夢は、叶うよ。
誰にだって「忘れもしない情景」が人生にはきっといくつかあるはずで、
私にとってはそのひとつが2013年の10月1日だったりします。
みんなが内定式というものに出席している日、私はいつもと変わらずに、大学で教職の授業を受けていました。
ワガママな希望ばっかり並べて、ひとつも貰えなかった内定。
先生になる予定なんてないのに、受けなきゃいけない教職の授業。
「これは自分で選んだ道なんだ」「ここから私は夢を叶えるんだ」
と自分に言い聞かせながらも、不安と悔しさと不安と不安でぽろんと涙が出ました。
小娘のくせに、人生詰んだかもな、と真面目に思いました。
あのとき「なんとかなるよ」とか「自分で決めたならそのまま頑張れよ」と、根拠なんかなくても心強い言葉をかけてくれる人が少しだけいて、どんなに救われたでしょう。
だから、ここで声を大にして私は言います。
夢は、叶うよ。
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これは、SHEのライターレッスンが始まる前に絶対に書こうと決めてたnoteです。
教室のはじっこで泣いてた私が、今こうして人前に立って、ライティングのあれこれをお伝えできるようになりました。感謝のきもちでいっぱいです。
「大学生の私がSHEに出会っていたら、もしかしたら受講してたかも」なんて思うのに、その反対側の立ち位置においてもらえることに、まだびっくりしています。
「教える」だなんておこがましいけど、このおかげで、あのとき無駄だと思っていた教職の授業は、確実に意義のあるものにもなりました。
悩んだことも、悔しかったことも全部、無駄ではありませんでした。
なんとかライターになることができ、「夢が叶っちゃった」と思うことは実は何度かあったけど、「これは嬉しすぎて怖い」なんて気持ちは初めてかもしれません。
だから、「夢は叶うよ」って私が言っても「また戯言を」なんて思わないで。
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そして、「夢らしい夢がないことが悪い」って意味じゃないです。
よくないのは、やりたいことがあるのに、できない理由ばっかり探して踏み出さないこと。
納得できていない現状に文句ばっかり言って、結局はその現状にお世話になっていること。
だと思うのです。
「やってみる」って怖いもんね。失敗するかもだし。
だからこそ、踏み出した人のことを全力で応援できる存在になりたいのです。
そしていまのところ、「ライティングをやってみたい」と一歩を踏み出した人のことを一番、ちゃんと意味のあるカタチで応援して、支えられるのかもしれないと思えるようになったのが去年でした。
そうこうしているうちにSHEの大好きな人たちに声をかけてもらって、こんな今があります。
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できない理由とか、やむを得ない(と本人が思っている)こととかたくさんあるだろうけど、ライターレッスンに来てくれた方には「絶対にできるよ」って言い続けるつもりです。
叶え方はいろいろあるから、夢があるならちゃんと夢みているべきだと思う。
し、その道しるべを用意できるようにがんばりますね。
みんなで一緒に、素敵な書き手になれたらいいな。
夢はいつかきっと叶うんだよ。