40代で管理職への打席に立てないことを受け入れたら、やりたいことが出てきた
40代ワーママです。現在リーダーとして働いています。昨年の管理職試験に挑んで不合格となり、今年こそは!と思ってそれなりに準備してきました。しかし、今年は管理職試験すら受けられないことを告げられました。悲しいです。しかし、翌日には吹っ切れてやりたことがいろいろ出てきて、「私、管理職になりたいと思っていなかった!」と気づきました。自分軸を捉えて、次の1年どう過ごすか見えてきた気がしたので書き留めてみます。
今年の管理職試験
準備してたこと
管理職試験にプレゼンがあるので、プレゼンに関わる内容の準備や勉強はもちろんですが、ワーママはそれ以外も準備が必要です。
昨年の管理職試験は受けられないと思ってて、のほほんとしてたら受験できることになり、11~12月に急ピッチで用意をしました。業務時間中だけでは時間が足りず、土日に子供を夫に預けたり、ベビーシッターさんをお願いしたりして、家族も巻き込んで労力を注ぎ込んでいました。受けると思わなかったので、不要不急な講座にも申し込んだりもしていて、その調整にも追われました。
この状況が大変だったので、やりたいな〜と思ってもやならいようにしたり、自治体の土日の一時保育を発見して子供を慣れさせたり、11〜12月に時間を確保しやすいように調整をしてきました。
受験対象者じゃないことを告げられた直後の気持ち
率直に悲しかったです。40歳を過ぎて管理職になるための打席にも立てなくなり、この後会社員人生をどう過ごそうかと思いました。
そして、1年かけてスケジュール調整してきたことが水の泡となり、家族も巻き込んだことなので、こちらの方の落胆が自分としては大きく感じてきました。管理職試験、会社に振り回されている…まともに向き合おうとした自分がアホらしい。
思い出される過去の似た経験
大学生の時のカフェバイトで2ヶ月に1回、時給が上がるか考課がなされていました。
1回目:今月は上がりたい!と意気込んで臨み、声が小さいと理由で不合格。
2回目:1回目でこんなに頑張ってダメならもうダメだと諦めて2ヶ月過ごしていたので、もちろん不合格。
3回目:吹っ切れて、自分が思う接客をしようとしていたら、頑張った感じもなく合格。
今回の件は、この1回目の時の気持ちに似ていました。来年の管理職試験を、バイトの考課2回目の気持ちで受けるのは避けたいです。3回目の気持ちに移るには?と考えました。
自分にとっては「評価される」ことを意識しない、ということだと思い至りました。「評価される」って嫌です。「評価される」と思うと、それが目的になって視野が狭くなってしまい、結果としてパフォーマンスも伸びないのでしょう。
私にとっての管理職試験って何だったの?
管理職試験を目的にしないと考えた時、思い出したことがありました。
私はいつまでも「会社員」でいられると思っていません。今後は何かしらフリーランスのような働き方が求められると考えています。そのとき経験値として「管理職」カードがあるといいな〜と思って、今年は管理職試験を受けようとしていたことを。
つまり、私にとって管理職試験は手段であったはずなのに、いつしか目的にすり替わって、この1年過ごしていました。
管理職試験がないなら〜で出てくるやりたいこと
いろいろ考えても、今年は管理職試験を受けられない、そして私の人生のその先を見てみると今やっておきたいことがいろいろ出てきました。
・大学生向けの社会人メンター
・起業の知識習得
・会社に申請が要らない程度の副業
・読書(読む本を変える)
など
いろいろ出てきて、申し込みの時期などを調べていくと、これらをやっていくためにガントチャートとスキルマップが欲しい!と思ってきました。なんだこのやる気(笑)。育休復帰後に仕事では感じたことのない内側からのエネルギーです。
会社員として気をつけること
本業以外でやる気が盛り上がる一方、本業のほうは気持ちが白けるばかり。
今の本業のビジネスモデルに将来性を感じていません。しかし、この先10年くらいのライスワークとしては使える環境だし、転職したい感じではないので、このまま会社に残るつもりです。
そして、自分の力不足は認めつつも、それだけでなく管理職試験への推薦を認められにくい環境にいたのではないか、というモヤモヤも払拭しきれませんでした。
課長からのネガティブなレッテル
そこで自分の中で出てきたモヤモヤの要因の1つとして、課長からのネガティブなレッテルがあります。課長から「行動力に課題あり」というレッテルを貼られて、課長からそれを肯定するような行動・言動を取られて、私もそうなってしまうやつ。
今回の管理職試験では、行動力が他候補者より見劣りするということで見送りになりました。取引先との定例会で具体的なアクションを準備しなかったことを2~3ヶ月経ってから「やって欲しかった」とフィードバックされました。そういうことが何度かあります。その場でのテコ入れをしてくれないのです。(私がテコ入れに気づいていない可能性もありますが。。)
今の私の上長である課長は前科があって、昨年今年とネガティブなレッテルを部下(社歴1~2年目)に当てつけて、部下を潰しかけて私がフォローに入るという構図を作った人です。おそらく課長本人は無自覚。
まさか、私もつぶされる側になると思っていなかった…でも可能性は多いにあります。とりあえず、可能性に気づけただけでも良かったです。
次の1年どう過ごすか
1年後に管理職試験を受けるかどうか気にせず、今やりたいと思ったことをやろうと思っています。行動力に課題があることは受け入れられてきているので、コンフォートゾーンから抜け出して行くような行動を意識的にとっていこうと思います。
そして1年ほど前、管理職試験を受けられないと思っていた頃に書いたnoteを思い出しました。まず評価を気にせずにやりたいことをやっている「おばちゃん」になろうと思います。この「おばちゃん」になることで、上司からのネガティブなレッテルの影響も軽減できるのではないかと思っています。
もし、管理職試験を受ける機会が得られるなら受けます。「管理職」カードが得られるなら、それはもらっておきたいのは変わりません。その時に、「おばちゃん」として行動した経験から得た企画構想力やプレゼン力が功を奏してくれたら嬉しいなと思っています。