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ちっぷす的「結婚相談所の選び方」
前回の記事では自分の経験から、
「婚活しようとしてる人は、【結婚相談所】と名乗るソコが【仲人型結婚相談所】と【結婚情報サービス】のどちらなのか注意してくださいね」
という話をしました。
これ本当に間違えて入会すると悲惨です…!
サポートやアドバイスが欲しくて、マッチングアプリではなく結婚相談所を選んだのに、入会したのはほとんどマッチングアプリのような自力で頑張る場所。
ここで婚活したら思うようにうまくいかないのは当たり前なのです。
仲人型結婚相談所の細かなルールや仲人のフォローが煩わしい人は、結婚情報サービスの方がいいです。が、私のような非モテから婚活頑張りたいと思っている人は仲人型結婚相談所を使いましょう。
餅は餅屋!
婚活はお金だけでなく、時間が本当に貴重な財産です。
近年は男性もタイパやコスパだけでなく、自分の年齢が婚活のマッチングに大きな影響を与えることを意識して婚活した方がいいです。
今回は「今の私だったら、こういう風に結婚相談所を選ぶ」という話です。
なにせ、私は仲人型結婚相談所も「ここ評判いいだろうし、ここにしようかな!」と1社しか無料相談しないで入会し、またそこで後悔した女でもありますので……。
「他の人には、私と同じような失敗をしてお金と時間を無駄にして欲しくない!」と言う気持ちでいっぱいです。
本当に皆さんは、結婚相談所に入会するときに数社回って相談しに行ってくださいね。
私みたいに、「とりあえずここなら大丈夫っしょ!👍」なノリで決めないでくださいね。
比較検討、とても大事。本当に本当に大事。
しつこくここでも、何度でも言います。
①まずは自分の希望する結婚・家庭像を明らかにする
私の最初の失敗ポイントです……。
結婚してからもオタク続けたい!と思ってオタク専門の結婚相談所に入会したのですが、入って活動していくうちに「今の私はそこまでオタ活の優先度が高くない」と気づきました。
自分が結婚後もどうオタ活するかよりも、結婚・出産後の共家事共育児の分担方法の方が気になる価値観だったのです。
このように自分の想像していた価値観と実際の価値観のギャップがあったため、仲人さんからアドバイスもらう方向も迷走しました。
なのでまず婚活者の皆さんには、自分が考えている結婚生活とはどんなものなのか、活動前から具体的に言えるようにしてもらいたいです。
できれば、紙のノートに書いて記録してとっておいて欲しいです。スマホのメモ欄より紙を推奨します。
「あれ、なんか思ってたよりも会いたい人に会えてないぞ…?」と思ったときに、いつでも見返せるようにしておくと軌道修正しやすくなります。
②自分の希望する家庭像と、希望相手の成婚実績がある相談所を探す
①の自分が築きたい結婚・家庭像のイメージが表現できるようになったら、
希望相手の最低条件のスペックを書き出します。
①と同じように、ノートに書きます。
私の場合はこのような形でした。
・年収:400万円以上(正社員)
・年齢:2歳年下〜8歳年上
・学歴:大卒、短大、高専卒以上
・地域:一都三県
・同居:希望なし
・子供希望:あり
・身長:165cm以上
・:オタク趣味に理解がある人、共働きで共家事共育児意識がある人
書くのは最低条件です。
「どれだけ年収高かろうがイケメンだろうが、このスペック以下の人とはお見合いしない」と自分の中でしっかりボーダーを引いてください。
実際に検索するときに「やっぱり500万円以上がいいな」、「出会いがあるなら身長170cm以上の人だと嬉しい」と条件が上にブレるのが普通なので。
婚活中は上記のような、「このぐらいあるともっと嬉しい」な希望条件と、「絶対にこれ以下の人とは会わない」な最低条件は別だということを意識してください。
最低条件を決めたら、そこの成婚実績がある相談所をネットで探します。
③ネットで結婚相談所を探す
Xで「結婚相談所」とユーザー検索すると、結婚相談所公式や仲人のアカウントがたくさん出てきます。
とにかくbioと返信・RP含めたポストを読みまくって、10〜20個ほどフォローか非公開リストに入れるなどして、そのアカウント達を追ってください。
特に、誰かに返信しているリプは参考になります。
そうすると、同じような結婚相談所アカウントでも少しずつ仲人の婚活での信条や性格などが見えてきます。
厳しい意見も言ってるけど、この人の意見はすんなりと頭に入ってくる。
この仲人の婚活を支援する動機に、共感できる。
この仲人の言葉選びが好きだ。
この仲人のポストや添付されているブログは、他の仲人とは違う視点が含まれていて勉強になる。
こういう風に、ポストを積極的に見たい・見てても違和感がない「共感できる仲人」が出てきます。
逆に「ポストを見ていてもあまりピンとこない仲人」、「ポストを見ているとイラッとくる仲人」もいます。
「共感できる仲人」で、自分の最低条件に合った成婚実績がある相談所を、複数ピックアップしてください。
「あまりピンとこない仲人」の相談所になるのは、個人的にやめておいた方がいいと思っています。
④共感できるか以外で、相談所選びで大事にして欲しいこと
●イメコン(イメージコンサルタント)の知識があるか
イメージコンサルタント(以下イメコン)とは、依頼者の目的に合わせてその人の「印象」や「外見」にあった洋服やメイクを教えてくれる仕事です。
頼む人によっては、立ち振る舞いまで教えてくれることも。
顔タイプ診断
骨格診断
パーソナルカラー診断
など、依頼者の身体的特徴から診断された結果を元にアドバイスしてくれます。
雑誌やネットで目にするブルベ、イエベはパーソナルカラー診断の結果から来ている言葉です。
婚活者の場合は、「婚活という場に合った、自分に似合うメイクや服装を教えてもらえる」ことになります。
非モテの最初の難関、「自分が申し込みたいと思った人とお見合いが成立するか」は相談所にイメージコンサルの知識があるかどうかと言っても過言ではないです。
そしてこれが私の「他の相談所を選んだ方が良かったな」、と思った理由その2です。
特に女性は、絶対にイメコンの知識がある相談所を選んでください。
相談所にイメコンできる人がいるのが一番ですが、
・いなくても外部のコンサルを紹介できるツテがあるか
・イメコンという存在を知っているか
が重要です。
お見合い向きの綺麗な服を着てメイクをするのと、「それが自分に合っていて、他人からもそう思われているか(他人から好印象を持たれているか)」は別物です。
お見合いは、他人からお見合い写真とプロフを読んで「この人と会ってみたい」と思われないと成立しません。
写真から好印象を持てるかが鍵です。
また、お見合いや仮交際で実際に会ったときと「写真の印象とズレてないか」も、婚活は重要になっていきます。
イメコンで似合うメイクと服装がわかると、自分でもなんだか雰囲気が変わって前向きな気持ちになりますし、周りからも「え、いつもと印象違う!そっちの方がいいよ!」と言ってもらえることが多いです。
ずっと使える知識なので、ぜひ活用してほしいです。
●心理学の知識があるか
Xの婚活アカウントを見ていると、非モテや婚活に苦戦している人たちは発達障害や愛着障害、過去のトラウマ、毒親など何か理由があって苦戦しているパターンが多いように見えます。
しかも人によってはそれを自覚していません。
私自身、未診断ですがADHD傾向があると感じていて、子供のころにあった出来事が人生観などに影響を及ぼしたと、婚活中に気づいた側です。
特に家庭環境や幼少期の過去は、婚活やパートナーシップ含めた結婚にも大きな影響を与えます。
大学が心理学専攻だった人、心理学の資格を持っている人が相談所スタッフにいるまでいかなくてもいいです。
とにかく「発達障害、愛着障害、トラウマ、毒親は本人の結婚観やパートナー選びに影を落とす」ということを理解しているスタッフなのか、を調べてください。
具体的に言うとXで「ユーザーID+毒親」、「ユーザーID+発達障害」など上記の単語とユーザーIDをセットにして検索して、該当ツイがあるか確認してください。
ブログやnoteなども片っ端から読んで、親子関係に触れる内容がないかチェックしてください。
資格を持っていなくても、ここの問題に気づいてポストや動画配信する仲人はたくさんいます。
●ここ1、2年のデータに基づいて婚活内容を発信しているか
IBJでは成婚白書という成婚した会員がどのように活動していたのかの統計を、毎年4月に公開しています。
2024年の12月現在ですと、最新のデータは2023年に公開されたものになります。
https://www.ibjapan.jp/information/wp-content/uploads/2024/04/2023IBJseikon_hakusyo.pdf
まずこのデータに基づいて発信しているかが大事になります。
相談所によってはこちらのデータを元に自社の傾向や、今後のIBJでの婚活のトレンドを発信しています。
私もそういった仲人達の発信や成婚白書自体に触れて、婚活内容を見直していました。
そして恐らく、多くの仲人達は成婚白書だけでなく、厚生労働省の人口動態調査や自治体の働き方などの統計にも、何かしら触れています。
調査結果か、ネットのコラムでの解説に触れて相談所界隈や自社の傾向と比較して考えています。
相談所を利用する20代男女や、昔なら利用しなかったであろう人たちが相談所に入会するようになったことで、人口動態調査など母数が大きい調査結果と相談所内の調査結果の差が近づいていることが予想されるからです。
そして今後も、俗にいう「世間」と「相談所」の乖離は徐々に小さくなっていく傾向にあると、私は考えています。
コロナ禍が始まる前(2019年以前)とコロナ禍後(2020年以降)では、相談所はオンラインお見合いが導入されて婚活の動き方も、世間の価値観や働き方・経済面含めた生活状況も大きく変わりました。
5年ごとに調査結果が出されるものでなければ、2019年以前の統計や婚活状況を持ち出して、2024年の婚活状況を同じ扱いして語る人を私は信用しません。
見る価値もないと思っているので、婚活者にも参考してしてほしくないです。
私が婚活していたのは2020年以降ですが、それでもたった数年の間にIBJが新しいシステムを導入しているなど私の知らないことが増えています。
5年以上も昔の話というのは、差が大きすぎます。
ですから相談所や仲人のSNSで「今は」、「最近は」という言葉を使い、過去と比較したり違いを発信している相談所を利用してもらいたいです。
2024年の婚活状況と、2019年以前の婚活状況の差が分からない相談所が、真面目に会員のアドバイスをしていて、成婚に導ける実力があるとは私は信じ難いです。
今と昔の差に、「なんで今はこんなに婚活難易度高くなったんだ。昔の人はずるい」とショックを受ける人もいると思います。
ただ、そこを乗り越えて2024年以降の傾向に対応できるよう頑張ってほしいです。
そういう柔軟性がある人の方が成婚しやすいし、結婚後もなにかパートナーと意見がぶつかり合ったりトラブルがあった時にもすり合わせして、円満な家庭を築いていけると思います。
まとめ
仲人のポストやスタンスに共感できるか
仲人にイメコンの知識があるか
仲人に心理学の知識があるか
その相談所に、自分が希望する結婚観・家庭像にあった成婚実績があるか
ここ1、2年のデータに基づいて婚活内容を発信しているか
この5点が揃っている結婚相談所に入会するのが、非モテ・婚活に苦戦している人は望ましいと考えています。
きちんと検索すればこういう相談所が多数見つかります。
その中から何ヶ所か入会相談を受けて、その場で入会を決めず家でじっくりどこに入るか検討しましょう。
入会をゴリ押してくる相談所は入会するのやめておきましょう。
個人の感想な結婚相談所の選び方ですが、参考になれば嬉しいです。