見出し画像

【PdMインタビュー企画】Shippioのプロダクトマネジメント組織を紹介します


はじめに

こんにちは!Shippioプロダクトマネージャーのやぎぬま(@ygnmn)です。今回はShippioのプロダクトマネジメントチームに属するPdMの各メンバーを紹介します。

カジュアル面談で多くの方とお話をする中で

  • どんなPdMのメンバーがいるのか

  • どんな役割分担で仕事をしているのか

というご質問を多くいただいていた為、それに答えるようなコンテンツをお届けしようと考えるに至りました。
2023年8月現在、CPOの森を除いて現場でプロダクトマネジメントに従事するPdMは5人いますので、各メンバーのこれまでの経歴やShippioで取り組んでいることをご紹介します。

つくっているプロダクトについて

Shippioでは

  • デジタルフォワーディング事業

  • Any Cargo(SaaS事業)

の2つの事業を展開しており、これらを支えるプロダクトを複数開発しています。具体的には

  • 荷主様(製造業や商社などの企業様)向けプロダクト

  • 社内オペレーション向けプロダクト

  • 物流事業者向けプロダクト

があり、貿易産業全体の変革を目指して今後も増えていく見込みです。詳細は以下のリンクから是非ご覧いただければと思います。

プロダクト開発体制について

現在は異なるミッションを掲げる3つのスクラムがあり、それぞれにプロダクトマネージャーがアサインされています。

先述の通り複数のプロダクトがありますが、プロダクト単位で担当を分けるような体制にはなっていません。プロダクトはあくまで「価値提供の媒体」と捉えているため、掲げるミッションに応じて各スクラムが全てのプロダクトを触ってOK、という顧客アウトカムドリブンな動き方をしています。

https://speakerdeck.com/shippio/chuan-tong-chan-ye-mao-yi-nobian-ge-notamenimarutipurodakutozhan-kai-habi-ran-datuta?slide=26 より抜粋

各プロダクトマネージャーにインタビューしてみた

では、ここからは各スクラムに属する現場のプロダクトマネージャーにインタビューした内容をご紹介します!

ヒデさん  |  小幡 日出世(オバタ ヒデヨ)

Twitter:@obatahhh
入社:2023/07
所属スクラム:Growthスクラム
経験:
SIerのシステムエンジニアからスタートし、インターネットサービスの法人向けSaaS分野にて、プロダクトマネージャー、事業開発、セールスを幅広く担当。IT業界歴30年近く経ちますが、新しいサービスに取り組み続けてます。現在は、Shippioで荷主様向けプロダクトをグロースさせるためのPdMを担当。

Q. Growthスクラムについて教えてください!
国際的にモノが届くまでは、非常に多くの(時には10社以上の)会社が関わります。その間では、書類・Fax・電話・メールを使った伝言ゲームが行われている、非常にアナログな業界です。 Growthスクラムは、荷主企業様に向けて、貿易業務の効率化と、サプライチェーンの可視化の実現を目指しているチームです。

Q. Shippioで今取り組んでいることとそのおもしろさについて教えてください!
今取り組んでいるのは「貿易業務の効率化」と「サプライチェーンの可視化」。少し抽象度を上げると、今、まさに国際物流のDXを進めている真っ只中です。
様々な業界がありますが「DX」の進め方は近いと考えています。

  • アナログな情報をデータ化し、散らばった情報を一元化し、データの基盤を作る。

  • そのデータを、業務に役立つ形に集計・加工し、活用する。

  • 更に、データを軸に、これまでになかった新しい事業価値を作り出す。

これを「貿易業務ならどうやる?」「データはどう使える?」それを発見するのが仕事です。
業界全体で、課題がまだ手つかずに近い状態で残っていて、伸びしろしかない。 かつ、その解き方は経営陣が考えるのではなく、我々現場の一人ひとりが考える。 毎日頭がちぎれるほど考え続けているのが、非常に面白いです。

Q. プライベートでハマっていることは?
休日は仕事忘れ、映画館で映画を見て、K-POPを聞き、コーヒーを淹れることでしょうか。体力不足を痛感しているので、自転車やボルダーもやりたいですね。

Q. 好きな貿易専門用語を1つお願いします。
専門用語ではないですが、「コンテナ」ですね。 以前は、JRの貨物列車に積んである鉄の箱、程度のイメージしなかったのですが、腹一杯に荷物を詰めて、国を超えて、荒波に揉まれ、タフに壊れずに運ばれてくるのを想像すると、もうエモい。日用品であれ工業製品であれ、モノが届けば、誰かが喜び、誰かの役に立つ。そこに関われるのはいいですよね。

ちばさん  |  千葉 由孝(チバ ヨシタカ)

Twitter:@yositakachiba
入社:2022/10
所属スクラム:Growthスクラム 兼 PdM Ops
経験:
清水建設株式会社で大型物件の施工管理に携わったあと、株式会社PhotoructionにてPdMを経験。現場業務の経験を活かして現場関係者のコミュニケーションや施工管理の業務を支援するプロダクトや新規プロダクトの立ち上げに従事。2022年10月よりShippioに入社。

Q. Shippioで今取り組んでいることとそのおもしろさについて教えてください!
Growthスクラムを兼務しながら、主にPdM Opsとして活動しています。PdM Opsでは、既存の機能の仕様やナレッジをわかりやすく整理し、プロセスを整え、ビジネスチームからのプロダクトに関する問い合わせ対応の工数を削減するためFAQを整備するなどの取り組みを進めています。
なぜ今、このタイミングでオペレーションの改善に取り組んでいるのかというと、大きく2つの背景があります。1つは、現在プロダクトチームは、プロダクトマネージャーとプロダクトデザイナーを合わせて10人となり、これからさらにスケールしていく上での課題がより顕在化してきたこと。また、ShippioのScrumチームは同じプロダクトを並行して開発していくため、プロダクト全体として整合性を保ちつつ効率的なコミュニケーションを取るプロセスが必要だったことです。
課題は多岐にわたりますが、オペレーションの変更も組織の状態によって異なるため、各Scrumチームの意見をまとめつつ、優先順位をつけて取り組んでいます。
小さな改善の積み重ねがプロダクトチームやScrumチームの推進力につながることを楽しみにしています。

Q. 他には、今までどんなことに取り組んできましたか?
入社後は、荷主企業の営業部門や生産管理のプロダクト活用に関する課題探索や貿易実務者向けの機能開発に携わりました。
貿易の業務では多くの関係者が関与します。その業務プロセスを紐解きながら、各関係者視点で課題を捉えてオペレーションの改善をお客様と実行していくことは大きなやりがいを感じています。

Q. プライベートでハマっていることは?
最近は生活家電の探索にハマっています。なるべく家事の時間を減らしたく、衣類乾燥機やロボット掃除機のレビュー動画を見てこれを導入したらどれだけ時間を削減できるかあれこれとイメトレしています。また、最近子供が絵の具で絵を描くようになったのでいっしょに水彩画を描いたりしています。他にも料理を作ったりなどなど…

Q. 好きな貿易専門用語を1つお願いします。
貿易書類全般(パッキングリスト、パーチェスオーダーなど…)

👇 ちばさんに関するコンテンツはこちら

KenTさん  |  立石 健太(タテイシ ケンタ)

Twitter:@honobono1124
入社:2022/02
所属スクラム:SCOスクラム
経験:
2019年LINE株式会社に新卒で入社し、フードデリバリーサービス領域のサービス改善に従事。株式会社出前館とのサービス統合プロジェクトに参画し事業統合などのPMI 業務を経験した後、同社の新規事業責任者としてサービスの立ち上げを指揮。2022年2月に株式会社Shippioにプロダクトマネージャーとして入社。現在は物流事業者向けプロダクトの 0 -> 1 を担当。

Q. SCOスクラムについて教えてください!
SCOスクラムは、Supply Chain Optimization(サプライチェーン最適化)というミッションを持つスクラムです。
貿易業界には、貨物を無事に輸入・輸出するために様々な物流会社や関連会社が関わっており、荷主-各物流事業者間のアナログな情報伝達・業務の属人化による複雑かつ非効率な運用が課題となっています。
SCOでは、そんなサプライチェーンに関わるステークホルダーと顧客(荷主)とのコミュニケーションを効率化・一元化(=最適化)することを目指しています。

Q. Shippioで今取り組んでいることとそのおもしろさについて教えてください!
現在は上記のミッションに則り、貿易管理SaaS「Any Cargo」上で輸送中の貨物に関する情報・ステータスを荷主-各物流事業者間で共通管理できる機能を開発しています。Shippioは今まさに提供価値の進化が目覚ましく、様々な顧客価値にこれからアプローチできる点にワクワクしています。
SCO観点ですと、足元は現場のオペレーションユーザーにとっての使いやすさ・課題解決に注力しつつ、将来的には荷主-物流事業者間のコミュニケーションによって蓄積されたデータを用いた物流コストの最適化や、経営の意思決定をサポートするデータの提供も見据えています。ロードマップが1、2ヶ月ですぐ変わる慌ただしさもありますが、それが今は楽しいです。笑

Q. 他には、今までどんなことに取り組んできましたか?
Shippioでは、Shippio自身が物流事業者として顧客の貨物を運搬する「フォワーディングサービス」も提供しています。以前はフォワーディングサービスの見積・発注機能の刷新プロジェクトを担当していました。
毎日物流業界出身のドメインエキスパートとディスカッションしながら、理想のデジタル+オペレーションの業務フローを設計する作業は大変でしたが、レガシー業界でプロダクトを開発する醍醐味も味わえました。

Q. プライベートでハマっていることは?
去年からサイクリングにハマっています🚵‍♂️
最近も会社の有志で120kmの山道を走破するイベントに参加しました。

Q. 好きな貿易専門用語を1つお願いします。
やっぱり「乙仲」ですかね。戦前から利用されてきた海運貨物取扱事業の呼称です。レガシー産業ならではの古風な響き、また乙仲が日本特有の業態ということもあり、聞けば聞くほど愛着が湧くイチオシの用語です。(他にも微妙に対応する業務範囲が変わる「甲仲」や「丙仲」などもあります)

👇 KenTさんに関するコンテンツはこちら

👇 KenTさんとのカジュアル面談リンクはこちら

Yagiさん  |  柳沼 佑輔(ヤギヌマ ユウスケ)

Twitter:@ygnmn
入社:2021/12
所属スクラム:Foundationスクラム
経験:
2017年にLINE株式会社に入社後、アルバイト求人サービス「LINEバイト」のプロダクトマネジメントおよびグロースを担当。大手証券会社との合弁事業「LINE証券」の立ち上げに参画し、株式、投資信託、つみたてNISA、デジタル証券等の取引サービスの企画、プロダクトマネジメント、グロースに従事。2021年12月に株式会社Shippioに入社。SaaS事業「Any Cargo」の立ち上げおよび荷主向けプロダクトのプロダクトマネジメントを担当。

Q. Foundationスクラムについて教えてください!
Foundationスクラムは、Shippioが提供する2つのサービス「デジタルフォワーディング」と「Any Cargo」の飛躍的な事業成長を支えるべく、中長期的なスケーラビリティを備えたプラットフォーム基盤の構築に取り組んでいます。
足元の課題解決を叶えつつも、今後多くのお客様にサービスをご利用いただく中でも長期的に価値提供し続ける仕組みを作れるよう試行錯誤しています。

Q. Shippioで今取り組んでいることとそのおもしろさについて教えてください!
上記のスクラムミッションに沿う形で、様々な課題解決を担っています。例えば直近では

  • 貿易担当者にとって重要な情報である”本船動静”(貨物を運ぶ船のスケジュール)を自動更新する仕組みの構築

  • お客様むけの新規APIの開発

などのプロジェクトを担当しています。
貿易という伝統産業でプロダクトづくりに携わるおもしろさは、その難解さとドメインの複雑さにあると思っています!Foundationスクラムが推進しているプロジェクトでも、毎日のように「この業界ってこんなに複雑なんだ…!」と思わされるシーンに遭遇します。貿易は海を超えて国をまたぐ商取引であるため、ステークホルダーがとても多く、不確実性が大きいエリアばかりです。一方、だからこそ、まだ世界的にも誰も最適解を見つけられていない領域ですし、チャレンジしがいがある分野だと感じています。

Q. 他には、今までどんなことに取り組んできましたか?
今も絶賛立ち上げ中ですが、2023年から開始したSaaS事業「Any Cargo」の初期のプロダクト設計を担当できたのはとても良い経験でした。あらゆる業種のお客様が抱える多様な課題と向き合い、取捨選択しながらそれらの共通項を見出し、社内のドメインエキスパートの知見を借りながらプロダクトに落とし込んでいく過程は、とても難しかった一方でめちゃくちゃ面白い仕事でした。

Q. プライベートでハマっていることは?
K-POPとゴルフにハマっています!どちらも2020年のコロナ禍をきっかけにハマり始め、短期的なブームかと思いきやずっとハマっている趣味です。会社のSlackではK-POPチャンネルの管理人(自称)をつとめています。笑
学生時代はサッカーをやっていたので、定期的に会社のメンバーとフットサルをしたりもしています。

Q. 好きな貿易専門用語を1つお願いします。
空コン:”カラコン”と読みます。空っぽの海上コンテナのことを指します。勘違いしたまま話を聞き続けるとなんの会話なのか全くわからくなる貿易用語、個人的No.1です。

👇 Yagiさんに関するコンテンツはこちら

👇 Yagiさんとのカジュアル面談リンクはこちら

Kenjiさん  |  西藤 健司(ニシトウ ケンジ)

Twitter:@K_Nishito
入社:2022/03/16
担当:Director of Product(PdMマネージャー)
経験:
株式会社ビービットにてUX/CXコンサルタントとして、複数の新規事業立ち上げ・サービス企画・改善PJTに携わる。その後エクサウィザーズにてプロダクトマネージャー・UX/UIデザイナとしてプロダクトの立ち上げ・改善に従事。2022年3月よりShippioに参画し、プロダクトデザイナー兼プロダクトデザインマネージャーを経て、現在は Director of Product 兼 Growth PdM。

Q. Shippioで今取り組んでいることとそのおもしろさについて教えてください!
荷主がShippioのプラットフォーム(デジタルフォワーディング + Any Cargo)をより広範囲で使ってくれるようになるための機能改善などを行っています。
最近では、従来に比べて数倍以上の貨物をShippio上に預けてくれるケースも増えてきました。従来とは異なる使われ方が発見されたり、我々の提供する価値もちょっとずつ増えている実感を持てたり、ビジネスサイドやオペレーションチームと一緒にOne Teamでプロダクトとしての進化をまじまじと感じられることはむちゃくちゃ面白いです!入社してからずっと、最高面白点を更新し続けている気がします。笑

Q. 他には、今までどんなことに取り組んできましたか?
2022年3月に入社して以降はプロダクトデザインマネージャーとして、主にプロダクトデザイン組織の立ち上げを行っていました。特に「プロダクトマネージャーとプロダクトデザイナーがペアで良質な顧客体験を届けていく」ためのプロセスなどを整えながら、自身もプレイヤーとしてプロダクトデザイナーやプロダクトマネージャーとして従事していました。
オペレーションチーム向けのプロダクト改善や、現在Hideさんがオーナーを務めるGrowthスクラムのプロダクトマネージャーを務めるなど、今振り返るといろんな領域に顔を出していたように思います。
どの領域も一筋縄では行かず、掘れば掘るほど課題が出てくるのがむちゃくちゃ面白いです!!
今後はまだまだ未熟ではありますが、Director of Productとして、プロダクトチーム(プロダクトマネージャー & プロダクトデザイナー)全体の成果最大化に向けて動いていきます。

Q. プライベートでハマっていることは?
お酒は長らくずっとハマっているかもしれません。何でも好きですが、強いて言うならワインと日本酒が好きです。「kenji」と入れると「酒」のスタンプが出てくるShippioのSlackの仕様にはやや不満があります。笑
最近はサウナとゴルフもよく行きます!元々サッカーずっとやっていたのでフットサルなども大好きです。

Q. 好きな貿易専門用語を1つお願いします。
用語ではないですが、通な感じがして「Yが立つ」という表現が好きです。笑
次点で港湾見学等に行った際に出てきた「ディスパッチ」という言葉や、倉庫見学に行った時に覚えた「ラッシング」という言葉も響き的に好きです。

👇 Kenjiさんに関するコンテンツはこちら

👇 Kenjiさんとのカジュアル面談リンクはこちら


採用情報について 🙏

Shippioでは、島国日本に必要不可欠な基幹産業「貿易」のDXに関心のあるプロダクトマネージャーの方を募集しております!

冒頭にて説明させていただいた通り、今後プロダクトが向き合う事業者や顧客の業務はより広範囲に広がっていく予定です。産業全体のDXに向けて更にアクセルを踏んでいく、というとても面白いフェーズです。

また、今回ご紹介したShippioのプロダクトマネージャー5人は、全員が貿易ドメイン未経験で入社してきたメンバーです。「業界知識を知らなくても問題ないか?」というご質問を度々いただきますが、全くもって問題ありません!ともにドメイン知識を学びながらプロダクトづくりをしていければと思っています。

本noteを読んでいただき、少しでもShippioについて関心を持っていただけましたら、是非気軽にカジュアル面談にご応募いただければと思います。お待ちしています!

👇プロダクトマネージャー募集情報

👇各メンバーのカジュアル面談リンク


いいなと思ったら応援しよう!