のりしお往復書簡88 福袋に福はあるのか?
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
2023年の幕開け。のりしお往復書簡は88回目となりました。
八十八!末広がりのなんというめでたい数字。
年明けに相応しい数字ではないだろうか。
今年も元気に日仏翻訳家ののりちゃん(新行内紀子さん)に返信を書いていきたいと思います。
のりちゃんへ
明けましておめでとうございます。
今年ものりちゃんと愉快に過ごせる時間を楽しみにしているよ。どうぞ宜しくね。
のりちゃんの昨年の3つ!
①新しい分野の仕事
②ハングルが上達したこと
③髪色を派手にしたこと
大きく頷いたよ。のりちゃんにとって色々変化の年だったね。
のりちゃんは着実に事を進めるタイプだなといつも思っているのだけど、ハングルにしても一歩ずつ確実に身につけていてすごいと思うわ。
私は雑に聞いて楽しんで離れてしまったけど、今年はもう少しきちんと語学勉強をしようと思うよ。
言葉が通じなくても一人で勝手に楽しいという類稀なお得な性格ゆえに疎かにしがちなんだけど、自分が動き出したらまたその意欲がわいてきたので
頑張りたいと思うよ。
私ね、嫌いじゃないのよね、福袋。
”一番くじ”とかもワクワク引いちゃうタイプだから。
自分では選んで買わないものが手に入った時に、それをどうするかを考えるのが割と好きでね。
最近は買っていないけれど、機会があれば買うタイプ。
でも中身が丸見えの福袋はいらないのよね。福袋味に欠けるからね。
私の初福袋の思い出は神戸から神奈川に引っ越してから。小5のお正月だな。
当時はちょっとバブルだったんだろうね。
街に福袋が山ほど売られてて、新年に出かけるとたくさん売ってたんだよね。
私はお年玉で1000円くらいでアクセサリーが山ほど入ってる袋と3000円か5000円でお洋服が山ほど入ってる袋を買ったんだ。
好みじゃない服は姉と交換したりしてね。
どんなのが入っていたかは覚えていないんだけど、新しいアイテムとの出会いにワクワクした記憶があるよ。
当時は何となくこんな感じのものが入っていますというサンプルが置いてあって、中身は見えない袋だったから、隙間から何となく色味の確認をして購入したよ。
中学か高校くらいの時には代官山の雑貨屋さんで"ハギレ布"の福袋を買ったんだよね。
パッチワークとか手芸の素材用の布なんだ。
理解できない人には全く意味の分からないゴミ袋なんだけど、私はそれを購入して、可愛いハギレを眺めては袋にしまうという事をそれから何年も楽しんだんだ。
その布が形になったのはもう随分と大人になってから。アクセサリーにしたり、作品に貼りこんだり。
こうして何年も私を楽しませてくれたんだから凄く価値のある福袋だったと思うわ。
食いしん坊だけど意外と食品の福袋は買わない。
味が好みじゃない食品は工夫しようがないし、食べないものや食べたくないものははっきりしているから。たぶんこれからも買わないと思う。
年が明けた瞬間、のりちゃんは何してた?
今年、息子が初めて年明けまで起きるチャレンジをしたいというので、初めて家族みんなで年越しをしたんだ。
年明けカウントダウンと同時に
『年明けに地球上にいませんでした』(ジャンプして新年を迎える事)
を嬉々としてしている息子を見つめておりましたわ、私。
いつの間にかこんなに大きくなったんだなと思って眩しかった。
こんな風に一緒に過ごせるのはあと何年なのか…この一年一年を凄く大切にしなくてはいけないと思ったよ。
受験生を抱えるのりちゃんはどうしていたんだろうか。
考えると胃が痛くなりそうだから何か別のことをして気を紛らしていたのだろうか…もし胃が痛くなりそうなことがあったらその前にまた共に話そうね。
ではでは、今年もいろいろあるだろうけど楽しんでいこう!
よろしくです☆
shiori