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『バリュー・ディターミネーション』の具体例。ペンネームのことも。
人間行動学の権威であり、教育者、作家でもある、Dr. ジョン・F・ディマティーニが考案した『バリュー・ディターミネーション』では、ワークを通して、その人固有の価値観を導き出します。
『バリュー・ディターミネーション』における価値観とは、
行動を促すドライビングフォースのこと。
それをすることでワクワクし、活力がわき、強制されなくても自然にしてしまうことであり、
また認識や意思決定の基準にもなります。
その価値観は、
頭の中で考えたり想像したりするのではなく、
実際の自分の生活を客観的に詳細に観察することで導き出します。
例えば、自分のパーソナルスペース、仕事場の空間、手の届きやすいところに最も高い頻度である物は何か。
具体的で詳細な物を書き出す。
物の特徴が詳細であればあるほど良い。
例えばそれがiphoneだとして、iphoneの画面は大きいものか小さいものか、そしてその大きさを選んだのは、どのような用途に使うためか。
iphoneの中でも、どのようなアプリを最も使い、そのアプリを使って何を行うか。
その行動を価値観として書き出す。
さらに例を具体化してみると、大きい画面のiphoneを選んだ、その理由は大きい画面の方が動画が見やすいから。
最もよく使うアプリはYoutube。
Youtubeアプリを使って、〇〇の領域の勉強を常にしている。
勉強してその内容を多くの人に実際に情報発信したり教えている。
この場合要約すると、教えることに価値を置いていることになる。
ここではまず、パーソナルスペースに関する質問を例に出しましたが、このように価値観を導き出すための質問が合計13個あり、それぞれに答えて集計することで、その人固有の価値観が見つかります。
もう一度繰り返しますが、ここでいう価値観は、頭の中で考えるものではなく、実際の自分の生活を客観的に観察して、そこに具体的に表れていることから導き出すものです。
また、こうありたいとか、本当はこれがやりたいといった願望を価値観に入れるのではなく、実際に生活上に既に表れているものを見ます。
自分の場合このワークをやってみると、学びが価値観として出てくるのですが、その学びは何のための学びかというと、このように文章にして発信するというのが大きな目的になっており、実際にこのように文章を書いているわけです(というわけでペンネームをより価値観に合致した形で執筆犬としてみました^^)。
価値観はその時の人の置かれた状況によって変わるので、今後もずっと同じかはわかりませんが、現時点ではワークをしてみるとそのような結果でした。
やる気研究所さんのホームページにある、
『バリュー・ディターミネーション』のオンラインツールや、
『価値観を知るワーク 上級編』のリンクを貼っておきます。
そしてより学びを深めたい方は、バリュー・ファクター・トレーニングプログラムが次はいつ開催されるのか、やる気研究所さんのホームページでチェックしてみてください。
やる気研究所さんのメールマガジンに登録されるのも情報をリアルタイムにつかむのには有用です。
皆さんもぜひ自分の価値観を明らかにしていただき、それを具体的に意識化することで、日々の生活においてより充実感を感じられると思います。
また自分と他人の価値観を意識することは、コミュニケーションを円滑にする大きな助けにもなります。
さらには自分の価値観を明確にすることが、もう一つのDr. ディマティーニのプログラムである『ディマティーニ・メソッド』(物事へのアンバランスな偏見を本来のバランスのとれた状態にもどすメソッド)1) を行う上でも重要になります。
学びの連鎖は多方面に拡大していきます。
1) 「ディマティーニ・メソッドの特徴」『やる気研究所 メソッド紹介 ディマティーニ・メソッド』URL:https://www.yaruken.com/demartini-method/ 2023年5月25日閲覧。