allureというバンドについて
こんばんは。今回は、allureというバンドがいかに結成されたのかを、かなり遡って書いていこうかと思います。かなり長くなってしまうかもしれないので、長すぎたら2回に分けるかもです。では始めましょう。
1.プロローグ
時は2019年まで遡ります。北大フォークソング研究会1年目です。
その前に。僕は2018年に北海道大学に入学したわけですが、「遠距離恋愛をしているからサークルに入っている余裕なんてない!」と豪語し、学校とバイトと帰省のみの大学1年生時代を過ごしていました。まあ彼女とはクリスマスに別れ、無事友達も少ない限界大学生が誕生してしまったわけですが。
そして2019年。このままじゃいけないなと思い、高校で軽音部だった僕は軽音サークルに入ろうと決心します。北大軽音と北大F研の二つが候補にあったのですが、どちらかというとコピーがしたかった僕はF研を選びました。この時はまだキーボとドラムの人でした。
とまあ。そんなこんななんやかんやあったF研1年目の秋、先輩からオリジナルバンドのお誘いが舞い込んできます。
最初はコピーがしたいからと言っていた僕も、サークルで先輩のかっこいいオリジナルを目の当たりにして、自分のバンドがやりたいなという気持ちが沸々湧いてきていたんです。
そこに、すでに別のバンドを組んで覇権を取っていた(と言っても過言でもない)先輩からのお誘いがきたとなれば、それはもう浮かれてしまいますよね。自分でいいんだろうかという不安もありつつ、サークル生活がとても楽しくなりそう!と言うワクワクでいっぱいでした。
そうして、僕ともう1人の同期、そして先輩2人で結成されたバンドは、1回内輪でライブをした後、新型コロナウイルスの流行という打撃を喰らってしまうのでした。サークル活動は停止せざるを得なくなり、みんなで集まってライブをするという機会が奪われてしまったのです。
僕は、「せっかくお誘いをいただいて組んだこのバンドを潰したくない」という気持ちでいっぱいでした。明らかに無くなっていく(こればっかりは仕方ない)先輩のモチベーションをどうにか保てないかと、録音機材もないしまだギターを弾けなかった僕は、全部スマホのガレージバンドで打ち込んだ、今聴き返すと恥ずかしさで死んでしまいそうなクオリティの曲をグループに投下してみたりしていました。健気ですね。本気だったんです。
でも、そんな努力も虚しく、バンドは完全に瓦解してしまうのでした。(先輩と気まずくなった時期もありましたが、最後の最後で和解できたのでこうやって文に出来ています。)
ここから、自分のバンド結成のための準備期間に入ります。まず、ギターと作曲を覚えようとなったわけですね。毎日朝起きたらギターを弾き、オンラインで授業を受けている最中もギターを弾き、とにかく何かの合間にギターを弾く生活の始まりです。
コロナ期間中の話もたくさんあります。深夜ドライブにハマったり、お菓子作りにハマったり、夜な夜な同期とSYNCROOMというヤマハのサービスでオンライン作曲をしたり。でも、長くなりすぎるので書きません。酔っ払ってる時に聞いたらペラペラ喋ると思います。
2.Heidというバンド
夜な夜なオンライン作曲という話と繋がってくるのですが、allureをやる前にHeidというバンドを組んでいます。少し飛んで2021年初めの話です。
僕の同期に、センスにあふれた天才バンドマンがいるのですが、そいつとコロナ期間中ずっとバンドをやりたいという話をしていて、それを形にしたものがHeidです。初期Heid(〜2021年3月)と、少し間が空いて後期Heid(2021年10月〜)があるのですが、後期Heidでは定演と、外でのライブも経験しました。同期のセンスに乗っかるだけでしたが、ノリを大事にして、おもろくてかっこいい事をやりたいという方向性がとても楽しかったです。
そして、久々にバンド、音楽に触れる中で、「やっぱり自分の音楽、自分のバンドをやりたい」という気持ちが再燃してくるのでした。2021年夏のお話です。
3.allure結成
allureの結成日は2021年8月25日というのが、公式(僕)の情報です。厳密にいうと、メンバーが決まったのがその日という事です。順番としては、ドラム(やまう)→ベース(れいちゃん)→ボーカル(なぎさちゃん)です。
ドラムのやまうは同期なんですが、なんとなくこいつだろうなと思っていたので最初に声をかけました。あっさりと承諾してくれたので「こいつ、、、やるな、、、」と思いました。
次に声をかけたのはれいちゃんです。別にそこまで交流があったわけではないんですが、ベース弾けるのは知ってた(失礼)し、女性コーラスが欲しかったんですけどそれも出来そうだし、何よりとても真摯に取り組んでくれそうな気がしたんですよね。やまうと相談して、声をかけようと決めました。
夜分が過ぎる。普通に迷惑なことをしてますね。でもすぐ既読がついたのをみて、ちょっとアガりました。「こいつもやるな、、、?」と思いました。そしてその1時間後にラインが帰ってきたのをみてもっとアガりました。
さすがに両手を掲げました。なんて素晴らしい後輩なんだと。
たいして喋ったこともない先輩から深夜にバンド勧誘のラインが来て、1時間で決断できる人はなかなかいません。本当に組んでくれてありがとう。
さて、あとはボーカルだけですね。
れいちゃんに送ったラインにもあるんですが、ボーカルは最初からなぎさちゃんがいいなと思っていました。サークルのイベントできのこ帝国のコピーをしているのをみて、まぁなんと歌が上手いこと、と思ったのを覚えています。
朝が早過ぎる。常識が無さすぎませんかこの男。後輩が1人思わぬスピードで釣れたからって調子に乗ってたんでしょうね。
本当になんて出来た後輩たちなんでしょう。バンドも組んだ事ない先輩からいきなり曲を送りつけられてバンドに勧誘されて、2時間で決断できる人間はなかなかいません。
しかも、この時僕にリードギターとして・コンポーザーとしての実績ってほぼないんですよ。ギター始めて1年そこらだし。それなのに曲をいいと言ってくれて、バンドをやってくれると言ってくれた時は本当に嬉しかったです。3人とも本当にありがとう、これからもよろしくお願いします。
そんなこんななんやかんやあって、allureは晴れて活動を始めることになりました。サークルの定演(会場はなんとあのcube garden!!)でのお披露目に始まり、たくさんライブをしてきました。サブスクで聴いていた憧れのバンドと対バンしたし、CDも出しました。東京遠征もしましたね。この1年とちょっとで、本当に濃密な時間を駆け抜けました。楽しい思い出も悔しい思い出も、沢山共有してきました(自分だけそう思っているとしたらごめんなさい)。
あの時バンドをやろうと決意していなければ。3人をバンドに誘っていなければ。こんな素晴らしい経験をすることはなかったと思うと怖いです。口下手なのであんまり面と向かって言うことはできないんですが、僕の人生を変えてくれて、生き甲斐を与えてくれて、本当に感謝しています。冗談抜きで、今こうやってイキイキとアグレッシブに生きられているのは3人のおかげだと思っています。
とまあ、これ以上語り過ぎるとみんなの追いコンで喋ること無くなっちゃうので、ここら辺にしておきます。とにかく感謝しているよと。今はそれだけです。
次は対談形式とかやってみようかな。みんながどう思ってるのかってところも聞いてみたいですよね。それでは次回をお楽しみに。おやすみなさい。
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