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【PdMインタビュー企画】Shippioのプロダクトマネジメント組織を紹介します
はじめに
こんにちは!Shippioプロダクトマネージャーのやぎぬま(@ygnmn)です。今回はShippioのプロダクトマネジメントチームに属するPdMの各メンバーを紹介します。
カジュアル面談で多くの方とお話をする中で
どんなPdMのメンバーがいるのか
どんな役割分担で仕事をしているのか
というご質問を多くいただいていた為、それに答えるようなコンテンツをお届けしようと考えるに至りました。
2024年12月現在、CPOの森を除いて現場でプロダクトマネジメントに従事するPdMは5人いますので、各メンバーのこれまでの経歴やShippioで取り組んでいることをご紹介します。
つくっているプロダクトについて
Shippioでは
デジタルフォワーディング事業
Any Cargo(SaaS事業)
の2つの事業を展開しており、これらを支えるプロダクトを複数開発しています。具体的には
荷主様(製造業や商社などの企業様)向けプロダクト
社内オペレーション向けプロダクト
物流事業者向けプロダクト
があり、貿易産業全体の変革を目指して今後も増えていく見込みです。詳細は以下のリンクから是非ご覧いただければと思います。
プロダクト開発体制について
現在は異なるミッションを掲げる3つのスクラムがあり、それぞれにプロダクトマネージャーがアサインされています。
先述の通り複数のプロダクトがありますが、プロダクト単位で担当を分けるような体制にはなっていません。プロダクトはあくまで「価値提供の媒体」と捉えているため、掲げるミッションに応じて各スクラムが全てのプロダクトを触ってOK、という顧客アウトカムドリブンな動き方をしています。
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各プロダクトマネージャーにインタビューしてみた
では、ここからは各スクラムに属する現場のプロダクトマネージャーにインタビューした内容をご紹介します!
ヒデさん | 小幡 日出世(オバタ ヒデヨ)
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Twitter:@obatahhh
入社:2023/07
担当:サービスプラットフォーム
経験:
SIerのシステムエンジニアからスタートし、インターネットサービスの法人向けSaaS分野にて、プロダクトマネージャー、事業開発、セールスを幅広く担当。IT業界歴30年近く経ちますが、新しいサービスに取り組み続けてます。現在は、Shippioでサービスプラットフォームの企画・構築を行うPdMを担当。
Q. Shippioで今取り組んでいることとそのおもしろさについて教えてください!
国際的にモノが届くまでは、非常に多くの(時には10社以上の)会社が関わります。そして、Shippioサービスは、それらのほとんどの種別の企業様でご利用いただいているサービスです。
サービスプラットフォームの担当として、幅広い業種、企業規模の企業様にとって、使い勝手が良く、また安心して使っていただくサービスであるため必要なサービス基盤って何?を実現を目指しています。
例えば、最近では以下のようなテーマに取り組んでいます。
ユーザー企業様のシステムと自動的に情報をやり取りできるAPIの提供
外部サービスと連携し、新しいユーザー価値を提供する仕組みの実現
取扱データ量が10倍でも安定期に稼働するサービス全体のスケーラビリティの実現
海上の輸送船の現在地を調べる「トラッキング」機能の高度化
エンタープライズ企業様に安心して使ってもらえるセキュリティ機能の充実
Q. プライベートでハマっていることは?
休日は仕事忘れ、映画館で映画を見て、K-POPを聞き、コーヒーを淹れることでしょうか。体力不足を痛感しているので、自転車やボルダーもやりたいですね。
Q. 好きな貿易専門用語を1つお願いします。
専門用語ではないですが、「コンテナ」ですね。 以前は、JRの貨物列車に積んである鉄の箱、程度のイメージしなかったのですが、腹一杯に荷物を詰めて、国を超えて、荒波に揉まれ、タフに壊れずに運ばれてくるのを想像すると、もうエモい。日用品であれ工業製品であれ、モノが届けば、誰かが喜び、誰かの役に立つ。そこに関われるのはいいですよね。
ちばさん | 千葉 由孝(チバ ヨシタカ)
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Twitter:@yositakachiba
入社:2022/10
担当:Product Ops
経験:
清水建設株式会社で大型物件の施工管理に携わったあと、株式会社PhotoructionにてPdMを経験。現場業務の経験を活かして現場関係者のコミュニケーションや施工管理の業務を支援するプロダクトや新規プロダクトの立ち上げに従事。2022年10月よりShippioに入社。荷主向けのプロダクト開発を経て、現在はProduct Opsチームに所属し、本船動静トラッキングの社内オペレーションを担当。
Q. Product Opsについて教えてください!
Product Opsチームは、貨物の到着予定や、到着の実績をクラウドサービス上で可視化する「本船動静トラッキング」の社内オペレーションを担っています。
国際輸送においては、貨物が、到着予定日より遅延することがしばしば発生します。この遅延は、通関手続きや到着後の国内の配送など、後続業務に多くの影響を与えます。
「いつ貨物がつくのか、着いたのか」という情報は、荷主や物流に携わる企業にとってとても重要な情報です。
本船動静トラッキングの仕組みは、自社プロダクトとオペレーターによる手運用の融合で実現しています。
Product Opsでは、プロダクトの機能追加と、オペレーションのプロセス改善という2つのアプローチを駆使し、事業成長に貢献します。
具体的な業務は、以下のとおりです。
事業拡大に適応したオペレーションのスケーラビリティ向上
効率性の追求によるオペレーションコストの最小化
本船動静情報の精度向上と、情報カバレッジの拡大
プロダクト x オペレーションによる新たな顧客価値の創出
Q. Shippioで今取り組んでいることのおもしろさについて教えてください!
貨物の到着予定や実績に関する情報は、従来、多くの情報ソースから提供されてきましたが、不正確な情報や古い情報が含まれることも少なくありませんでした。
私たちは、正確で鮮度の高い情報をお客様に提供することで、データ利活用や後続業務の調整・最適化を支援しています。
国際物流は、多くのステークホルダーが関与するため、業務フローが非常に複雑です。その中で、私たちの提供する情報がさまざまな場面に活用されていることを、お客様からのお問い合わせやデータを通じて実感する機会が増えています。
このような多様な利用シーンを把握し、データを結びつけて理解する過程は、難解でありながらも非常に興味深いものです。
Q. 他には、今までどんなことに取り組んできましたか?
入社後は、荷主企業の営業部門や生産管理のプロダクト活用に関する課題探索や貿易実務者向けの機能開発に携わりました。
貿易の業務では多くの関係者が関与します。その業務プロセスを紐解きながら、各関係者視点で課題を捉えてオペレーションの改善をお客様と実行していくことは大きなやりがいを感じています。
Q. プライベートでハマっていることは?
最近は生活家電の探索にハマっています。なるべく家事の時間を減らしたく、衣類乾燥機やロボット掃除機のレビュー動画を見てこれを導入したらどれだけ時間を削減できるかあれこれとイメトレしています。また、最近子供が絵の具で絵を描くようになったのでいっしょに水彩画を描いたりしています。他にも料理を作ったりなどなど…
Q. 好きな貿易専門用語を1つお願いします。
貿易書類全般(パッキングリスト、パーチェスオーダーなど…)
👇 ちばさんに関するコンテンツはこちら
KenTさん | 立石 健太(タテイシ ケンタ)
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Twitter:@honobono1124
入社:2022/02
担当:自社物流サービスに関する顧客・社内ユーザー体験向上
経験:
2019年LINE株式会社に新卒で入社し、フードデリバリーサービス領域のサービス改善に従事。株式会社出前館とのサービス統合プロジェクトに参画し事業統合などのPMI 業務を経験した後、同社の新規事業責任者としてサービスの立ち上げを指揮。2022年2月に株式会社Shippioにプロダクトマネージャーとして入社。現在は自社物流サービス向けプロダクトの開発を担当。
Q.今のミッションを教えてください!
Shippio自体が提供する物流サービス「デジタルフォワーディング」のシステム開発を担当しています。
業界の新たなデファクトスタンダードを作るというミッションのもと、高効率な運営と顧客への高付加価値の実現を両立するためのプロダクト開発を日々推進しています。具体的には、
圧倒的な低価格で物流サービスを提供するための業務システムの開発
実物流を委託している物流パートナーとのスムーズな業務連携を実現するためのプロダクト基盤の構築
物流サービスを超えた新たな顧客価値
営業の武器の創出
などに取り組んでいます。
Q. Shippioで今取り組んでいることののおもしろさについて教えてください!
ミッションでも掲げた「業界の新たなデファクトスタンダード」を目指している点が非常におもしろいと感じています。
物流サービスでは、コスト削減や付加価値向上を実現するために基本的に自社最適化を突き詰めますが、Shippioでは実現した新しい体験を業界全体に浸透させることまでを見据えています。
「この機能なら、他社でも活用してもらえるだろうか」という視点も大切にしながら、チームとして取り組むべき開発やそのソリューションを考える柔軟さと視野の広さが必要で、それがチャレンジングかつ面白いポイントです。
また、実際の物流サービス運営を支える機能開発に携わることで、国際物流の複雑さや課題の深さに最も触れることができる環境だと考えています。
個人的には壮大なパズルを解くような面白さがあり、毎日楽しく取り組んでいます。
Q. 他には、今までどんなことに取り組んできましたか?
Shippioでは、Shippio自身が物流事業者として顧客の貨物を運搬する「フォワーディングサービス」も提供しています。以前はフォワーディングサービスの見積・発注機能の刷新プロジェクトを担当していました。
毎日物流業界出身のドメインエキスパートとディスカッションしながら、理想のデジタル+オペレーションの業務フローを設計する作業は大変でしたが、レガシー業界でプロダクトを開発する醍醐味も味わえました。
Q. プライベートでハマっていることは?
去年からサイクリングにハマっています🚵♂️
最近も会社の有志で120kmの山道を走破するイベントに参加しました。
Q. 好きな貿易専門用語を1つお願いします。
やっぱり「乙仲」ですかね。戦前から利用されてきた海運貨物取扱事業の呼称です。レガシー産業ならではの古風な響き、また乙仲が日本特有の業態ということもあり、聞けば聞くほど愛着が湧くイチオシの用語です。(他にも微妙に対応する業務範囲が変わる「甲仲」や「丙仲」などもあります)
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Yagiさん | 柳沼 佑輔(ヤギヌマ ユウスケ)
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Twitter:@ygnmn
入社:2021/12
所属スクラム:Foundationスクラム
経験:
2017年にLINE株式会社に入社後、アルバイト求人サービス「LINEバイト」のプロダクトマネジメントおよびグロースを担当。大手証券会社との合弁事業「LINE証券」の立ち上げに参画し、株式、投資信託、つみたてNISA、デジタル証券等の取引サービスの企画、プロダクトマネジメント、グロースに従事。2021年12月に株式会社Shippioに入社。SaaS事業「Any Cargo」の立ち上げおよび荷主向けプロダクトのプロダクトマネジメントを担当。
Q.今のミッションについて教えてください!
Shippioが提供している荷主様向けSaaS「Any Cargo」と国際物流事業者様向けSaaS「Shippio Works」において、顧客体験の向上と飛躍的な事業成長を実現するための企画・開発を担っています。
具体的には、
今まで以上に輸出入実務を大きく効率化するための機能拡充
お客様とパートナー各社のスムーズなコラボレーションを実現するための仕組みづくり
様々な貿易タイプに対応し、業務効率化に貢献できるような基盤の構築
などです。
Q. Shippioで今取り組んでいることのおもしろさについて教えてください!
上記のミッションに沿う形で、様々な課題解決を進めています。
例えば直近では 「貿易業務・データが様々なツールに分散している状態を解消し、Shippioで完結できる状態をつくる」 というテーマに向き合っています。
貿易という伝統産業でプロダクトづくりに携わるおもしろさは、その難解さとドメインの複雑さにあると思っています!
私が関わる各プロジェクトでも、毎日のように「この業界ってこんなに複雑なんだ…!」と思わされるシーンに遭遇します。 貿易は海を超えて国をまたぐ商取引であるため、ステークホルダーがとても多く、複雑性が高い業務ばかりです。
一方、だからこそ、まだ世界的にも誰も最適解を見つけられていない領域ですし、チャレンジしがいがある分野だと感じています。
Q. 他には、今までどんなことに取り組んできましたか?
今も絶賛立ち上げ中ですが、2023年から開始したSaaS事業「Any Cargo」の初期のプロダクト設計を担当できたのはとても良い経験でした。あらゆる業種のお客様が抱える多様な課題と向き合い、取捨選択しながらそれらの共通項を見出し、社内のドメインエキスパートの知見を借りながらプロダクトに落とし込んでいく過程は、とても難しかった一方でめちゃくちゃ面白い仕事でした。
Q. プライベートでハマっていることは?
K-POPとゴルフにハマっています!どちらも2020年のコロナ禍をきっかけにハマり始め、短期的なブームかと思いきやずっとハマっている趣味です。会社のSlackではK-POPチャンネルの管理人(自称)をつとめています。笑
学生時代はサッカーをやっていたので、定期的に会社のメンバーとフットサルをしたりもしています。
Q. 好きな貿易専門用語を1つお願いします。
空コン:”カラコン”と読みます。空っぽの海上コンテナのことを指します。勘違いしたまま話を聞き続けるとなんの会話なのか全くわからくなる貿易用語、個人的No.1です。
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Ii | 伊井 壮太郎(イイ ソウタロウ)
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入社:2024/01/07
担当:Director of Product
経験:
2015年にLINE株式会社に新卒入社し、プロダクトマネージャーとしてLINE公式アカウントなど複数のサービス企画に携わる。その後株式会社メルカリと株式会社ポケモンを経てLINE株式会社に出戻り、LINE公式アカウントのプロダクト企画部門のマネージャー・シニアマネージャーを務めた後、2024年1月にShippioのジョイン。
Q. Shippioで今取り組んでいることとそのおもしろさについて教えてください!
今Shippioで取り組んでいることは大きく2つあり、一つはShippioのプロダクトの中長期戦略の策定と、現在絶賛立ち上げ準備中の「デジタル通関」のプロダクト企画です。
戦略の策定というとなんだかおおげさですが、簡単にいうとShippioが今後さらなる成長を遂げていくために、1年~数か年スパンでお客様に対してどのように価値提供をおこなっていくべきかについての仮説作りです。作った仮説を社内のメンバーと議論・合意し、プロダクトが将来向かっていくべき指針を言語化する役割を主に担っています。
また、マネージャーという立場ではありますが、「デジタル通関」というサービスのプロダクトマネジメントも担当しています。
この領域はまだデファクトスタンダードなデジタルソリューションが存在せず、ビジネスチャンスが多く残されていますが、それは難易度の高さの裏替えしでもあります。そういったチャレンジングかつスケールの大きい土俵で戦えていること自体、面白いと感じています。
Q. プライベートでハマっていることは?
ここ10年くらい週一の映画館通いを欠かしたことがありません。あとサウナの開拓も好きです。
Q. 好きな貿易専門用語を1つお願いします。
「ディテンション」必殺技ぽい響きがいい感じで好きです。(延滞料金的な意味合いなので、あまりポジティブな言葉ではないです)
採用情報について 🙏
Shippioでは、島国日本に必要不可欠な基幹産業「貿易」のDXに関心のあるプロダクトマネージャーの方を募集しております!
冒頭にて説明させていただいた通り、今後プロダクトが向き合う事業者や顧客の業務はより広範囲に広がっていく予定です。産業全体のDXに向けて更にアクセルを踏んでいく、というとても面白いフェーズです。
また、今回ご紹介したShippioのプロダクトマネージャー5人は、全員が貿易ドメイン未経験で入社してきたメンバーです。「業界知識を知らなくても問題ないか?」というご質問を度々いただきますが、全くもって問題ありません!ともにドメイン知識を学びながらプロダクトづくりをしていければと思っています。
本noteを読んでいただき、少しでもShippioについて関心を持っていただけましたら、是非気軽にカジュアル面談にご応募いただければと思います。お待ちしています!
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