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コーヒー販売者必見!シーズン商品で売上を伸ばす

こんにちは!ネットショップ限定でカフェインレスコーヒー専門店を運営しているしおりです。約3年間、自家焙煎のカフェインレスコーヒーを販売しており、季節ごとにブレンドを変える「季節限定デカフェ」をこの1年間試してみました。今日はその取り組みを振り返り、感じたことや改善点をお話ししていきます。

※今回の記事はコーヒーの味や焙煎については言及しておりません。パッケージや販売戦略について記事にしています。


季節限定デカフェとは

季節限定をはじめたきっかけ

街のコーヒー屋さんでクリスマスブレンドのコーヒー豆を見かけたことがきっかけです。デカフェであっても季節感のある商品を楽しんだっていいじゃないか!と思い、当店でもはじめることにしました。

また、営業戦略的な話にはなりますが、SEO対策も意識しました。商品名や説明文に「バレンタインコーヒー」や「クリスマスカフェインレス」など、季節やイベントに関連する名前を使うことで、特定のキーワードで検索された際に商品ページが上位に表示されやすくなる集客効果も狙っています。

季節限定デカフェのラインナップ

2ヶ月間限定で販売している、季節限定デカフェのラインナップを簡単にご紹介します。

  • 1月~2月: ショコラブレンド

  • 3月~4月: はるのかぜブレンド

  • 5月~6月: あじさいブレンド

  • 7月~8月: サマーブレンド

  • 9月~10月: ハロウィンブレンド

  • 11月~12月: クリスマスブレンド

このシリーズを展開した結果、全体の売り上げは前年比でほぼ倍増!さらに、季節限定商品が全体の売り上げの約3分の1を占めるなど、大きな成果が得られました。特に、1個から購入可能なプラットフォームでの人気が顕著で、季節商品がほぼ完売することもありました。

季節ごとの売れ行きと傾向

一番人気だったのはクリスマスブレンドです!次いでショコラブレンドとはるのかぜブレンドが売れ行き好調でした。
一方、課題が多かったのはあじさいブレンド、サマーブレンド、ハロウィンブレンドでした。以下、それぞれの特徴と反省点を詳しくまとめます。


◎売れ行き好調だった3種類

1. クリスマスブレンド
「クリスマス」
というイベントのわくわく感がよかったようで、リリースした日のうちに複数のリピーター様から購入していただきました。さらに、クリスマスに適したパッケージデザインが高評価でした。

2. ショコラブレンド
バレンタインにぴったりのテーマとチョコレートを意識した香りがリピーターを獲得しました。チョコレートとコーヒーは客観的にみても相性も抜群なので、ペアリングするイメージも湧きやすかったように思えます!

3. はるのかぜブレンド
桜とミモザの人気デザインが「映える」と好評。トレンドとの親和性が強かった点が成功の鍵でした。


△改善が必要だった3種類の課題

1. ハロウィンブレンド
反省点
: パッケージがハロウィンらしさを十分に伝えられず、写真も秋の一般的なイメージに留まってしまいました。
改善案: 紫とオレンジの強いコントラストを活かしたデザインや、かぼちゃを主役にした商品写真に変更予定。

パッとみた印象でハロウィン感が弱い

2. あじさいブレンド
反省点
: 梅雨時期でホットコーヒーの需要が減少。季節感を押し出しすぎた点が裏目に出た可能性があります。
改善案: アイスコーヒー用の商品や、水出しコーヒー専用ブレンドなど、用途に合わせた商品設計を検討します。

紫陽花とコーヒーがミスマッチ??

3. サマーブレンド
反省点
: 夏はコーヒー需要が低下するため、売上が伸び悩む傾向があります。「サマー」というワードだけでは商品の特徴が明確でなかった?
改善案: サマーブレンドは大きく路線変更し、アイスコーヒー専用の新商品として展開する予定です。

アイスブレンドと水出しコーヒーの方が人気でした…

季節限定デカフェの魅力と今後の展望

1年間季節限定デカフェを販売してみて感じた最大のメリットは、「注文が集中することでロスが減る」点と、「お客様にわくわく感を提供できる」点でした。

ただし、季節やイベントに合ったテーマ選びや、時流に沿ったデザイン・コンセプトが重要だと実感しました。今後はパッケージや商品構成に一層工夫を凝らし、リニューアルを進めていきます。

ギフト用も季節を意識しています

シーズン商品の展開を考えている方へ

  1. 人気イベントに合わせた商品展開がおすすめ
    初めから1年ぶっ通しではなく、クリスマスやバレンタインなど、消費意欲が高まる時期を狙って取り入れるのが効率的です。

  2. テーマを明確にし、わかりやすいパッケージを心がける
    とくにネット販売では、お客様は写真やデザインが目に留めてくれるかどうかに強く影響します。わたしは新規顧客の獲得に関しては、パッケージの第一印象が最重要と考えています。(味はリピートにつながる重要なポイントですが、まずは買ってもらえなければ飲んでもらえないので…)

  3. 季節感を取り入れつつトレンドを意識
    桜やチョコレートなど、時流に合ったデザインやペアリングの提案も効果的です。


まとめ

季節限定のコーヒーは売る側も季節や変化を感じるため、ともてワクワクします!ブレンドを作ったり、パッケージを考えたりとやることは増えてしまいますが、この記事が販売活動の参考になれば嬉しいです!

あなたのコーヒータイムがもっと楽しくなりますように♪

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