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信用取引の話

そろそろボクの薄い投資の知識も底をつきかけてきました。あと1回ぐらいで座学的なのは終わりです。その次からは実践編ですので、財布が厚い方はどうぞご覧になってください(遠回し表現)。

今まで話してきた投資の話は、主に優待ベースで楽しくやっていきましょう、というふんわりした感じでしたが、所謂ガチの投資家になるなら避けては通れないのが「信用取引」です。

信用取引とは、自分のお金や持ち株を担保にして証券会社に「信用してもらい」お金を借りて投資することです。FX業界ではレバレッジ(てこ)と呼んでますね。

もちろんお金を借りるということはその名の通り「借金」であり、必ず返さないといけません。しかし借金して投資するメリットは大きいです。

例えば1000円の株を100株、10万円で買いました。その株は人気がでて1500円、15万円になりました。また配当は1株15円で100株で1500円入りました。配当を確認して株を売り、5万円の利益がでました、とします。

めんどくさいので税金の話は置いといてください(笑)。

では、信用取引を利用した場合。証券会社によって貸与額は違いますが、わかりやすく10倍買える額(100万円)を借りたことにしましょう。

1000円の株を1000株、100万円で買いました。その株は人気が出て1500円、150万円になりました。また配当は1株15円で1000株で15000円入りました。配当を確認して株を売り、50万円の利益が出ました。

今の手持ちは150万(プラス配当)です。期限が来て証券会社に100万円を返しました。手元には50万(プラス配当)が残りました。

信用取引は、借りたお金で利益を出しても、借りた分のお金を返せばいいので(利息・手数料はありますが)利益はそのまま手元に残ります。上の例で行けば、同じ取引をしているのに信用取引の方が45万円儲かってます。

こういう言い方をすれば、次の展開は大体わかると思いますが、当然株価は上がるだけではなく、下がります。

1000円の株を100株、10万円で買いました。その株は残念ながら500円の5万円になってしまいました。配当もナシです。やばいと思って売りました。5万円の赤字です。

それも10倍になるわけですね。100万円で買った株が50万になってしまった。やばいと思って売って50万の赤字。

で、こっからが大変です。手元には50万しかありません。なのに期限が来て100万返せと言われ・・って話ではないのです。

こっから先は暗い話になるので、気になる人は「追証(おいしょう)」で検索して頂ければと思います。

なので信用取引では以前お話しした「損切り」が非常に重要になってきます。これ以上値下がりしたら「追証が発生する」ラインの前で売却しなければ、しぬからです。

通常の取引をしていれば、たとえ投資先が倒産して株式が紙くず(今は電子データ!)になっても資産がゼロになるだけで、借金にはなりません。しなないのです。

もちろん、借りた分をちゃんと返済できる能力があれば、いいのです。借りた額以上の借金にはなりませんから。ご利用は、計画的に。

ボクは怖いので通常の取引ばっかりですけどね(笑)。

それでは、楽しい投資ライフを!

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