見出し画像

#音遊びの会便り vol.8

シオヤコレクションの支援先
「音遊びの会」のこと

今回は、音遊びの会の立ち上げ当初から今日までを
ずっと見てこられている
メンバー 森 大生さんの母であり、会の副代表
森 真由さんに書いていただきました。

🪕🥁🎺🎹🎷🪇🎻🎸🪈 🪕🥁🎺🎹🎷🪇🎻🎸

こんにちは。
音遊びの会です。

今日は障害者に関する法律について少しだけお話ししたいと思います。

令和3年、障害者差別解消法が改正され、いよいよ今年の4月から、事業者は障害者に合理的配慮の提供が義務化されました。

合理的配慮とはなんだ?
この『配慮』が本来のreasonable accommodationの意味からすると誤訳ではないのか?とよく議論されてますが、要はみんな公平である権利があるということです。
決して、特別扱いしろということではないんです。


分かりやすい絵を息子に描いてもらいました。

【無配慮】

背の高さが違う3人が壁の前に立っています。
向こうの景色は右の人しか見えません。


【平等】

同じ高さの箱に3人が平等に乗っています。
左の人はまだ高さが足りないし、右の人には不要な箱です。


【公平】

それぞれ必要な高さの箱に乗っています。
これで3人みんな、向こうの景色が見えるようになりました。


【環境を整える】

そもそも、壁じゃなくて網にしたら、高さの違う箱うんぬん関係なく、みんな向こうの景色が見えるんじゃない?ってことです。


『合理的配慮』
漢字ばかりが並ぶとなんだかちょっと難しい感じがしますが、ちょっと対処したりお手伝いをすることで、みんなが同じように豊かに幸せに過ごせたらいいな〜ってことです。

本当は、こういうことが法令で義務化されなくても、隣にいる人に寄り添える社会であったらいいですね。

🪕🥁🎺🎹🎷🪇🎻🎸🪈 🪕🥁🎺🎹🎷🪇🎻🎸

音遊びの会

知的障害のある人、音楽家、ダンサー、音楽療法家ら総勢50名による音楽プロジェクトです。2005年の結成から現在まで、月2回のワークショップを継続して行うと共に、障害のあるなしにかかわらず、さまざまな人を対象とした公開ワークショップも開催。また、地元神戸を中心とした自主企画公演、北海道から九州まで日本各地からの依頼による公演を積極的に行っています。2013年にはイギリスに遠征しました。
活動は、知的障害のある人にとって貴重な自己表現の場であり、社会活動の場。楽譜や決まりごとなし、演奏スタイルや表現のジャンルを超えた自由な即興演奏を通じて、これからの音楽や福祉のあり方を模索し、多様な人が共に生きる社会の形を提案したいと考えています。
2021年、2枚組CDアルバム「OTO」発売。2022年、ドキュメンタリー映画「音の行方」公開


シオヤコレクションの売上の一部は
音遊びの会の活動資金に充てられています
みなさまから寄付いただいたお洋服が役立っています

名盤!!音遊びの会の2枚組CD『OTO』
森大生さんの作品ポストカード他グッズも
シオヤコレクションにてご購入いただけます

いいなと思ったら応援しよう!