家大我じゃあるまいし。
一旦普通のサイズにしてもらった。
6ハンド
『店頭販売ありの表記以外はフルチョイス限定なので、せっかくならそちらがオススメですね』
鏡先生ドールにさせたいポーズなんて、【切除手術を開始する】のあのポーズしかない。
何かを持たせるつもりもないし…普通のハンドでいいか。
もちろん店頭販売あり、と表記されていないハンドパーツを選択。もし気に入ったら店頭販売のものを何セットか購入すれば良いと思って。
7レッグ
アームパーツと同様に、普通サイズとロング。
写真を見ると、すらっと見えるロングの方がより男性ぽさが出るかもしれないと感じた。
洋服が着られなくなるとかそういうことはなくて、着丈が少し変わる程度らしい。
やっぱり手足長い方が、鏡先生のいい顔具合が増すかな。
結局どちらもロングにした。
8フット
フットパーツはぺったんこの靴を履かせる足と、ヒールを履かせるときに活躍するヒール足。
ここは普通のフットパーツにしてもらった。
9ゴム
『このゴムが緩いと、くたっとしたポージングになります。あとゴムってどうしても消耗品なので、緩めだと劣化が遅くなりますね。』
ああ、関節人形ってこうなっているのか。
てっきりSHFiguartsみたいなものかと勘違いしていたから、納得した。
『きついときっちりした感じになりますし、普通はその真ん中です』
こういうのは普通を選んでおけば間違いないと思っていたから、普通にしてもらった。
『これまでで質問とかございます？』
私がホワイト肌の子を見たいと言うと、DAさんがホワイトスキンのハンドを持ってきてくれた。（ショールームに、たまたまホワイトの子がいなかったみたいです。）
結構明るいじゃん。
『ホワイトだと、メイク次第ですけど…幸が薄い感じになっちゃいますね』
うーん、たしかに彼って幸薄いんだけど…女運ないし…私みたいな女に捕まるし…
『ちなみにこちらがフェア肌の結構綺麗なタイプです』
ホワイト肌は、ピレニーズの体毛のような白さといえば伝わるだろうか。たいしてフェア肌は、人間だとしたら白い部類に入るくらいの色。
こんなに白くないよなとなりスキンカラーをフェア肌に変更。
10オプション
オプションの説明。
『ヘッドのここにマグネットをつけることで、猫耳だったりを生やせるんですよ』
これ、そういう仕組みだったんだなあと感心。
いらない。
つけるならカチューシャの方が可愛いし。
『お迎えドレスがこちらになります』
きっとその時によって違うんだろうけど、今期はチャイナ風の衣装だった。
大陸風の衣装を着るイメージではないため却下。
お迎え下着も紹介される。トランクスとTシャツのセット。
彼は、トランクスを履かない。
店頭でボクサーだけ買おう。そう思ってドレスと下着の話は終わった。
そして里帰りサービス。
『パーティングライン加工はここのラインを消すってことですね』
消すと人形感が薄くなるらしい。
接着面のラインってこうなってるんだ。
でも私はあくまで人形だと思ってるし、【ドール】が欲しいのだからこの線はあった方が私にとっていい。
他の加工もすべて無しにした。
11眉
SD-F-75のヘッドに決まったので、それをベースに話を進めていく。
75は目が大きくて女の子っぽいヘッドなので、眉毛の幅と濃さで男性ぽさを出したい。
資料の子の濃さと吊り具合で、位置をもう少し下げてもらうことにした。
12目元、メイク
ピンク系のアイメイクが施されているヘッドの子を見かけ、公式のインスタグラムから引っ張ってきた。
アイラインはブラウン、ブラックだとやっぱり強い雰囲気になっちゃうみたいなので。
ヘッドの二重線にそのままくっきり、線を書いていただくことに。
13下まつ毛
下まつ毛まで考えていなかった自分の浅さに反省。
DAさんにヘッド別に揃えられている資料を持ってきていただいて、その中から決めることに。
SD-F-75のヘッドの、女の子のメイクを参考にしてもらうことにする。
クロスのまつ毛で、広範囲でなければ可愛い仕上がりになるのではと感じた。
『じゃあここの下瞼部分に、まつ毛を描く範囲を囲ってもらっていいですか？』
こういうのは感覚だ。適当に囲った。
14口元
初めてドールをオーダーしようと決心したときに、外せないのと譲れないのがこのリップメイクについてだった。
鏡先生って唇がうにゅってなってて可愛い。
そこを再現したい。
『色味どうされます？』
ピンク系のカラーで、中心に向かって濃くなるように。半ツヤグロスありの縦シワなしに決定。
15チーク、シャドウ
「頬骨の上に薄ーくピンクを乗せてもらうのがいいです」
色味と薄さは資料の75のヘッドの子。
自分の中で、薄め・頬骨の上に軽くと決まっていたので楽だった。
16ほくろ、そばかす
ほくろは考えていなかった。
だが鼻の骨と目頭の下にふたつあるのだ。あったほうが「オーダー」という感じがして、ちょっとワンオフ感もあっていいかもしれない。
オーダーメイク用のシートに、ほくろを書き込む。目頭とふたつのほくろで、三角形を描いているような。
点が三つ集まればなんでも三角形になるけど。
17まつ毛
目尻に向かって流れている、ナチュラルなブラウンのまつ毛を選択。
重ね付けだと女の子のような印象になると聞き、重ね付けは中止にしてシングルに。
つける位置が「内側」と「外側」の2種類あって、内側につけると儚げに、外側にすると明るい印象になるとのこと。写真で見たが、結構印象が変わるなと感じた。
内つけが戦極凌馬、外つけが火野映司といった感想。
まあダークヒーローと主人公。
DAさんと満場一致で内つけに決定。
18アイ
18mmのブラウンを取り付けてもらうことにした。
ウィッグとアイは、ブラウン系と決めていたのである程度絞ることができた。
ここらへんの迷いがないのは、時間的な意味で重要だなと感じた。
と同時に、アイを迷ってしまう人の気持ちも痛いほど分かってしまった。
だってこの工程が1番楽しいもん。
俳優さんやhnnmキャラの場合、こういうの迷わないよなあと思いつつ。
19最終確認
オーダーシートをふたりで確認して、変更したい部分がないか最終確認をされる。
最後に、降臨の儀式なるものを説明される。
『お迎えの際の儀式みたいな感じで、このルームを貸し切って行うんですけど…』
なんだそれ、恥ずかしい。
私には耐えられない。申し訳ないがお金をもらってもやりたくない。
「ちょっと恥ずかしいので…すみません、見送ります」
20お会計
オーダー店舗での受け取りは、内金の¥33000を支払うだけで良い。
何個か自分の中でイメージを確立させて、それにピッタリ合う参考画像をいかに引っ張ってこられるかが重要だと感じた。
私は以下の通りオプションを全くつけなかったので、基本料金の¥118850でおさまっている。
猫耳だったり里帰りサービスを希望すると、14とか15に平気で届くそうだ。
『お会計の用意しますので、店内見ていただいたり…あとそちらのSD持ってもらってもいいですよ』
触ったことすらないし、一度抱っこしてみるかな。
「重っ」
お、重い！！
特撮の女なため、こういう立体物は完全にソフビだと思っていた。
『その重みが病みつきになるみたいですね』
申し訳ないが次のオーダーを永夢でしようと思っているくらいには、もう禁断症状が出ている。
顔見知りのほうが寂しくないだろうし…（言い訳）
主要メンバー5人揃えたら、レディディオールのマイクロバッグが購入できてしまう。
バカだ
『準備の方完了しましたのでレジまでお願いします』
「はーい」
名残惜しいがSDのボディとはお別れ。またね😢
『では本日の代金33000となります』
新札と旧札が混ざっている。
『お渡し当日に残金をお支払いください』
残り¥85580。
終わった。
あとは引き渡し当日を待つだけだ。
つづく