【ユニマイクロンジャパン株式会社】魅力に迫る。
「実は…
皆さんが日常で使用しているあらゆる物に、ユニマイクロンジャパンで製造した基板が使われています!」
日本が誇る大手カメラメーカーの一眼レフカメラに、
誰もが知っている世界的トップ企業のスマートフォンなどなど…
守秘義務の関係から取引先の企業名は出せないのですが、身近の様々な製品に、とある会社の電子部品が使われ、日本のみならず世界の産業発展を担っています。
今回は、日本の機械産業を縁の下から支える「ユニマイクロンジャパン株式会社」についてご紹介していきます。
そもそも基板とは?
「基板」と聞いて、電子機器のどこに使われているのかよく知らない方も多いはず… 私たちもその1人でした。
「基板」とは、「電子部品を実装するための板」のこと
(用語解説【基板】|日本デザイン株式会社 https://jsdkk.com/home/glossary/glossary-circuitboard/ より引用)
とネットでは記載されていますが、この説明だけではまだイメージに苦しむかもしれませんね…
では、下の写真をご覧ください!
掲載されている写真を見ると、「あ!見たことがある!」とピンと来た方もいるのではないでしょうか。
そうです、この緑の薄い板が「基板」と呼ばれる電子部品なのです。
この基板
の上から、抵抗器やコンデンサ、半導体などと呼ばれる様々な電子部品がはんだ付けされ、電子回路となったものが機械の中に組み込まれます。
そんな機械の心臓となる部分を担う、非常に重要な電子部品を開発から製造まで手掛けているのが「ユニマイクロンジャパン株式会社」なのです。
ここからは「ユニマイクロンジャパン株式会社」についてご紹介していきます。
ユニマイクロンジャパン株式会社について
ユニマイクロンジャパン株式会社は北海道の玄関口である千歳市の隣、恵庭市に工場を構え、1984年の創業開始時から基板の設計、製造、販売を行っています。
サッポロビール庭園駅から徒歩5分というアクセス良好な立地に本社を構え、従業員160名(2024年現在) が働いています。
親会社である「Unimicron (ユニマイクロン) 」は、台湾に本社を持っており、2023年には基板業界において売上世界第1位となった世界のトップメーカーです。
全世界に10か所以上の事業所を展開する大企業のグループ会社であり、機械化の進む今日においては必要不可欠な企業となっています。
実際に本社に行ってきました!
なんとこの度、ご縁あってユニマイクロンジャパン株式会社さんに実際に足を運ぶことが出来ました!
会社に到着したのは12時ごろ。ちょうどお昼時の時間帯です🕛
到着してまずはじめに案内された場所はなんと…
社内食堂でした!
こちらの社内食堂では400円とリーズナブルな価格で社食を食べられるのですが、社員の皆さんは社割により約250円で食べることができ、ご飯やお味噌汁等はおかわり自由。
さらに、昼食時間以外にも、夜間に勤務される方々のために夜間の時間にも営業していたり、働く方々が飽きないよう、日替わりメニューまで用意されています。
社員ファーストで、毎日通いたくなってしまうようなこちらの社内食堂ですが、やはりお昼時には多くの方が利用し、食堂には長蛇の列が出来ておりました。
社員の皆さんから愛されているということがよく分かります。
私たちも日替わり定食や蕎麦、カレーライスをいただき、お腹も心も満たさせていただところで…
これから実際に訪れて分かったことや働く方々の声をレポートしていきたいと思います!
(1)グローバルで国際色豊かな職場
ユニマイクロンジャパンでは、フィリピンやベトナム、中国など、海外実習生や特定技能実習生として来日される様々な国籍の方が在籍しています。
「言語の壁」に対して不安に思う方もいるかもしれませんが、海外出身の従業員の方も基本的に日本語を使って業務を行っているため、他の国の言語を知らなくても全く問題ありません。
様々な国籍の方々が在籍する非常にグローバルな企業のため、基板についての専門的な知識を身につけれるだけでなく、実習生とのコミュニケーションを通じて、仕事をしながら現地の文化や言語にも触れれることも、魅力の1つです。
また、これらの方の他に、日本以外のご出身で、社員としてユニマイクロンジャパンに就職した方もいらっしゃいます。
今回、台湾出身で事業部所属の郭(かく)さんにお話をお聞きすることが出来ました。
日本の文化や言語習得のため、大学卒業後から現在まで北海道で生活を送っている郭さん。
勤続年数5年目で、今では母国語の中国語・台湾語に加え日本語も流暢に話せてしまうそうです。
ユニマイクロンジャパンでは、日本企業のみならず、海外の企業から仕事を受ける場面もあるため、他国の言語を日本語に翻訳し直す必要がある場面があることも…
電子機器を扱う職場では、理系の方たちが活躍しているイメージがありますが、顧客も従業員も多国籍であるユニマイクロンジャパンでは、文系の語学力も非常に重宝されています。
台湾に本社を構えるユニマイクロンジャパンでは、台湾にある親会社の「Unimicron」と同じ機械を使用しているため、台湾語で書かれた取り扱い説明書を日本語に訳すことや、業務内でトラブルが発生した際には、ユニマイクロンジャパンを背負い、親会社の方とのコミュニケーションを図ることも多いそうです。
グローバルな企業である郭さんの語学力は会社にとって無くてはならないものであり、大変様々な場面で活かされているそうです。
🗣「グローバルな環境に興味はあるけど、海外で働くのは自信がない…」
🗣「文系出身で知識ゼロだけど、機械系には興味がある…でも職場で活躍できるか不安…」
従業員の3分の1が文系の学校をご卒業されており、就職してから基板について学び始めた方々ばかりです。
周りの従業員の皆様の手厚いサポートのもと、自分の興味・関心を諦めずに働くことができます!
(2)1から基板を作る達成感
冒頭でもお話ししましたが、ユニマイクロンジャパンでは、顧客からの要望を受けてから基板の開発・生産を行っています。
依頼する企業側も、軽量化や薄型化、高速化など、顧客のニーズに合わせて製品づくりを行なおうとするため、企画した製品の実現化のため、時には難題な依頼を基板会社にすることもあるそうです。
「常に『どうしたら難題を突破できるのか』というクリエイティブな思考を働かせ、顧客の作りたいものを基板で応えようと、日々奮闘している」と開発技術部の砂田さんがお話して下さりました。
開発から生産までを行うことは簡単なことではありませんが、顧客の要望を基板で叶えられることが、働くうえでのやりがいにつながっているそうです。
また、2人のお子さんを持つ開発技術部の杉村さんは、
「苦労して作った基板が製品となり、自分たちが作った基板が使用された製品をテレビで見かけたとき、『これ、パパが作ったんだよ』と子供達に自慢したくなるぐらいに誇らしく思う。」と話して下さりました。
私たちが普段使っている、あの製品にも、この製品にも、もしかするとユニマイクロンジャパンで作られた基板が使われているかもしれません。
誰もが知っている大手企業や、注目を浴びている製品を手がけることは責任感も伴いますが、責任重大な依頼を任せてもらえるほど、ユニマイクロンジャパンは基板界では信頼の厚い企業であると言えるでしょう。
最後に
「基板とは何か?」から始まった私たちでしたが、調べていけば行くほど、基板業界で働くことの面白さを実感しました。
今となっては、電子機器は日常生活を送る上で無くてはならない存在となっています。しかし、普段使っている上で基板はなかなか見ることが出来ないため、機械を動かす非常に大事な部品であるのにも関わらず、基板のことをよく知らない方も多いかと思います。
この機会に、基板について学ぶきっかけや、北海道が誇る基板メーカーの「ユニマイクロンジャパン株式会社」の魅力を知り、これからユニマイクロンジャパンの一員となり、未来の世界の産業を支えるきっかけとなれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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