06 Ankiのデッキ、サブデッキ、タグについて知っておきたいこと、作成方法
Ankiは、フラッシュカードアプリです。
覚えたい知識をカードのに入力することで、カード単位にSRSというシステムに応じた学習間隔によって問題が出題されます。
このAnkiのカードの集合体をデッキとしてまとめることができます。また、デッキは階層を作成することができます。ここで、このデッキの下のデッキのことをサブデッキと呼びます。
また、Ankiのノート(カード)の管理方法としてもう1つタグがあります。タグは、カードそれぞれにつけ、カードを分類するのに使います。
Ankiでは、デッキとタグを使い分けてフラッシュカードの管理、演習を行ないます。デッキの基本的な設定方法とタグの運用方法を紹介していきます。
フィルダーデッキについては、07で別に記事で紹介していきます。
🔰 デッキについて
デッキとカードについて
先程説明したようにデッキとはカードの集合体です。このため、勉強したいカテゴリーごとにデッキを作成します。
同じプロファイルの中で勉強する内容の項目ごとに分けたい場合に使用します。
プロファイルについては、02 Anki for meで説明しています。
僕は、医学の勉強に使う際に科目毎にデッキを作成しています。
デッキを分ける理由
デッキを分ける理由は大きく分けて2つあります。
個別に演習することができる
演習用のスケジュールを変更できる
まず、Ankiで演習するときにはデッキごとに学習を行ないます。このため、分野などに応じてデッキを分けることで個別に演習を行うことができます。
また、ただ学習方法を分けるだけでなく、学習のスケジュールも変えられます。このため、分野の中でも性質の異なる勉強をする場合にはデッキを分けると良いでしょう。
デッキごとの設定については、02 Anki for meで紹介しています。
デッキの作成方法
では、実際にデッキを作成していきましょう。
パソコンとMobile版で操作方法が異なるのでそれぞれ参考として下さい。
パソコン版での作成方法
パソコン版ではページ下部のデッキを作成より作成することができます。
Mobile版
左下の追加/エクスポートより新しいデッキを追加するを選択することでデッキの作成ができます。
サブデッキの作り方
途中までデッキ作成と同じになります。作成したデッキをドラッグ&ドロップすることでサブデッキへと移動することができます。
デッキごとにオプションの設定を変えることができるので、演習頻度や回し方を変えたいものをサブデッキに変えておくと良いと思います。
また、カテゴリーが別れていても場合によって、一緒に演習することもある場合には、デッキを作成してそのサブデッキとしてカテゴリーを作ると運用しやすいです。
デッキの並べ方
サブデッキへ変更するなどの階層の移動は、ドラッグ&ドロップで移動することができますが、任意に上下に移動することはできません。
他の同様のアプリと同じようにAnkiのデッキは名前でソートされます。このため、名前の先頭にデッキ番号を振ると良いでしょう。
01 腎
02 内分泌代謝…
10 整形外科…
のように僕は番号をつけています。自分の勉強に合わせて付けてみてください。
🔥 ブラウザでのデッキの移動方法
先程までは、デッキ自体の移動の説明をしていましたが、ここでは、1枚もしくは複数のカードの所属しているデッキを変える方法を紹介します。
後に紹介するタグであれば別ですが、デッキを変える機会は少ないと思います。
Ankiで新規カードを作成する場合には、最後に触ったデッキに追加されます。このため、複数のカテゴリーを勉強していると間違って他のデッキに追加することが時々あります。
そのような場合には、ブラウザ機能を使って、「今日追加したカード」をctrl+Aで一括選択するなどしてデッキを移動させましょう。
その他のブラウザを利用したカードの移動方法については、ブラウザの利用法で紹介します。
タグについて
一方、Ankiにはカードを管理する機能としてタグがあります。
タグとは、カードにつけることのできる属性の機能のことです。TwitterやInstagramなどのSNS(Social Media)と用途は同じで同属性のカードを特定のタグで管理することができます。
デッキやサブデッキとタグの違い
ここまで読んできた人は、カードをカテゴリーごとに分類して、学習する内容ごとにサブデッキを必要に応じて作成することができるようになっていると思います。
Ankiを活用するには、これで大体十分だと思いま……Ankiのデッキの機能はカードをカテゴリーごとに分類して管理・演習する機能です。
Ankiでカードを作成する際に、カテゴリーごとに領域ごとにカードを管理して整理していくような形で運用していくにあたり、サブデッキを使っていくのは非効率的です。
このため、Ankiを医学などの語学学習以外の用途で使用するならタグの使用をおすすめします。
タグの運用方法(How to Manage)
僕は、医学の勉強をメインに使っているので、ここでの例示も医学を使います。自身の勉強内容に置き換えて使用してください。
タグを使用する目的は、上記で説明した横断的な内容を扱う時外にもあります。僕がAnkiで医学を学習する際に運用しているタグの系統は主に2つです。
特定のカテゴリー内で階層を作成したい場合
横断的な内容を管理、演習するため
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