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【小説創作論】あなたの腕と心をダメに創作仲間

 こんにちは、ウェブ小説家の皐月紫音です。
 今回は〝あなたの腕と心をダメにする創作仲間〟というテーマで話していきます。

 前回の挨拶の記事では、創作界隈の争いや意見の衝突、炎上からは距離を置いて自分のすべきことに集中すべきという話をしました。
 今回のテーマに前回の記事について移る前に補足しておきたいことがあります。
 前回は、そこまで考えが至らずにアクションプランを書かずに終えてしまいました。

 私の記事では最後に、まとめと今日からこれをしようというアクションプランをセットで書いていきます。
 前回の記事のアクションプランとしては以下の三点を実行していただきたいです。

①界隈でインフルエンサー的存在になっている人、毎回炎上に乗っかて何か言いたがる人をミュートする
②ミュートワード機能を活用して定期的に話題になるワードを事前にミュートする(例.ナーロッパ、なろう批判、作家は経験したことしか、教養、読書量、法律、プロローグ、IQ、あとはAIイラスト関連のワードなど)
③承認欲求にとらわれたポストをしない

 ①について、界隈で火を広げるような発言をしてる人は、はっきり言えば大体は同じ人達です。仲が良い人でも心を鬼にしてミュートしてください。
 あなたとその方は、同じ物書きでも、それぞれ別の課題を抱えて生きているのです
 ②について、大体ここに書いたような話題は繰り返されるので事前にミュートしましょう。
 ③について、あなた自身が承認欲求にとらわれて、議論に突っ込んでしまっては元も子もないです。
 正直に言えば私もたまにしてしまいます。
 そうしたら、しっかりと反省して次からしないようにしましょう。
 先ほどは熱くなってしまって申し訳ありませんとFFさんに向けて謝るのも良いと思います。

 長くなってしまいましたが、それでは今回の記事のテーマに移りたいと思います。

 上記のとおり、界隈の争いに突っ込まないようにして、気の合う楽しい創作仲間と話していれば大丈夫なのか、気持ちの良い創作ができて成長できるのかというと、それも少し違います。

 というのも、平和的なコミュニティでも私たちの成長の妨げになり、精神面の健康にも良くない場所があるからです。

 ズバリ、それは〝相互読み合い褒め合いグループ〟です。

 ドキッとした人も多いかもしれません。
 物書きの中には、こういうグループを作り、互いの作品のランキング浮上を助け合ったり、褒め合うことでメンタルを保ち続ける人たちが居ます。

 実際、私もそれなりにはお付き合いがあります。
 なので、こういうものを完全否定することはできません。

 ですが、せめて全く生産性のないお付き合いは今日からやめていただきたい。

 上辺だけの相互評価と褒め合いは必ず私達の心を壊します。

 ポイントが沢山入っても、結果が出なくて辛い時に周りの人達が「面白かったよ!!」と大絶賛してくれても、それは一時的にあなたの心を軽くする薬にしかなりません。

 本質的な問題は何も解決しておらず、むしろこれだけ褒められてポイントも入っているのに何故、思うような結果に繋がらないんだと不調の時は余計に辛くなります。

 あなたが今、そのようなコミュニティに居るのならば逃げ出せとは言いません。
 
 ですが、今日からやってほしいことがあります。

 まずは流し読みではなく、真剣に友人の作品を読んだ上で良い点と改善の余地がある点を伝えてください。

 周りの人たちに対して真剣にフィードバックしてください。
 この時に大切なのは良い点も改善点もセットで伝えること、伝える時は余白を持った言い方をすることです。

 例えば、「〇〇さんの作品読みました。テンポも良くて、文章も変に凝ってなくて読みやすいですね。コメディ重視のラブコメかと思ったら、終盤の怒涛の展開には驚かされました。幼馴染が消えてしまったところは本当に言葉にできないほど辛くて、読み進めることがしばらくできませんでした」

「ただ、一点だけ気になったことがあって差し支えなければ伝えさせていただいても良いですか?」

「〇〇さんとしては、終盤の暗さを引き立てるために中盤をあえて日常回ばかりにするような狙いがあったのかもしれないなとは思ったのですが、中盤に終盤の展開に向けてもう少し種を蒔いておいても、読者さんをドキドキさせられて良かったのではないかなと思いました。急展開で面白くはあったのですが、ある程度、ほのぼのだけじゃないという期待値調整を事前にしておくのも良いかなと私は感じました」

 あくまで一例です。
 ですが、余白を持たせることが大切ということは伝わったかと思います。
 
 私もそれなりにお付き合いで創作仲間の作品を読んできましたが、ここ一年は特に改善点は伝えるようにしています。
 ですが、それで相手の方が気分を害したということはなく、むしろ、とても好意的に受け止めてくれる方が多いです。

 私達、物書きは普通の人よりも遥かに多く、いろんな作品に触れてきて、自分でも作ろうというとても稀有な人種です。
 それが、ただ、読み合ってポイントを入れて褒めあってるだけなのはもったいなくありませんか?

 周りがやってなくても関係ありません。
 今日から、あなたが始めれば良いのです。


■今日のまとめとアクションプラン

・相互に読み合い褒め合うグループに居るのは成長の妨げになり、心も壊す

・まずは自分が相手にフィードバックを送ろう

・伝えるときは十分に余白を持たせた伝え方をしよう

 最後になりますが、私はエブリスタでファンタジー系を中心に執筆活動をしています。
 エブリスタは、小説の書けるSNSのようなサイトです。
 是非、こちらでも繋がってください。

 小説も読んでくだされば、とても嬉しく思います!
 それでは今日も昨日よりも、少しでも前に進める1日にしていきましょう!!


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