メンヘラって使いやすいけど、自分や誰かを判断するのには必要じゃない。
あの子メンヘラだよね
こんな言葉が、いつのまにか一般的に使われるようになった。
本当の意味なんて曖昧だけど、おおむね、
自己肯定感が低くて、負の感情を表に出す人。
それを相手に伝えてわかってもらおうとする人。
を、少し否定的に捉えたような感じなのかな。
少し馬鹿にしてるような感じ。
メンヘラは、めんどくさくてあんまり関わりたくない人のイメージが強い。
「メンヘラの行動リスト」みたいなのも多く出回っていて、
自分がどうなのか、相手がどうなのかを確認することも容易になった。
だから前よりも、
"メンヘラにならないように意識する"
そんなことが増えた。
〇〇しないように気をつける
これは本当に難しい、ならないように考えれば考えるほど、意識してしまう悪循環。
だからもう一度立ち止まって考える。
メンヘラは本当に馬鹿にされるべきなのかな。
言葉だけが先行してないのかな、?って
世の中は、ポジティブで、考えすぎなくて、
切り替えが早い人が良いとされるけど、
自分に自信がないことを認識して、
どう言われたら傷つくのかを感じたり、
自分の心地いい関わりを模索したり、
自分の負の感情を無視せずに扱うことは絶対に素敵なことだと思うのに。
そこに費やした時間や感情は、誰かの心をすっとさせる種になると思うのに。
メンヘラなんて言葉が先行したら、
自分ですらその負の感情を大切にできなくなる。
キャッチーで使いやすい言葉は多いけど、
どうかその言葉に惑わされずに進みたい。