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【日本で会えるハシビロコウ】 その1~ざっくり概要~

こんにちは!最初の投稿はやはり「ハシビロコウ」だろっ…!ということで今回は国内で飼育されているハシビロコウについてざっくり解説したいと思います。

1.日本にハシビロコウは何羽いる?

みなさんはハシビロコウを実際にみたことはありますか?私がはじめて会ったハシビロコウは上野動物園のサーナ♀です。

ハシビロコウという鳥類は小学生くらいから図鑑で既に知っていたのですが、実際に会ったのは2013年という…^^;意外と最近だったりします。

話を元に戻しまして、現在日本では8園14羽(2020/09/18 追記:2020年8月6日に伊豆シャボテン動物公園のビルが亡くなったので現在は7園13羽となりました。)のハシビロコウに会うことができます。世界全体での飼育下羽数は40羽程度と言われてますので、日本で飼育されているハシビロコウの数が如何に多いかが分かります。どの子も個性的で性格もそれぞれ異なるので是非会いに行ってみて下さい。次の見出しでは各園で暮らしているハシビロコウについてざっくり紹介したいと思います。

2.各園のハシビロコウについて

■那須どうぶつ王国(@栃木県那須郡)

note用カシシ

カシシ♀(2013年4月7日来園、2013年4月27日一般公開。2014年10月に神戸どうぶつ王国に移動。その後再び那須どうぶつ王国に戻り、2018年3月24日からウェットランドにて一般公開。)

■上野動物園(@東京都大東区)

note用アサンテ

アサンテ♀(2002年11月12日来園。) 黄色の足環が1本右脚についている。奥まった放飼場にいるためあまり姿が見えない。

note用サーナ

サーナ♀(2002年11月12日来園。) 青の足環が右脚についている。クチバシの黒っぽい模様があまりなく、ファンから美ハシビロコウと言われている。

note用ミリー

ミリー♀(2003年8月19日来園。) 緑の足環が右脚についている。室内放飼場が来園者通路から見えるため、室内で休息する姿も観察することができる。

note用ハトゥーウェ

ハトゥーウェ♂(2005年7月27日来園。) 黄色の足環が2本右脚についている。上野唯一の♂個体。クチバシの黒い模様がはっきりとしている。

■千葉市動物公園(@千葉県千葉市)

note用しずか

しずか♀(1989年10月19日来園。)後述するビル♂の次に高齢の個体。推定年齢30歳以上。無精卵を産んだ経験がある。

note用じっと

じっと♂(2005年7月22日来園。)余談だが、「じっと」という名前が付いたのは2014年4月29日から。

参考記事:“怪鳥”ハシビロコウの名前は「じっと」と「しずか」 千葉市動物公園で命名式

■伊豆シャボテン動物公園(@静岡県伊東市)

note用ビル

ビル(死去後に♂→♀と判明)(1973年3月に来日。進化生物学研究所での飼育を経た後、1981年4月28日来園。) 世界最高齢だと言われているハシビロコウです。推定年齢50歳以上。

2020/08/07:追記
2020年8月6日午前にビルが亡くなりました。死因は老衰。推定年齢50歳以上での大往生でした。
関連記事:“動かない鳥”で有名、世界最高齢のハシビロコウ 『ビル』死亡(推定年齢50歳以上)

ビルについて詳細はこちらの記事でまとめてあります↓

■掛川花鳥園(@静岡県掛川市)

note用ふたば

ふたば♀(2016年3月15日来園、2016年7月1日一般公開。) 公開当初から絶大の人気を誇るアイドルハシビロコウ。愛らしい姿と仕草から単独フォトブックまで発売されている。

フォトブック販売ページ(Amazon):ふたば PHOTOBOOK


■神戸どうぶつ王国(@兵庫県神戸市)

note用ボンゴ

ボンゴ♂(2013年4月7日那須どうぶつ王国に来園。その後2014年12月5日に神戸どうぶつ王国に移動。) ブリーディング(繁殖)のため、時折那須どうぶつ王国に出張することがある。

note用マリンバ

マリンバ♀(2015年11月25日来園。2016年3月3日一般公開。) クチバシが黒っぽくワイルドな印象。まだ若いからか、羽も若干茶色。

■高知県立のいち動物公園(@高知県香南市)

note用ささ

ささ♂(2010年7月22日来園。) 一緒に来園したとと♂は2014年8月14日に死去。

参考記事:http://www.noichizoo.or.jp/20140813hasibiro.htm

note用はるる

はるる♀(2015年3月30日来園。) 赤い足環が右脚についている。クチバシが少しずれているのが特徴。

■松江フォーゲルパーク(@島根県松江市)

note用フドウ

フドウ♂(2019年7月13日一般公開。)松江に来園する前は後述する「めっちゃさわれる動物園」で飼育されていました。元の個体名は「すみれ」。

(番外編)■めっちゃさわれる動物園(@滋賀県守山市)

滋賀県守山市「ピエリ守山」内にあった「めっちゃさわれる動物園」という施設。ここではかつて「はっちゃん♂」というハシビロコウが飼育されていました。前述した松江フォーゲルパークの「すみれ(現在の名はフドウ)」もかつてこの園で飼育されていました。

なお「めっちゃさわれる動物園」は2019年1月15日に閉園しています。(その後「はっちゃん」の所在は不明)

参考記事:めっちゃさわれる動物園の閉園が決定しました! 2019年1月15日、ピエリ撤退!

3.ハシビロコウに会いに行こう!

今回は「ざっくり概要」ということで、本当にざっくりとした内容になってしまいました。各園の詳しい情報と個体の詳細な紹介は後日個別に投稿していきたいと思いますので、また楽しみにしていただければと…!

最後に…日本で飼育してるのはたった”7園”だからハシビロコウ全国制覇も簡単だね!!
ではまた次回の投稿でお会いしましょう!!ここまで読んでいただきありがとうございました^^


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