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AIはコミュニケーション
これから加速するかもしれない日本発AIワールド。
そのAIをどう活用するかはヒトの価値観次第ですが、AIがどう働いてくれるのかはヒトが与えるプロンプト(AIが学ぶ為に与えられる言語や回答精度を高める質問)次第
とか。AIを良きアシスタントとして言語のやり取りとなるコミュニケーションスキルについて興味が持てるヒトは、オープンAIワールドで働くチャンスがあるかもしれませんね。個人的には、これからAIの本格的な主戦場はアジアではないかと思います。楽観すると、主戦場というより"協調して拡張するAI経済圏"という感じ。第二言語は英語(母国語が第一言語)で、国境を超えて集う仲間が協調して合理的な効率を求めていくと、アジア経済圏はよいムードが訪れるかもしれない。新たなビジネスチャンスを掴めるかどうか、日本がリーダーシップを取るよい機会になればいいなと思います。
オープンAIがこれから日本を変えていく可能性について考えてみる。
ヒト同士では価値観の相違を埋めるためにとても時間がかかるし、場合によっては関係が破綻する。ホンダと日産がせっかく歩み寄っていたかと思いきや、関係解消のニュースが話題ですが、メディアを眺めている限り、お互いの問題意識の相違という本質的な溝が埋めきれなかったが故に問題が先送りされた様にも見えます。そういうヒトが持つ"感情""思考"によるエラー値は、今後、AIが解消していくと思うのです。AIは基本的に感情を持たないので、理解はできても感情に流されてしまうことがない。それよりも、問題が何か、解決するためのメソッドはどういうものか、そう言った情報や知識を与え、理解に繋がる質問と回答を繰り返していくことにより合理的な解答の精度が高められるのであれば、ヒトよりもミスマッチの解消をしやすくしていけるのではないかと、そんな可能性はありそうな気がします。
生物多様性の観点から言えば、さまざまな個性は守るべきコト。
でも、今、自然界における希少性の高い動植物は過半以上が絶滅危機に晒されている。原因の一つとして、人為的作為が多大に影響している"地球温暖化"が注目されて久しいですが、ヒトの行いを改めるだけでは最早、その速度を抑えることができるかどうか、といった状況で、その間にも環境に耐えられない生命は静かに姿を消していると言います。地球を取り巻く気象変動や、生きる為に必要な住まい、食、水が得られる土地をめぐり、ヒトだけではなく動植物全体の"生き残り"を賭けてサバイブすることを求められているような時代の変遷。そこに必要なのは、対立して争うより団結して知恵や能力をフル活用すること。特にアジアはまだ成長余地が高いと試算されていて、実際、地球上の人口の6−7割を占めています(アフリカ含)。産業革命から今に至る経済成長は豊かさを享受する反面、環境汚染や多大な温室効果ガス排出など悪影響も及ぼしてきたことが明るみになりつつあるので、これから生活水準を引き上げようとする国や地域の発展成長には、"これから生き残るために協力し合える"ことが存続のカギとなる。それって、なんとなく、風の時代のキーワードにも適っている様に思えます。
個人的な欲求を満たすことも必要ですが、全体を俯瞰して大きい変化を生み出す風が吹くのがこれから未来に訪れる。これまでの当たり前ではない、というのは、西洋の歴史に依らず、東洋の歴史が大きく動く時代の始まりかもしれません。互いを尊重し合えるAI(愛)あるコミュニケーションの可能性。興味深く、注意深く、先ずはその動きの様を見ていこうと思います。