あ、それ"つけ"といて
"つけ"での支払いって、なんか憧れがある。
飲み屋さんで、艶っぽいおかみさんが、「はいはい、もうあんまり飲み過ぎたら毒よ」なんて言いながらお銚子をもう一本つけてくれるような雰囲気とか
ちょっと身体が弱くて小学校とか休みがちだったんだけど、「ほら、駅前の本屋さんは、あそこんちの子、ってことでいくらでも本が買えたんだよね」みたいな、物語に出てきそうな主人公とか
(あれ? 後者はただ本が読み放題なのが羨ましいだけか???)
まあとにかく、自分にはやったことがないことなので、憧れる。
でもこの間とっても恥ずかしいことに気がついた。
とある人に、"つけ"は、お店とお客さんとの信用のうえに成り立つものだと言われて、はっとしたのだ。
お店側は、「この人だったら、今は払えなくても、ちゃんと月末にはらってくれるだろう」という信用をお客さんにしていて
私はこちら側だけだと思っていたのだが
お客さん側は、「このお店だったら、お銚子一本分わからないだろう、などと、会計をごまかしたりしないだろう」という信頼をお店にもしている、というのを聞いて
ああ、私が思っていたのは「信用」「クレジット」という意味での"つけ"払いではなく
ただ単に、ちょっと待ってもらうものだと思っていたことに気がついたのです。はずかしー。
特に本屋のやつなんか、自分で払わなくても誰かが払ってくれる、くらいのイメージでいたよ!(もちろんその物語では、本人ではなく親が払っているわけだけど)それは自分が"つけ"で買い物をすることとは違うね。。。