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憧れの女子大「お茶の水女子大学」

2019 某日

講義をするためにお茶の水大学を訪問いたしました。
どんな講義かは書けませんが立派なものではないです。
当時は近代建築というものを知らず・・・
珍しいという事で奇跡的に写真を撮ってました。


お茶の水大学とは

説明の必要はないかもしれませんが改めて簡単に説明いたします。
起源は1875年に設立した東京女子師範学校です。
師範学校とは教員を育てる学校で戦前は無料で学ぶことができる施設でした。
女子教育においては奈良女子高等師範学校の二つがあり現在も国立大学としてお茶の水大学奈良女子大学の名で残っています。

いざお茶の水!

東京に来たことはありましたが数人で電車にのるという事は初めての経験でした。
どうやら乗り換えが恐ろしいとの事
なんどもスマホのメモを見ながら降りる駅を確認していました。
面白いのはお茶の水大学はお茶の水に無いという事
降りた駅は茗荷谷という駅でした。
みょうが・・・あまり好きでは無いですが覚えやすい名前です・・・

なぜお茶の水に存在しないのか

もともとは名前の通りお茶の水にありました。(東京医科歯科大学あたり)
しかし未曾有の大災害である関東大震災で校舎が焼失し、また東京医科歯科大学の拡大によって移転の必要性が生まれ今の大塚の地へ移動したという事です。

潜入!お茶の水女子大学

門の前に先生らと集まり入校しました。

調べるとその門も古いそうです・・・
(改めて伺いたいですね)

少し前にお茶の水大学付属中学に通われていた悠仁さまの机に刃物が置かれていたという事件があり厳重な警備に思えました・・・
カバンを広げ許可を得て いざお茶の水大学!

お茶の水大学 本館

お茶の水大学 本館

門をくぐり正面にこちらの建物が見えてきます。
1932年に建てられました。焼失してから9年後です。
鉄筋コンクリート・・・
二度と焼失しない・地震に崩れないそのような気概を感じられる復興建築の典型例です。
スクラッチタイルに包まれた無機質なモダニズム
ですが数々の要素がモダニズムに踏み出せない当時の様相を示し、優美さを与えています。
中央には植物模様のレリーフがあり建築に命を与えています。
遠景から見ると正面のパラペット部分(屋根付近)が緩ーくカーブしており面白いです。
車寄せは大きな(ひさし)となっており珍しいと感じます。
意外にここは軽いのですかね?
中にも入ってますが写真を撮らず。。。(もったいない)
記憶のみですが大理石に囲まれた美しい空間であったと記憶しています。

昭和初期の高等教育機関として貴重であり、貴賓室も備えているということから国の登録有形文化財になっています。

日本最古の幼稚園

お茶の水女子大学附属幼稚園

本館を左に進むとこちらの建物が見えてきます。
1876年に東京女子師範学校附属幼稚園として開園しました。
世界初の幼稚園であるキンダーガルテンの訳語として「幼稚園」を使用したことから日本最古となっています。
外観はやはり本館と類似性が多いです。
(写真は側面、左側がこの建築の正面になる)
スクラッチタイルや廂などですがこちらは本館よりもより洗礼されたモダニズムになっていると感じます。
どことなくF・L・ライトのプレーリースタイルを感じる平屋です。

本館の前年1931年に完成しています。こちらも国登録有形文化財

以上がお茶の水大学へ行った感想となります。
勉強になった!面白い!と思っていただけたならスキ、フォローよろしくお願いいたします。

↑見学できるそうです

参考資料

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