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『学園アイドルマスターGOLD RUSH』感想☆5話で爆発した静紅へのシンパシー

こんにちは!松本シオリです!
『学園アイドルマスターGOLD RUSH』REPORT5.を読みましたか!?
その感想を書いていきたいんですが、その前に。
私が犬束静紅Pに感じていたシンパシーについて書き置かせてください。

静紅自由回ともいえる2話を読んだときから、私は静紅にプロデューサーとしてシンパシーを感じていました。そしてそれはことね自由回の3話、千奈自由回の4話と進むにつれてより深くなっていき、同時に彼女らしさも多く見えてくることに嬉しさを感じました。その振る舞いが良いとか悪いとかじゃなく、思い切りよくプロデュースに臨む様を応援したくなったし、その姿勢が私を励ましました

何かを悪いと云うのはとても難しいんですよ(歌詞引用オタク)

ある程度は以前の記事でも書いたので、ここでは静紅の”天才”性について話します。

1話で凄腕と噂されて初星学園アイドル科を賑わせた静紅は、ことねの前期試験の成績を一気に伸ばし、2話ではことねとミヤビを同時にプロデュースしていました。しかし3話では担当アイドルへの踏み込みの甘さを自省していて少し躓いています。4話では千奈とことねを繋げて会話に助け船を出していました。

ここまでの静紅を見て「そこまで言うほど”天才”か?」「”天才”らしさを描けてないんじゃないの?」といった声もちらほら見かけました。だけど私は、ゴルラが描きたいのは「”天才”だからプロデュースを成功させたぜ!」みたいな話というよりも「アイドルのプロデュースを成功に導くのは”天才”性よりも”気持ち”だ」って話なんじゃないかと思うんですよ。

なんでそう思うのかと言うと、私もプロデュースの天才だからです。
やかましいわ!つってね。

身も蓋もない話を挟みますけど、私のようなどこにでもいる一般人が、アイドルをスカウトしてプロデュースする日々を送っているっていうのは、ひとえに「アイマスというジャンルがもたらす不思議パワー」でしかないんですよね。
静紅のプロデュース能力が(実際には見えない努力があるかもしれなくても)ひとまず”天才”に由るものだというゴルラ内での説明は、スーパーエリートへの気後れよりも、むしろ私たちプロデューサーにとって親和的に働きうるはずです。

実務的、ビジネス的な能力はある、その上で大事なことは何か?
それが2話で「いつもの学園長の言葉」として紹介された「人を応援することに熱くなれて 人を導くために冷静になれるプロデューサーになってほしい」という言葉に表れているんじゃないかと思います。それは、私たちにとって決して他人事とは思えないテーマです。

以前の記事でも話しましたが、静紅がミホに同室を譲ってもらえたのは、プロデュース技術とかじゃなく、ミホと静紅が気持ちを伝え合ったからです。そこを踏まえても、”天才”は所詮インフラくらいに見てもいい気がします。言い過ぎか。

さらに言えば、担当アイドルという文化を通して見ても、ゴルラにはアイマスらしさがあるんです。
ゲーム内で触れてみて魅力を感じはするものの、担当欄に加えるには至らない……っていうアイドルもいると思います。逆に、こんなに私を熱くさせる担当アイドルという存在にふと驚いたりもします。
そういう、色んな魅力的なアイドルがいるからこその目移りや特別さみたいなものを、ミヤビや千奈との出会いを通して、静紅もきっと感じているんじゃないでしょうか。
なかなか成立しないからこそのロマンであり、奇跡的な出会いなんですよねえ。

だからこそ、おこがましくも静紅に共感せざるを得ない!どうにも悪いように言いづらい!そして静紅が思い切りプロデュースする姿をヒャハハと笑って見届けたい!犬束Pは私たちの同僚なんだ!

と、そんな思いで4話まで読んできました。

優秀な人というのはえてして誤解されやすいものです。ブルアカの先生に妙な噂が立っているように……(もっと良い喩えないの?)。前期試験の試験官に「例の彼女」「こわい組合せ」と意識されていた静紅には一方で「あさりちゃん」「静紅」と呼び合える大人もいる──つまり理解者がいるというワンカットだったのかもな、とふと思いました。
ゴルラ読者の中には静紅を化け物かなにかのように感じている人もいて、それはそれで自由な感想だけれど、もったいないよ!という気持ちにもなってしまいます。余計なお世話か。

違和感を示す声が多く目に入るのはありますが、よくよく見て回ると、やはりさすがビッグコンテンツといいますか、パブサとかせずに普通に楽しんでるんだろうなみたいな人も結構見かけてホッとします。色んな感想の人がそれぞれたくさんいる。こういう説得めいた記事を書いてしまうのは私の心の弱さなので、そこは忘れないようにしたいです。

あーーーー気づけば結構な文量になっちゃいましたね。
5話の感想をコンパクトにまとめると、
ゴルラがことねにとって特別な物語になってよかった……!ってことです!!

私にとってのことねの好きなところのひとつが、苦渋の日々が長かったにも関わらず希望の光が見えたら思いっきり飛び込んでいけるところなんですよね。
私だったらもっと好転することに臆病になったり、言い訳をしながら慣れた苦しみに留まったりしてしまう気がします。
だからことねが眩しかった。自分を磨くレッスンが好きで、軽くなった体を喜んで、勝利に向かっていくことねが好きです。

そんなことねにも移行期があった。アイドルの仕事の収入が増え、バイトを辞める挨拶をするシーンがありました。
これは確かに見たいシーンだった……!
人に褒められるのが好きで、人と話すのが好きで、身近な人を大事にすることねが、それぞれのバイト先でどんな関係を築いていたかを垣間見ることができました。
各種お仕事シーンもそうだけど、こういうところを絵で見れるのが嬉しいですね。

そしてひとつひとつバイトを辞めていくことで、ことねにとって商店街が特別な場所であることも際立ちます。
大きな恩がある商店街の人たちに、大手を振って見送ってもらうためのリベンジライブ!それが静紅の温めていた企画。
ことねがトップアイドルを目指すにあたっての、けじめであり儀式のような、大事な節目を思い入れたっぷりに描いてくれる。こうやってアイドル藤田ことねが形作られていくんだなと感じられる。
そりゃもうこのコミカライズに大感謝ですよ!

少し戻って2人だけの電車内。このロケーションも良いですね……。慌ただしさの隙間のひととき。
静紅はことねのライブ計画を、本格的に進めるかどうかまだ迷っていました。
考えてるうちに寝ちゃった静紅かわいいね。
ここも”天才”だけど人間って部分が浮き出てますね。

それを見たことねは込み上げてきた気持ちを吐露します。
静紅にスカウトしてもらったことへの感謝。
静紅が寝てると思ったから言えたっていうのも、ふたりの関係性らしさを感じて良い……。
伝えられないまま先送りになりそうだったところを、起きて聞いてましたっていうテンポの早さも良いですね。どんどん進んでまえ。

そんで静紅の顔!!それ嬉しいの?照れてるの?ことねが気恥ずかしいこと抜かしてるのを笑っただけじゃないでしょ絶対!もう~~!
今話だけでも静紅のしらっと目逸らす顔や仕事中の真剣な顔も描かれてて、フリが効いてるよね~

それはともかく……恐らくは、ことねの気持ちを聞いたことで、静紅はライブへとステップを進める決断をしたんじゃないかと思うと……もうしっかり二人三脚じゃん!ってときめきますよ~~!

これまでブーブーと文句を言ったり無断で言いつけを破ったりとあったけど、商店街バイト辞める辞めないで初めてシリアスな衝突か……?と身構えましたが、静紅からも感謝の言葉を伝えていましたね。

商店街ライブでことねが、おばちゃんが、通行人が、私たちが、目にして思い浮かべたことねの輝きやポテンシャルを、静紅も見ていたんだと。
そりゃそうですよね。どうして気づかなかったのか。
昔の知り合い!?って方に気を逸らされてたんだわ。いや~やられましたね。

私は1話のことを「ことねがPなしで魅力を発揮したことが特徴的だった」と書いたんですが、商店街の人たちとのやり取りの中、イレギュラー的に実現したその機会をして、静紅は「輝いた原石」と言っています。そこに感じた口惜しさ、そして湧き上がる使命感。これは間違いなく特別な出会いの物語であり、私たちも知る胸焦がす奇跡の物語なんです。

さぁさぁここから正念場!ふたりはどんなステージを迎えるのか!
とってもとっても楽しみです!!
ゴルラのことねはほんとお転婆で手のかかる妹分みたいな感じが出てて可愛いんですよね……

そんなところで、今回の記事はここまで!
読んでいただいてありがとうございました~!

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