大自然ひろがる長野県佐久市への移住。Shopifyストア構築社長の「場所にとらわれない働き方」
シッピーノ株式会社のvisionである【『働く』を彩り、人生を豊かにする」】を、実際に体現されている方にインタビューするシリーズ第3弾です。今回は、D2CやShopifyストア構築支援を提供する合同会社FRONTIER TRADEの呉さんにお話を伺いました。
D2Cの経験をベースにShopifyストア構築・運営支援へ
みなさんこんにちは。私のメインの仕事は、Shopifyを使ったストアの構築や、運営の支援です。もともと、ECサイトでの商品販売からスタートしているので、物販は今でも継続しています。
自社サイトで販売する商品は、海外ブランドがメインで、普通に自分が仕事やプライベートで使っている商品が多いです。やはり「自分がいいと思うもの」を商品選定ではポイントにしています。
自分の商品をShopifyで販売していた時に、Shopifyは大きい規模の企業から小さい規模の事業者まで、色々な形にフィットする魅力的なプラットフォームだと感じ、Shopifyの構築や運営支援も事業として行うことに決めました。
WEBディレクションから個人事業主、そして法人化へステップアップ
経歴は、大学を卒業して4年弱ぐらいはウェブサイトやウェブシステムの会社で働き、主にWEBディレクションの仕事をしていました。そこから独立をして個人事業を2年、その後、法人化をして今に至ります。
独立した当初は、まずはちゃんとお金を稼いで自立をしていかないといけないと思っていたので、日々リサーチを重ねて、物販ですぐに売れそうなものを中心に扱っていました。例えば、システム手帳や、水筒・ボトル、ブレスレッド、バッグ、スマホの保護ケースとか色々ありました。当時はジャンルもバラバラで、きちんとブランディングもできていませんでした。
商品は、中国やヨーロッパから仕入れることが多かったです。物流サービスと連携し受注処理から出荷完了までを完全自動化できる「シッピーノ」を最初に知ったのはこの時。料金も良心的で、手軽にスタートできる本当にありがたいサービスでした。
お客さまのストアが活気づいていくと自分のことのように嬉しい
仕事のやりがいについて話すと、物販でいうと新商品が売れた時や、街中で商品を使っている人を見た時、ネットに口コミやブログを書いてくれたりすると嬉しいですね。
Shopifyのストア構築に関しても、ストアを制作した時点で仕事は完了になるかもしれませんが、販売者さんからするとその後が重要なので、やはり最初の注文が来た時とか、自分のことのように嬉しいですね。
そこから何かメディアに取り上げられて、アクセスも増えて、どんどんストアが活気づいていくと、自身のやりがいにつながります。
海外の展示会が軒並み中止に。打ち合わせもオンラインへシフト
働き方については、もともと独立した時から自宅で仕事をしていたので、個人的にはテレワークやリモートでのワークスタイルが日常となっていました。ただ、打ち合わせは外でやっていたことが多かったので、ZOOMやSkypeなどのオンラインにかなりシフトしたと思います。
あとは、商品の情報を集めるために、国内や海外の展示会にはよく行っていました。展示会が中止や延期になったり、オンライン化したという意味では働き方はかなり変わったかなと思いますね。
2021年に長野県佐久市へ移住し、仕事と生活の両方をこの地で改めてスタートしています。会社自体は神奈川県川崎市のシェアオフィスを借りていて、本社機能も残しています。
子育てをきっかけに長野県佐久市へ移住
2020年8月に長男が産まれて「のびのび子育てをしたい」「家族との時間を大切にしたい」という感情が湧いてきました。家族以外の親しい人との時間、身のまわりの大切な人たちとの時間も大切にしていきたいと思いました。世の中が急変して、会える人には会っておきたいと、特に思うようになりましたね。
移住後の仕事の流れをお話すると、自宅と仕事場は別々にあって、平日は車で仕事場に向い、1日デスクワークをしています。土日はお休みにして、自宅でゆっくり過ごしています。仕事は基本オンラインベースですが、佐久は都内からも新幹線で1時間程度なので、必要があれば都内で打ち合わせをしていますね。
学生時代に馬術部に所属していたときに、この長野県佐久市の乗馬クラブさんで合宿をする機会があり、そこから佐久市とのご縁が始まりました。それが佐久市を移住先に選んだ理由です。
馬術部をきっかけに知り合った方がいるので、移住の際もかなり協力していただきました。知っている方や親しい方がいなかったら、なかなか移住までは踏み切れなかったかもしれません。
仕事もプライベートもクリエイティブなことをやっていきたい
子どもが産まれてから子育てについて深く考えるようになりましたね。子どもの保育園や小学校、中学校など、住む場所という観点でもすごく重要になってきて、都会なのか田舎なのか検討していった最終的な決断が長野県佐久市への移住です。妻とは学生時代の馬術部で知り合っているので、佐久市での合宿も経験していて、移住に関しても共通の考え方を持っていました。
私自身、子どもが産まれるまでは仕事中心の生活でした。仕事でお金を稼ぐことを中心に生きてきて、そういう資本主義的というか、消費側というか。とにかく何もしない時間が割と苦手で、何かしなきゃという意識が強かったんですよね(笑)。今後はどちらかと言うと仕事以外でも、生み出していくことに時間をかけたいと思っています。
都会から田舎へ。自然を感じながらの生活に豊かさを感じる
移住してから「空が広いな~」と感じることが増えましたね。私自身、海よりは山派で、それもあって自然の多い佐久市に移住しました。
都会に住んでいると日々の天気や気候についておろそかになりがちだと思うんですけど、自然を感じながら生活するようになりました。とても豊かな時間ですね。
学生時代の合宿を通じで知り合いになった乗馬クラブさんとはつながりが深くて、仕事としてもホームページやSNSの運営を始めたり、自分が経験してきたことを活かして、ちょっとずつお手伝いしています。
佐久市は個人事業主の方や、会社を経営している方も多いんですよね。農家などの生産者も多いです。地方移住や田舎暮らしに対して、仕事がないイメージを持たれる方もいますが、意外とそんなことはないです。
新しいお店や移住者も増えているので、将来的に一緒に何か取り組みができたら嬉しいなと思っています。
子育てをしながら、地域に根付いた雇用や事業を生み出していきたい
今後は、オンラインベースの仕事もしながら、地域のことにも少しずつ関わっていきたいと思っています。例えば、佐久市の中で雇用を生み出したり、事業や商品とか何か新しいものも生み出していきたいです。
プライベートに関しては、のびのび子育てをしていきたいと思います。
シッピーノは一人ひとりが自由にやりがいを持って働いている印象
シッピーノは、スタートアップで時間もお金もなかった私が、とても助けられた有能なサービスです。
また、茅ヶ崎のオフィスにも2~3回お邪魔させてもらっているのですが、本当に良い場所にあって、皆さんのびのびお仕事をされている印象があります。シッピーノの加藤さんや安藤さんもそうですし、みなさんが自発的に動かれていて、一人ひとりが経営者みたいな感じが素敵だと思います。
加藤さんが先日、会社の福利厚生を利用して旅館でお仕事をされていましたけど、リモートで働けるという環境もすごくいいですよね。私は地元が神奈川の相模原市で、茅ヶ崎とか江の島、箱根もすごく好きです。今旅館とか大変だと思うので、そういう盛り上げようとしている姿勢も好きですね。
これからも「シッピーノ」で業務を効率的に行い、自分の選んだ商品を多くの人にお届けしたいと思っています。
▼呉さんが運営するShopifyを中心としたEC関連情報を発信するWEBメディア「FRTEC研究所」
▼物流サービスと連携し受注処理から出荷完了までを完全自動化するサービス「シッピーノ」
https://www.shippinno.net/
▼シッピーノ株式会社
https://shippinno.co.jp/