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2025年の気象環境に思いは巡る

画像出展:北海道大学

ネットニュースをパラパラ眺めていたら、ふと、「早ければ2025年にもAMOCが停止は本当か?」という記事を見かけた。
そういえば、このまま温暖化が続くと、AMOC(大西洋子午面循環)の海流システムが機能しなくなり、世界の気候に深刻な影響を与える可能性があると、以前、調べた記憶が蘇る。・・・2025年って来年では!?

星読みさんが語る”風の時代”では、2025年もかなり変動が大きい可能性を示唆している。なんとなく、気象的にもリンクする話に思えてくる。
今年は夏前にエルニーニョが終わり、秋にはラニーニャだと発表されていた。ラニーニャでは、夏は猛暑、冬は大寒となることが多い。
数年前のラニーニャの時期は、日本海側に大雪が降り積もり、除雪作業が大変とニュースを賑わせていた。
能登半島では、地震、洪水と自然災害が立て続けで、この冬に大雪に見舞われたら…気象庁の予報で分かり次第アナウンスがあると思うので、推測で語ってはいけないとは思うけれど、早めの防寒対策は必至だと思う。

AMOCが停止すると、北極付近の欧州、北米では大寒波となる可能性が指摘されている。また、北米の一部地域、アフリカのサヘル地域では干ばつが発生しやすくなる予測、アマゾンの熱帯雨林にも影響が及び、生態系に大きな影響を与える可能性もあるという。異常気象もますます増加しやすくなると言われている。

今年の夏は海氷面積が過去最低レベルに達する可能性が報告されているので、南極側から暖かい海水が北極側へと循環しなくなってしまうと、溶けた北極の海氷が寒波となり、北極圏で停滞。南極側もまた、冷たい海水が循環しなくなる故、海水温が上昇し、氷床融解が進む。南極の氷床が解けると、海面上昇が本格化すると言われているので、海辺の生活全体に影響が及ぶようになるかもしれない。

温暖化ガスが地球を厚く包み込んでいて、排出を目標通り削減できても、2030年までは気温上昇は続く見通しが発表されている。それも含めて、自然環境は今日も変化を続けていることを忘れてはならない。

猛暑が去って、朝晩の涼しさで思考も巡るようになってきたところで、2025年のAMOC停止の可能性の記事を見かけるという、偶然。これは偶然なのだろうか?ちなみに、それは2023年に書かれた記事。なぜ、昨年の記事が目に留まったんだろう?・・・秋の夜長、なんだか寝付けなくなってしまう偶然に見舞われた。

ともかく、最終的には、備えあれば憂いなし。
自然については、人は予報を元に対策はできても、抗うことはできないと悟る。気になったら、気付いたら、情報化社会に於いては自ら予報を確認、災害には防災に努めるしかない。

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