凛とした女性がつくった「美容トマト」
茨城県水戸市のdropfarm(ドロップファーム)の三浦綾佳社長にお会いする機会に恵まれました。dropfarmさんは、アイメック農法という水耕栽培技術で作ったミニトマトを「美容トマト」というブランド名で販売し、三越銀座など高級店で販売されています。えぐみのない甘さが特徴のフルーツトマトです。
私の前職・日本農業新聞でも記事で登場されていて、一方的にご活躍は存じ上げておりまして、那珂市地域おこし協力隊として茨城県民になったので「いつかお会いしたい‼」と思っておりましたが、まさか4月1日に着任して4カ月弱で願いが実現するなんて!嬉しかったです。
三浦さんは平成元年生まれの凛とした素敵な女性でした。市役所の方が進めているプロジェクトの打ち合わせに同行させていただいたので、多くを質問することはできませんでしたが、心に響いた言葉がありました。(お誘いいただいたこちらもまた素敵な女性には感謝しております。幸せなひと時でした)
それは「共感力」。三浦さんは広告代理店からの農業への転身だったので、PRのプロとして「クリエイティブな農業」を実践されています。新型コロナウイルスの影響で三越銀座が1カ月お休みに。もちろんそれに合わせてトマトは生育をやめることができませんので、三浦さんが実践されたのは、SNSで現状を素直に伝えること。詳しくは同社のInstagram(@dropfarm)4月9日以降をご覧ください(三浦さん、勝手にdropfarmさんのPRさせていただいております笑)
私が今いる茨城県那珂市(なかし)では、新型コロナウイルスの影響で出荷先がなくなった農産物などを集めて販売する「ドライブスルーマルシェ」を4月から毎月1回開いてしておりまして、私はそのPRや企画・運営をお手伝いせていただいております。PRツールは緊急的に開設した公式Instagramでの丁寧な情報発信。(Instagramでのビジネスアカウント開設はまだ2件目で、不慣れだったので東京PRのプロ仲間にいろんなアドバイスを受けました。いろんな方の支えで生かされている日々を実感中‼)
手探りで那珂市の農家さんたちと始めたイベントですので、不慣れな点もたくさんあり、正直つまずくことも多いです。でもそれを素直にInstagramで発信することでフォロワーさん(お客様)も、那珂市の農業のことを「理解」して「共感」してくださいます。Instagram(@drivethrough_marhe)のコメントやDMでは、いつも温かいお言葉をいただいております。フォロワーさんたちとの心の通ったコミュニケーションが私のエネルギーになっています。
個人的にもコロナ渦におけるSNSやオンラインツールを使った情報発信についてこの3カ月間研究しておりまして、研究成果を那珂市役所の協力隊関係者にプレゼンさせていただく機会がありました。そのときにも「キーワードは“共感力”です」とお伝えしました。ということで、僭越ながらも三浦さんと同じ考えを持って活動していたことにとっても感動しまして、つらつらと「共感力」について書かせていただきました。
刻一刻と変わるコロナ渦で、1カ月前にイベントを告知することはもはやできなくなりました。明日の日本や世界がどうなるのか分からない現状ですので、今この瞬間に自分にできることを精一杯、「実践」していきたいですね。
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