環境問題は”諦めない”が合言葉。
今日は、WWF主催のオンラインイベント
”温暖化で地球に何が起きている?ーいま私たちにできることー”に参加しました。参加費無料。
お話しされるのは、気象予報士でありキャスターでもある井田寛子さん、
東大未来ヴィジョン研究センターの江守正多さん、
そして、WWFジャパン自然保護室の羽賀秋彦さん。
先ず、気象予報士の井田さんより、温暖化が進んでいる現状の報告、次に、江守教授による”地球温暖化メカニズムと将来の予測”最後に、主催者でもある羽賀さんより、WWFの取組みのご説明。そして、それぞれに”いま、私たちにできること”についてお話しいただきました。個人的には、関心のモチベーションを保つための参加でした。
温暖化がピークを越えた感はなく、データとしてはむしろ温暖化が加速していることは、開催前に国連が発表していた通り。今回のイベントでは2014年に想定していた2050年の気象予測が、既に今年(たった10年の間に)起きていたことが報告されていました。視聴者からは「ティッピングポイントは超えてないですか?」と質問も。
気象環境に対するティッピングポイントをAIに質問すると、なかなか微妙な回答が返ってきますが、例えば正確に数字でここです!と決めるのは難しいと思います。考え方として、超えたか超えていないか?を基準に行動してしまうと、為すすべが無くなってしまうわけで、最終的に気象問題は”諦めない”ことが大事、といたくシンプルな結論に。日々、コツコツと自分に取り組む指標としては、国連が掲げる””ACTNow 10の行動”がシンプルにまとまっているので、ご参考までの紹介をいただきました。既に取り組んでいることではありますが、社会に浸透していない可能性はありそうです。
驚きなことに、政治家からは「気象問題では票が取れない」、メディアに至っては「視聴率が取れない」という判断で、あまり公では取り上げられていない気象変動問題。よく言われているのは、貧困層ほど気象変動のダメージを受けやすいということ。情報も行き届かず、ただ、天候不順や自然災害に悩まされてゆく(しかも原因は先進国をはじめとする経済的優位にある人の生活によって起きている)メカニズム。
関心ある人ができることのひとつとして”声を上げる”というアクションがあります。日常的に身近な人とその話をしているとかえってストレスになってしまったり(根詰め過ぎて疲れる)することもあり、解決までは時間がかかることでもあるので、日々、コツコツできることを地味に続けるしかないですが、時々、モチベーションを上げるために環境イベントに足を運んだり、地域のボランティア活動に参加してみるのもよいかも、と思いました。
現在、開催されているCOP29。開催中の内容も今のところメディアで取り上げられている内容を見かけません。国立環境研究所のサイトでもレポートなどの欄はまだ”準備中”。
とにかく、諦めない。
気象変動の実態を知り、できることをし続ける。
そして、明るい話題に目を向ける。
以上、環境問題で“いま、私たちができること”でした。
(これって、人生にも言えること!)