【by恐竜オタク】オダイバ恐竜博覧会2024_トロオドンに感じたドラマ
会場でよみがえるトロオドン
嗚呼、寒気がする、肌が震える。
十分と言えるほどの瘧がついている、この文字を打つ画面が揺れる。
その訳を蓑に、少しだけお伝えさせてはくれぬか、
きっと学術的な配慮なのか?
その裏に一種のドラマ_______があるかもしれないからだ。
そう、お台場恐竜展にて展示されていた「トロオドン」についてである。
トロオドンはREQ(Reptile Encephalization Quotient)(脳化指数)が恐竜の平均よりも高く、所謂「頭の良い賢い恐竜」として形容される。約6.06、同じ基準にならせばイルカとほぼ同等とのこと。
まあそうはいっても、大脳の発達具合によっても「賢さ」は変わるので、REQが高いからと言って単純に唱えられるものではない。大脳、もっと言えば大脳皮質のニューロン密度からのアプローチもあるため、慎重さは伴う。
嗚呼、違う違う、今日は脳の話をしたいのではない。
あくまで「シノニム」の話をしたいのである。
シノニム(同物異名)とは?
シノニムは日本語に直すと同物異名(どうぶついみょう)。
同じ動物に2つ以上の異なる名前がつけられたことがあとでわかった場合には、先につけられた名前が優先されるというルールである。
有名なシノニム発生例の一つに「アパトサウルス」がある。
皆は「ブロントサウルス」という名を耳にしたことはないだろうか。
福井県立恐竜博物館の公式HPにて素晴らしい説明があった。
下記引用である。
たまらん。
たまらぬ。
紹介したということはトロオドンにもシノニムがあるのだ。
ただそれだけでは、私はこのnoteをしたためはせぬ。
そう、トロオドンはシノニムでありながら「疑問名」の方なのだ。
先ほど出した例でいう「ブロントサウルス」側である。
大きさを考えるとオダイバ恐竜博覧会に展示されていたのは
ラテニヴェナトリクスではなく、
ステノニコサウルス・イネスアリスであろう。
さあここで、新たな観察が生まれる。
オダイバ恐竜博覧会では、ほぼすべてにおいて学名記載があったものの
そういえば「トロオドン」のキャプションにはなかったのだ。
恐竜博の「トロオドン」が「トロオドン」と考えるならば、
キャプションには「トロオドン・フォルモスス」になるはずである。
ここからわたしは一種のドラマ_______を
想起せざるを得なかった。
一枚のキャプションから、
そう想起せざるを得ないわたしであった。
隣がマイアサウラ復元のロボットだったせいか、
会場ではトロオドンが比較的流し見されていた。
なんと勿体のうことか……
訪れた際にはトロオドンの前でぜひ立ち止まってほしい。
恐竜の知識は、点と点が線となった時に
並外れた面白さを発揮するから……。
開催はフジテレビ本社屋で5月6日(月・祝)まで。
この感動を、見逃すな。
オダイバ恐竜博覧会の開催概要
ちいさな追伸
わたし、身長155cmで体重48㎏だからトロオドンの平均と合致するの。
だから私のことはトロオドン・フォルモススだと思ってほしいな💝
ではこれまで。
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