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VRChat rurune-ルルネ-改変RTA

買いました。せっかくだし前回の延長で改変の流れを貼っていきます。
RTAと書いてありますが表情作成後に1日寝かせたり怠けたりしています。

モチーフの選定

モチーフがあると方向性が定まってまとまりもよく、何より楽になります。お姉さん系とかメスガキとか、ヒョウとかドラゴンとかツバキとか。
最近Depersonalizationを遊んだのでクトゥルフ神話の神性のひとつである
ウムル・アト=タウィルをモチーフにします。
(文法に誤りがあるためタウィル・アト=ウムルと呼ばれたりもします)

ウムル・アト=タウィルはクトゥルフ神話に登場するヨグ=ソトースの化身だったり、配下だったり、神性だったり、邪神だったりする存在で、アーティファクト「銀の鍵」を持つ者の前に現れ導くものです。
ヨグ=ソトースはあらゆる時空や空間に存在しており、過去、未来、現在、すべての存在を含有している最強クラスの神です。
今軽く説明した辺りをアバターに要素として落とし込みます。

ウムル・アト=タウィルと言えば白いローブか「銀の鍵」をイメージします。「銀の鍵」は「奇妙なアラベスク模様に表面が覆われた、長さが5インチ近くある大きな銀の鍵」と描写されているので、それっぽいものをPixabayで探します。arabesqueやkeyなどで検索すれば見つかるでしょう。

https://pixabay.com/vectors/ai-generated-key-lock-silhouette-8821501/

良さげなものが見つかったので、適当に加工してロゴにします。

できました。左右のグレー2色は未来と過去を表しています。
適当な所にlilToonのデカール機能で貼ろうと思います。

テクスチャの用意

ruruneちゃんのデフォルトテクスチャはちょっと白すぎる気がするので、
毎度お馴染みnekonoteArtWorksさんでテクスチャを買います。

瑞希ちゃんと素体共通のためBodyはネイルの色を調整して終わり。新しくFaceテクスチャを用意します。口のラインははっきりしている方が好みなのでIridescentさんのメイクテクスチャを買って口だけ移植します。

口の移植を終えたら瑞希Bodyテクスチャに合わせて首元の色を調整します。顔のベース部分だけをpngで出力して、GIMPを使ってBodyの首とFaceの首で色交換をします。ついでにアイテクスチャも彩度を調整して追加します。

髪型を用意します。

髪型も先にテクスチャを用意しておきたい所ですが、インポートした中に幾つかカラバリがあったり、FakeShadowの設定もあるので後にします。

Project作成

Project名は入力速度を考慮して「ほも」に……しません。Projectを作ったらGesture Manager、AAO: Avatar Optimizer、Light Limit Changer、
TexTransTool、Continuous Avatar Uploaderなどを追加して立ち上げます。
その最中VRChat用のフォルダの中にrurune用のフォルダを作り、先ほど作成した肌テクスチャなどはここに入れて管理します。Unityが立ち上がったら最新版のlilToonとFaceEmoやlilAvatarUtilsなどのツールを流し込みます。
このあたりはVCCのTemplate機能で早くできるnoteを見たので次回使ってみようと思います。

デフォルトのマテリアルをctrl+Dで複製し、末尾にcusを付けてリネームします。何かあった時にデフォルトの設定を参照するためです。

用意しておいたテクスチャを適用しました。

衣装の選定

服を用意します。モチーフを考えるとどこか怪しさや神秘性を感じたり、
サイバーテックみたいな服が望ましいです。
ちょうどスキしておいた気になる服があるのでそれを使おうと思います。

rurune(瑞希)が対応していないため、インストールだけして放置しているBlenderを使うか、身体を変えるか、別の服を用意する必要があります。
……瑞希を使っている時から感じていたことですが、rurune(瑞希)はgirlyというか、可愛らしい衣装が多いように思えます。

…………。

リスポーンポイント

ということで当然の権利のように首から下をセレスティアにします。
これですべての問題が解決しました。

表情の調整

好きなイラストやキャラを横に見ながら顔のシェイプキーを弄り倒します。
どのゲームでもそうですがキャラクリはハゲ頭で始めます。
バングに合わせた調整もいいと思いますが、全体的なバランスを取りたいのと他の要素に左右されない顔を作りたいのでハゲ頭主義です。

2ミリぐらい人外っぽさというか、妖しさを出せた気がします。
目を細くする際の注意点ですが、上瞼だけを下げて調整するとおでこが広くなりすぎる、いわゆる脳勃起になってしまうため下瞼も合わせて調整する必要があります。ruruneちゃんはおでこを削るシェイプキー(head_all_shave)があるので考えることが少なくて楽でした。耳の位置も調整できて結構いろんな顔が作れそうです。

Nerd Nerdyだけでは下が寒くてPublicに行きづらい格好になるので、シフォンちゃんのアウターに使っていたRabbitGear:Voltageを履かせます。
ついでにModule Creatorを使ってケモ耳を奪います。

割とイメージしていた通りになった気がします。作った銀の鍵デカールは胸のネームプレートにいれることにしました。
このままだと白が多くてボケてしまうのと、用意されたテクスチャをそのまま使いたくない、捻くれた性分が満足しないので髪にグラデーションを入れようと思います。

テクスチャを開いてUVを参考にしながら塗っていく作業が嫌なので、前回のnoteで紹介したTexTransToolを使ってみます。

Game Objectを作成して、TTT SimpleDecalを追加。角度や大きさを対象に合わせます。
Gizmosをオンにして、スポイトで瞳の色から青色を吸い出して、
用意しておいたグラーデションテクスチャをセット。
完成

ここで終わりだったはずが更新を怠けている間にNeon Novaが発売されました。ヒールのついたスニーカーみたいなデザインや配色がメチャクチャに刺さったのでこれも実装します。

RabbitGear:VoltageのSocksにはFoot_hillのシェイプキーがなく、そのままでははみ出してしまいます。
取って付けた様な軽量化も兼ねてRemove Mesh in Boxを使って調整します。

消したいものにRemove Mesh in Boxを追加して範囲を指定するだけ。
ついでに腕部分もRemove Mesh by BlendShapeで消します。

とりあえず完成しました。Socksがはみでていたり、髪にグラデーションが掛かっていないように見えますがアップロードすれば諸々が反映されます。

それなりに変わった気がします。

最後にMA Mesh SettingsとTrace and OptimizeをつけてLight Limit Changer、ましゅまろPB、AvatarPoseSystemを入れて終わり。
表情はブルアカやアズレンなどのゲームのキャラやイラストを参考にシェイプキーのあたりを探す作業なので割愛します。お疲れ様でした。


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