菓葉暦 -かのはこよみ- 『朱夏』リリース
菓葉暦 -かのはこよみ-
わたしをいたわる菓子こよみ
kanoha543.com
自然のリズムに和して調うからだとこころ
季節をうつす和菓子にそのヒントを託し
息つくひとときを24葉の絵葉書でお届けします
ひとつの和菓子から広がる情景
季の息づかいを詠む俳句
東洋医学の知恵の三重奏をお楽しみください
企画 #汐音屋 |イラスト #フミノナ |俳句 #志田円
《newリリース》 菓葉暦 シリーズ初回『朱夏』
菓葉暦 は二十四節気に沿った和菓子、からだ、俳句による季節のメッセージを届ける新しいサービスです。和菓子からひろがる情景を描いた絵葉書のQRコードから限定公開のWEB読みものにアクセスできます。
お部屋に飾ったり、身近な人にひとこと添えて送ったり。「わたしをいたわるひととき」を形にして贈ります。
季節に合わせて選んだお煎茶つき。(朱夏は静岡の「さやまかおり」です。)
たまには和菓子屋さんへ出かけてみませんか?
◎取扱店舗
・菓葉暦オンラインショップ
・日本茶カフェ一日 ひとひ(神戸・岡本|摂津本山)
・knospe(神戸・摂津本山|岡本)
・un berger manquant(宝塚・逆瀬川)
・おやつとお茶 いろは(神戸・六甲)
・toiro(神戸・元町)
日頃よりお世話になっているお店からスタートします。オンラインショップもありますが、お近くの方はぜひ店舗に足をお運びください。おいしいもの、気分があがるもの、素敵な出会い、ほっとする時間、そしていつも私を笑顔にしてくれる人が待っています。いずれもおすすめ、これを機におなじみのところ以外も訪ねていただけたら嬉しいです。
コンセプトと内容に共感してうちのお客様にも届けたいと思ってくださるお店が今後少しずつ増えたらいいなと思います。
絵葉書セットと限定公開のWEBコンテンツのチラ見せはオンラインショップにて
菓葉暦のこと
①和菓子と中医学
和菓子と中医学、ふたつの共通点は二十四節気を重んじるところです。季節のうつろいを映す和菓子はそのモチーフにまつわる風習や由来、生薬にもなる素材が多いことなど、その時のからだやこころと季節の関わりを伝えるのにぴったり。今でも少し耳馴染みのある二十四節気を軸にふたつを結びつけると初めて学ぶ人にも入りやすいかもしれない。
そう気づいたのは中医学を学びすすめ、二十四節気を活かして体調を調えられるようになっていた頃。時を同じくして仕事の一環で和菓子屋さんを覗いたり和菓子に関する書籍を読みあさったりと興味を深めていたのがきっかけでした。
翌年、和菓子と日本茶で季節を味わいながら二十四節気を活かしたセルフケアを学ぶ「スローエイジング講座」をスタート。
和菓子をつくりはじめたのも実はこの講座のためでした。今ではすっかり日々の仕事の一部ですが、講座のテーマにぴったりな和菓子をタイムリーに用意したい、と一念発起したのがはじまりです。(誂えにするには数が少なすぎたので)
カフェを間借りして和菓子を添えて進めるグループレッスンはまだ再開へと踏み切れずにいます。講座自体はコロナ禍をきっかけにはじめたオンラインのマンツーマンがご好評いただいているものの、次の年も季節がめぐってきたらご自身をいたわるヒントや時間を思い出すきっかけになるようにと和菓子に込めた思いは宙ぶらりんになったままでした。
和菓子が伝える季節のメッセージを何か別のかたちで会えない人にも届けられないか、と考えつづけていた時、ふと心に留まったのがマスキングテープで制作されるイラストレーター フミノナさんの作品でした。
②フミノナさんのイラストと志田円さんの俳句
3年前に知り合ったマスキングテープで描かれるイラストレーター フミノナさん。以来お会いする機会がなかったものの、2022年のカレンダーを拝見して心が動かされました。細やかで大胆なテープ使いで陰影やグラデーションを出しながら写実的にも感じられる作品に、いのちの光が宿る作品だなぁと感じたのです。
色づかいが「らしい」と言われる汐音屋の和菓子を、フミノナさんに描いていただいたらどうなるだろう?和菓子そのものではなくそこから広がる世界、情景をどのように描かれるだろう?そんな好奇心に火がついてお声がけをさせていただきました。
そのような作品を描くフミノナさんは感受性豊か、和菓子に込めた思いをたくさん汲みとりながら初回となる夏の6点を仕上げてくださいました。
もう一つ、菓葉暦を支えるのが友人で俳人の志田円さん。いつもお菓子の解説に添えている俳句の作者です。
10年以上闘病している筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群のため寝たきりに近い暮らしの中、句を詠むことで元気だった頃の五感を思い出し人間らしさや生命力を取り戻していると語る彼女の俳句。めぐる季節の中でいのちが表れる様を詠む円さんのことばは、元気だった頃となんら変わらない瑞々しさを湛えています。
彼女の身は自由にならなくてもことばはどこへでも行ける。出会って22年ずっと心の灯火になってくれていた円さんのことばを、期せずして和菓子と俳句どちらも季節のうつろいに心寄せるものに心血を注ぐことになった友として、もっとたくさんの方に楽しんでいただけたらと願っています。
③「わたしをいたわるひととき」を形にして届ける「時の贈りもの」
菓葉暦は二十四節気に沿った和菓子、からだ、俳句による季節のメッセージを、絵葉書とWEBコンテンツを組み合わせて届ける新しいサービスです。
WEBの読みものにアクセスする手段は24葉の絵葉書。おもては節気のメッセージに合わせて選んだ、ひとつの和菓子からひろがる情景のイラスト(原画:フミノナさん)、そして宛名面には菓銘とWEBコンテンツにアクセスするためのQRコードが印刷されています。(このコンテンツは絵葉書を購入された方と送られた方を大賞とする限定公開です。)
今回リリースしたのは『朱夏』。夏の6つの節気(立夏〜大暑)を含むセットですが、1枚あれば夏の読みものはすべてご覧いただけます。
(読みもののチラ見せは菓葉暦オンラインショップにて)
WEBだけならいくらか気軽にできますしコストも半分もかかりません。それでも絵葉書をつくったのは元気でいてほしい身近な方へのひとことメッセージを添えて送れるように、そしてお部屋に飾ったり手帳に挟んだりして季節を楽しんでもらえたらという願いからです。
元気でいてほしい方やご自身に「わたしをいたわるひととき」を形にして贈る、「時の贈りもの」としてお使いいただけましたら嬉しいです。
今回フミノナさんのイラストを用いて素敵なWEBやカード&パッケージをデザインしてくださったのは信頼のDesign office Su- 角谷さん、コーディングはBOOKLORE中島さんです。私らしいとおっしゃっていただけるものに仕上げていただきました。ありがとうございます!そんなWEBサイト、ぜひおたずねくださいね。