台湾■台北のインターナショナルスクール■代表的な学校は?願書~合格発表のタイミングは?
これから、子供を伴って台湾に移住される方に向けて、台北のメジャーなインターナショナルスクール2校の概要を、我が家の経験に基づいてご紹介します。
*注:2024年2月時点での調査に基づく情報です。
台湾のインター事情
台湾のインターナショナルは非常に人気で、子供をインターナショナルスクールに入れたい現地の保護者のための塾もあるそうです。
そのため、毎年、定員より多くの入学希望があり、長いウェイティングリストができているそうです。
夫が台湾異動の辞令を会社から受け取ったのが1月末だったので、出願はバタバタでした。後にご紹介します志望動機などの英作文が必要ですので、ご自身の英語力も鑑みて、時間に余裕を持って早めに準備をするようにしましょう。
代表的なインターナショナルスクール
比較的有名で規模の大きいスクールは以下の通りです。(他にもたくさんありますが、規模的には小さめになります。)
アメリカのカリキュラムに沿った教育が受けられます。士林地区の天母(Tianmu)という、外国人居住区の中心に位置しています。明徳(Mingde)という地下鉄駅から1.6kmほどです。
プリスクールからハイスクールまでが一つのキャンパスに入っているので、とにかく人が多い。ランチタイムのカフェテリアは非常に賑やか。
大まかなタイミング
2月から願書受付スタート
3月中に大半の生徒に合格通知
空き状況を見ながら、5月までに全員に合格通知
スクールイヤーは、8月上旬から6月頭まで
一日のざっくりスケジュール
08:00 授業スタート(学年によって、7:45-08:05の間で変動)
14:40 授業終了
14:45-15:35 クラブ活動1
15:45-16:40 クラブ活動2
Taipei European School (Primary Campus, Secondary Campus)
British, German, Frenchの3コースがあり、それぞれの国のカリキュラムに沿って、本国と同じ教育が受けられるようになっています。
キャンパスは2箇所あり、どちらも士林地区内ですが、地下鉄駅のすぐ近くと、駅から遠い閑静な場所にあります。2024年現在、幼稚園〜小学校までがPrimary Campus、それ以降はSecondary Campusとなっていますが、数年後には新校舎が建ち、Middle SchoolがPrimary Campusに移転するようです。
大まかなタイミング
2月から願書受付スタート
4月中に大半の生徒に合格通知
空き状況を見ながら、5月までに全員に合格通知
スクールイヤーは、8月下旬から6月下旬まで
一日のざっくりスケジュール
07:30 開門
08:00 授業スタート
15:00 授業終了
15:15 クラブ活動(土曜日午前中も)
Dominican International School (Map)
ドミニカのカリキュラムに沿った教育が受けられる、カトリック系の学校です。台北中心部にあり、広大な敷地に良い施設が提供されています。
願書出願の時期
ほとんどのインターナショナルスクールは、母国の学校システムと同じ構成になっていると思います。我が家が調べた欧米系の上記インターナショナルスクールはいずれも8月中旬から新年度(スクールイヤー)が始まります。
入学願書受付はその約半年前から始まり、2月スタートとなっています。早くない?と思われるかもしれませんが、6月中旬~8月中旬が夏休みであることを考えると、妥当なリードタイムと言えるでしょう。
願書自体は通年で学校のホームページに掲載されていますし、入試担当のメールアドレスも掲載されていますので、事前にコンタクトを取ったり、願書の下書きを始めたりと、動けるところから動くことをおすすめします。
途中入学も可能だけど難しい
1-2学期までくらいなら、途中からの入学も受け入れているようです。3学期からの入学は実施しておらず、次のスクールイヤーからの入学のために願書を出して通過する必要があります。
また、途中入学の制度自体はあっても、冒頭で申し上げたように、入学希望者の長い行列ができているので、現実的には難しいようです。
入学の意思表明
結論から言うと、我が家の娘は、TASとTESに願書を出して受験をし、両方とも合格しました。日本の大学と同様に、各学校の合格席を確保するためには、入学意思表明をする必要があります。TASの場合、これが入学金の形で発生します。各校の合格通知から意思表明までのスケジュールは以下のとおりでした:
・3/27 TASの合格通知 → 4/8までにNT$50,000を支払う
・4/11 TESの合格通知 → 4/18までにAgreementに署名してメールで返送(入学金の振込はもう少し後)
我が家の場合はTESが第一志望だったので、結果としては、TASに入学金を支払って席を確保しましたが、その後、TESへの入学を決めて断りました。もったいないですが、娘のため、致し方なしです。。。
TASの入学金の振込
TASへの送金ですが、日本国内からの送金はハードルが高かったので、ご注意ください。送金には以下のような方法がありました。
現金を学校に持って行って支払う(台湾ドルのみ)
これができれば確実!
チェックを送る
台湾国内の銀行口座から、TASの台湾口座へ送金
アメリカ又は各国の銀行口座から、TASのアメリカ口座へ送金
我が家はアメリカの銀行口座を持っていたのでこの方法で、アメリカの銀行→アメリカの銀行の送金をしました。
日本の銀行からの場合、外国送金の申し込みをして、数日後にセットアップ完了してからの振込なので、リードタイムが長いので注意!
台湾国内のATMから振り込む
CTBC銀行のホームページから、クレジットカードで支払う →エラーなどが出なければこれが一番簡単かも
まとめ
引っ越しの可能性が出てきた時点での、早めの行動が勝利のカギ
願書は英作文を含み、面接でも似たような質問をされるため、入念な準備が必要
合格通知が来たら、一週間以内に求められたアクションをすること。送金が絡む場合は即アクションを!