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シオコレエピソードvol.9 「シオコレのお掃除のこと」

シオコレには、おもしろくてたまにグッとくるエピソードが店内のそこかしこにあります。

店を訪れた方とスタッフの間で、そんな話で盛り上がることもしばしば。

せっかく豊富なネタがあるので、それを共有していく不定期SNSコラム企画 #シオコレエピソード

今回は、シオコレのお掃除事情についてのお話です。


▽過去のエピソードはこちら



シオコレスタッフが神様と呼んでいる人が数人います。

その1人が、シオコレお休みの毎週火曜日、オープンしたときから、かかさず店のお掃除をしに来てくださる、塩屋在住の龍田さん。

若かりし頃は卓球の選手で、兵庫県で2番目の実力があったのだそう。77歳になられた今でも運動を続けて体力を維持しておられ、我々40代以下の者たちよりもずっと元気なんじゃないかと思うほど。毎週のお掃除もみっちり2時間くらい、床から棚から窓から、徹底的にピカピカにしてくださるのです。それもそのはず、お掃除のお仕事をされていた時には同僚は同じようにできないから手を抜いてくれと会社から言われたくらい(龍田さんを特別料金にしたらよかったと思う!)お掃除への情熱が凄い。年末のシオコレ大掃除のときには、みんなの陣頭指揮をとっていただいて大活躍です。

服屋は埃がたまるし、イベントの後はキッチンまわりも汚れます。日々、お洋服の仕分けや値付けや管理やディスプレイと、たくさん作業や考えることがある中で、お掃除のことをお任せできる、こんなに助かることはありません。しかも、はじめの頃なんて完全にボランティア。今は、それではあまりにも申し訳ないので、お願いして気持ちばかりのお礼は受け取っていただいていますが、龍田さんは本当に応援の心意気で来てくださっているのです。泣けます。

シオコレに貢献したいと定期的に奥さまの靴下を買うことを決めてくださっていたり、ある日龍田さんから、保険が満期になってお金がもらえたから、みなさんにお寿司をご馳走したいです!とスタッフを連れて行ってくださったことも。ご馳走は私たちが龍田さんにせないかんのに、何ということでしょう。

なぜにここまでしてくださるのか尋ねてみたら、きっかけはSIO9(2019年から続いている塩屋9丁目の空地活用プロジェクト)に参加して、塩屋の若い人たちと交流を持つようになり、塩屋のこれからを自分もできることで支えたい!と思うようになったことなのだそう。塩屋谷川の清掃などにも参加されていて、そうしてさまざにまちにかかわることが生きがいになっているとのことなのです。私たちと同じ気持ちでいてくださることに、ほんとうに感謝、感動します。

大好きなお母ちゃん(奥さまのこと)と、毎日の夕方からの晩酌を楽しみながら、ずっとお元気でいてください!龍田さん、これからも頼りにしています!

1〜6枚目→実際のお掃除の様子
7枚目→2023年末の大掃除
8枚目→2022年末の大掃除


(この記事は2024年9月11日にシオヤコレクションのInstagramに投稿した記事を転載しています)



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