
祝!復活
昨夜、フジテレビで放送された「全力!脱力タイムズ」で、アンタッチャブルが復活した。
二人揃って漫才を披露するのは、なんと10年ぶりのことだったらしい。
そして、12月8日に放送される「THE MANZAI 2019 マスターズ」で新ネタを披露することも発表された。
私がお笑いに本格的にハマり始めたのも、10年ほど前のことだ。
もちろんアンタッチャブルのことは知っているし、ネタを見たこともある。
お笑いにハマりだす前も、賞レースはほとんど毎年見ていたから、M-1で優勝したことも覚えている。当時はまだ幼かったから正直うっすらなところもあるが、記憶にはある。
とはいえ、私が進んでお笑い番組を見るようになった頃には、ちょうどコンビでの活動が見られなくなってしまい、頭の中でくっきりとしているのは、二人並んだ姿よりも個々で活躍している姿だった。
だから、ザキヤマさんが出てきて漫才が始まった時「そうじゃん、この二人だったじゃん」と、はっと気づかされるような感覚と、パズルがぴったりはまるようにしっくりくる感覚とで、鳥肌が立ちっぱなしだった。
そう、一人でもあんなに『面白い人』と『面白い人』が一緒にやる漫才が、面白くないわけがないのだ。
10年も経っていれば、きっと私より下の世代、特に小学生や中学生の子たちは、もしかしたら、ザキヤマさんと柴田さんがコンビだということすら知らなかったかもしれない。
もしも二人での活動がないままだったら、きっと、あと5年くらい経つ頃には『伝説のコンビ』と言われていただろう。
『伝説』という言葉は素晴らしい称号だ。故人や現役を退いた人を称える『伝説』には、偉業を忘れないようにと思いが込められる。
しかし、現在も第一線で活躍している人(たち)を『伝説』と呼ぶことには、寂しさを感じてしまうのは私だけだろうか。
一人で活動する時も『アンタッチャブル』というコンビ名をなくさずにいてくれたこと。
そして、二人でまたセンターマイクの前に立つことを選んでくれたこと。その決断が嬉しくて、尊くて。
今は一緒の活動が見れなくなってしまったあの人たちも、あの人たちも。
私たちファンは、昔の話をしたとかしないとかですぐに一喜一憂してしまうけど、べつに言葉なんてなくてもいいんだ。いつかもしも、ふと思い立った時にはふらっと集まってくれたらいいな、なんてことも考えてみたりして。
いつもより少し世界が明るく見える今日だった。
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