わたしの、東京。
この写真を撮影した時、
初めて上京した18才の時の自分について
カメラマンさんと話してた。
高校3年生の時から、
モデルのオーディションを受けるために、
両親の協力を得て度々仙台から上京してた。
大学入学と同時に、
様々な決意を宿して、この街にやって来た。
あれから長い年月が経ち、
傷だらけになって地元に戻って、
その傷と辛抱強く向き合って、
そして今、私は再び東京で生きることを選んだ。
これからまた、この街で
いろんな思いを味わうのだろう。
雑踏が、妙に私を落ち着ける。
キレイゴトだけでは語れない街。
孤独を享受しながら、
弱気な自分を振り払うかのように
顔を上げて励むことしか出来ない日々。
ふがいない自分のまま、
ここで生きてみる。
2021年5月11日 / 撮影:Daiki Hayakawa
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