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ミッドライフクライシス…エリクソンの理論通りな自分

40代前半で3歳児の子育て+フルタイム勤務+ミッドライフクライシス真っ只中です。2024年は転職活動したり、会社員辞めようと思ったり、中年期の危機を存分にもがいてきました。
この年末、40歳前後を題材にした本を読んだので、エリクソンの理論通りに生きてる自分に気づきました。そんな自分の今の考えについて思ったことを書いてみます。

読んだ本

『パーティーが終わって、中年が始まる』

読んだ第一印象は「さみしい」。20代30代とは感じ方が変わってしまった…という切なさや老いを感じて共感しました。私は未就学児の子育てとフルタイム勤務で時間的余裕がないから何事にも興味が失せたのかと思っていましたが、それだけではないんだなと思えました。

『40歳で何者にもなれなかったぼくらはどう生きるか』

私がnoteを書きながら折に触れて引用した本。やっと購入して読みました。

現在の40代がハズレクジを引いている世代ですが、死ぬ時に楽しかったと思える人生を送るには、どう生きたらいいかという提案まで書いてあります。

実際に本を読んで印象に残ったのはエリクソンの発達段階。40代は「壮年期」という発達段階でGenerativity(世代性)という、次の世代に自分の知見を教えていくという課題があるというところ。まずは自分の大切しているものを大事にして、半径3メートル以内の人を幸せにしようと思えばいい。

エリクソンの発達段階「壮年期」の課題

「壮年期」の説明が聞いて、今の自分にどハマりしていると思ったので調べてみました。

「成人期」から「壮年期」への移行

40歳は成人期(20~40歳頃)と壮年期(40~65歳頃)の移行期。
・成人期では、職場や家庭で役割を担い、責任を負うようになる。深い人間関係を築く。
・壮年期では、次世代を育てるための指導や知識・技術の伝達が重要になる。個人の成長と社会への貢献のバランスを取ることが重要。

「自由になりたい」気持ちと発達課題の関係

「会社員やめたい」と思った自分。発達課題であるGenerativityによる期待と責任により、「自由になりたい」気持ちが発生するよう。

Perplexityで調べてもらったら、こんな心理的背景から発生するそうです。
1. 停滞感からの脱却
 日常の責任や義務に縛られ、個人的成長が停滞していると感じる
2. 新たな可能性の探求
 これまでとは異なる生き方や経験への憧れ
3. 自己再定義の欲求
 社会的役割や期待に縛られない、真の自己を見出したい思い
4. ストレスや負担からの解放
 仕事や家庭での責任から一時的に逃れたい気持ち

私の場合は、1と2と3。会社で役職が上がらず停滞感があり、個人事業主という働き方に興味があります。そして、自分のやりたいことを自分で選ぶ環境に身を置いてみたいという考え。

自分の発達課題への取り組み

現在の会社で1on1をして、後輩メンバーの話を聞いています。そこでアドバイスもしていて、このやりとりが楽しいと感じています。このような対人支援を本業にしたいと思っています。

まさにGenerativityの「次世代へのケア」をして、発達課題に取り組んでいたのかと思いました。

そして、私の「会社員やめたい」と思ったのは異常ではなく、令和の時代では正常なんだと思いました。

最近の自分の思考が変化したことを自分でも戸惑って受け止めていました。子育てで価値観が変わったのか?と解釈しようとしていましたが、理論で説明されたことで安心したのも事実。

最近、現在の会社を辞める時にどんな理由を伝えようか考えてしまいます。昭和のキャリア感にうまく適用した人たちが上司です。今の会社では副業を認めず、その会社に留まるのもリスクに感じています。転職なら説明が簡単ですが、会社員自体を辞めるとなると理解されなさそうです。
まぁ、今気にするのはそこではなく、自分が何を大切にしたいかなので、辞める時にはChatGPTと一緒に考えてみようと思います。

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