ADHD児の子育て|海外留学が選択肢に入った理由
こんにちは。
小3のADHD男児を子育て中のしおりです。
今、マレーシア&シンガポールへの10泊12日の家族旅行の真っただ中。マレーシアのクアラルンプールにあるAirbnbのキッチンからこのnoteを書いています。
学校が休みではない今の時期に、マレーシアに家族で来ているのには訳があります。最近よく聞く、マレーシアにあるインターナショナルスクールの学校見学をするために、家族でマレーシアに着ました。まだ具体的なプランは一切ありませんが、『知らなければ何も判断できない!』と思い、まずは家族で学校見学に来てみました。
ADHD児の子育てで悩んでいる方、今のままの子育てで良いのかなと感じている方、ここにも悩んでいる人がいるよ!(←私)というのが、少しでも参考になれば嬉しいです^^
今日は、我が家が、海外の学校への進学を選択肢に入れた理由を3つお話させてください。
理由①|投薬量
4~5歳の頃、ADHDと診断された息子。小学校1年生の2学期頃から、ADHDの症状を和らげる薬を服用しています。
薬を服用するにあたっては、メリット・デメリットを考え、本当に悩みました。ネットを見ると服用したデメリットに関する記事もたくさんあり、『本当に、服用するという選択をして良いのだろうか?』と何度も悩みました。
しかし、親の不安・親の心配などを優先して服用しないよりも、彼が薬の力を借りて、症状を抑え、学業に落ち着いて向かえたり、友達との人間関係を築けたり、この時にしか出来ない成功体験をたくさん積み上げた方が、彼の今後の人生にとって、ベネフィットが大きいと判断して、服薬を開始しました。
しかし、年齢が上がるにつれ、体の成長なのか、環境の変化なのか、今までの服薬量では症状が抑えきれず、段々と薬の種類や量が増えていきました。(増えた理由としては、学校の先生から、今の服薬量では落ち着いて生活できないから、ドクターと相談してほしいという申し出があり、ドクターと相談して決定)
ただこれにはすごく疑問が残っていて...。
本当に必要であれば、服薬せざるを得ないですが、本当に服薬量を増やすのが唯一の道なのか? 他にやり方は無いのか? 服薬以外のアプローチでもっと彼にとって良い環境を作ることができないのか?と思ったのが始まりです。
私自身はADHDと診断されたことはありませんが、私と瓜二つな正確な息子。ADHD気質と思われる私は、高校卒業後にカナダへ留学。日本から離れて生活したことで、大変なことも多かったけれど、生きやすさを感じたのも事実。そこで、学ぶ環境を海外へ移すという選択肢が浮かんできました。
理由②|マーケットの縮小
私は経済学者でも何でもなく、田舎に住むただの主婦なのですが、子供が大きくなる頃の日本を考えた時に、国内の色んなマーケットが縮小することを懸念しました。
日本の人口は、ご存じの通り、どんどんと減っています。人口が減るという事は、国内のマーケットが縮小していくことに比例するのかなーと、素人なりに感じています。マーケットとは、消費・雇用・様々な機会を、ここでは指します。
2019年に、北欧のデンマークへ行きました。デンマークは小さな国で、人口もそこまで多くない国です。デンマーク在住歴の長い日本人女性コーディネーターの方にアテンドしていただき観光したのですが、デンマークの昼間のテレビ番組は、言語が英語の番組がほどんどとのこと。多くの人が働いている時間帯のテレビ番組は、見る人も少なく、テレビ局も予算を投じてデンマーク語の番組を作らない。アメリカなど、海外のテレビ局で放送された番組を購入し、放送していると話していました。
そして、クリスマスも、日本だと比較的毎年、クリスマス商戦と称し、新しいおもちゃが新発売される。しかしデンマークは、毎年同じようなおもちゃがクリスマスに販売される、とお話しくださいました。
更に、国内のマーケットが小さいので(人口が多い国ではないので)、国外のマーケットを意識せざるを得ない。だからこそ、多くのデンマーク人は、英語などの第二か国語を話す、ともお話しくださいました。
私自身、経済とかは全く分からないずぶの素人ですが、これって人口が減少していく日本にも言える事なのかも、と思いました。もちろんまだまだ日本は、人口が多い国ですし、GDPなどが下がっているとはいえまだパワーのある国なのだと思います。
しかし、子供が大きくなる10年後、15年後。今よりもより一層人口が減り、海外からの人の流入が増えた頃。その頃に、『この学校しか選べない』『この仕事しか選べない』『この国にしか住めない』ではなく、『あの国でも学べる』『あの国でも働ける』『あの仕事もできる』など、選択肢が息子の手の中に多く合ったらいいなと思っています。
親がいくら機会を作っても、やるもやらぬも本人次第。ですが親としては、彼が独立するまでは、色んな世界を見せたり、選択肢を伝えたり、いろんな環境に触れる機会を作りたいなと思ったのも、マレーシア旅にきた理由の一つです。
理由③|多様性の社会を生きる力
昨今、東京や大阪へ行くと特に、コンビニの店員さんがか外国人さんなこと、多くないですか?また、先日宿泊した大阪のホテルも、マレーシアにくる前に宿泊した成田のホテルも、フロントで働く方は、流暢に日本語を話す海外の方々でした。
そんな様子や、理由②のマーケットの縮小からも、今後どんどんと日本で働く外国人が増えたり、海外で働く日本人も増えていくんだろうなと思っています、そうした時に、自分の気持ちや意見を伝えたり、相手が伝えたい事をくみ取ったりする、言語能力ってあるに越したことは無い。そして、それに加えて、強く感じるのは、『物怖じしない姿勢』『対等に対峙できるマインド』の大切さ。
私自身、18歳で単身カナダへ。ほんの2年ほどしか現地にはいなかったけれど、あの経験と少しの英語力があるから、今でも一人で海外へ出かけたり、物怖じせずに現地の人に話しかけていける。言語力と物怖じしずらいマインドのおかげで、世界がぐっと近くなり、世界を楽しむスキルがグッと上がったと思っています。これらがあると無いとでは、享受できるメリットが違い過ぎると思っています(笑) だから親のエゴを承知の上で、最低限の英語力と国際経験は、マストで身につけて欲しい。九九と一緒(笑)
最後に
子育てはずぶの素人で、何が正解なのかも分からないし、正解があるのかも分かりません。ただ、子供も自分も、今を楽しむことも大事だし、そして未来の自分たちの手の中に、選択肢をプレゼントできる様に、流されずに今を生きていきたいなーと思うこの頃です。
少しでも参考になれば嬉しいです。最後まで読んでくれてありがとう!
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