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「茎」の種明かしは、最後に。(山形県・惺山高等学校のSTEMN活用事例)

こんにちは、花と緑の企画会社(株)JOUROのライターをしている岩田紫苑です。

廃棄されるはずだった、お花の茎を活用した商品開発「STEMN-ステムン-」プロジェクト。
先日、山形県山形市の惺山高等学校の華道部の生徒さんたちに、STEMNを使っていただきました。ありがとうございます。

今回は、STEMNが教材として、どのように活用されたのか?
華道部の先生から詳しくお話をお聞きしましたので、ご報告いたします。

1回目の活動

まずSTEMNを見て、触り、その原材料の予想をしながら、感想を生徒たちに聞いたそうです。

花器をみて、どう思いましたか?
・軽いのに頑丈そう
・水に弱そう
・破れにくそう
・リサイクルされて出来たような見た目と質感

この花器の材料は、何だと思いましたか?
・リサイクルした再生紙っぽい
・新聞紙
・たまごパック
・トイレットペーパーやその芯

など、生徒たちも真剣に考えてくれたそうです。

2回目の活動

2回目の活動では、実際にSTEMNでアレンジメントを作り、STEMNの原材料を明かした上で、生徒たちに感想を聞いたそうです。

花器の正体を聞いて、どう思いましたか?
・器の予想をしたときは、紙のような見た目から新聞紙だと思っていましたが、予想では全くででこなかった「茎」も含まれていると聞いて、驚きました。
・普段、部活動で使っている花器とは違い、使い終わったお花の茎を再利用したものだと聞いて、環境に優しいと感じました。今の時代、地球温暖化が進むなかで、小さなことでも環境や地球に気遣って、何かを再利用する取り組みは大切だと思いました。
・茎から花器ができて、しかも使い終わったら土に還ると聞いて、その製造工程がとても気になりました。環境に良いものが、身近なものができていることに驚きました。
・茎も再利用できると知って、驚きました。使ったあとも、土に戻せるので、環境にもよく、凄くよいアイデアだと思いました。

先生によると、この花器の正体を明かしたときは、「えーー!!」と声を挙げて、驚く生徒もいて、とても良いリアクションをしてくれたそうです。


このように、まずはSTEMNの見た目や質感、原材料の予想をしてから、
活用したのち、「茎が含まれているよ!」と種明かしをする…という流れは
こどもたちの興味や関心を高めることに繋がります。

こどもたちに、どうやってSTEMNを使ってもらおうか?と
悩まれている先生方に向けて、今回の事例が参考になったら
嬉しいです。

惺山高等学校のHPにも、部活動の様子が掲載されています。
あわせて、ご覧くださいね。




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