マンC 対 ウィガンの前半 FAカップ
マンCが格下に負けたと話題になってた試合。
あのマンCにウィガンがどうやって戦って勝利を得たのか気になったから観てみた。
基本的にずっとこの光景↓
(ウィガンの#25がアウトした後は#6が#25の位置に入って、交代で入った#28が#6の位置かな)
ウィガンは4-3-2-1のクリスマスツリーで
マンCの攻撃時の形である2-3-0-5(2-3-2-3)に対して
1がマンCの2、2がマンCの3、残りの4-3でマンCの5に対応
アタッキングサードまでボールを進められちゃったら2はマンCの3を捨ててゴール前を埋めに行く
が主な形に見えた。
(前線のプレッシングの判断基準はよくわからなかったが、ハーフから10mぐらい相手陣地に入ったところから開始して、一人目が良いアプローチできていたら連動して前に奪いに行って、一人目のアプローチが行けなそうならペナ前5mを最終ラインとしたブロック作成を優先、って感じなのかな?)
ウィガンは守備時にCBが真ん中から動かない仕組みで、SBがマンCのWGに引っ張られてできたスペースは図のように3の誰か(主にアンカー)が埋める、っていう約束がある様子。
3の両サイドはその穴埋めもやりつつ、図で線を引いた相手へのプレッシャーも担当。
んでワントップの#9はボールサイドとは逆側のCB付近をウロウロ。これはCB経由で逆サイドに行かせないってことと、カウンター時にボールとマークを一度に見させないっていう二つの意図なのかな?
カウンターで攻撃に行く時は主に2-1の三人にプラス一人ぐらいで、取られた後の帰陣も早く、奪われたとしても守備陣形が整っていることが多かった。
謎なのはウィガンはマンCの左サイド(図の紫で囲んだ方)にボールを誘導させている気がしたところ。実際にそっち側で奪ってカウンターのシーンも多かった気がする(印象に残っただけか?)。マンCの#20が左利きなのにわざわざ縦切りして中に向かわせて行ったりして、どうやら自分達の右サイドから攻められることを望んでいたように見えた。サネの突破からのクロスは怖くないのかな?Dシルバからのファンタジーもかなり怖いと思うんだけど。自分達の右サイドからのクロス対応には自信があったりとかかな?サネも突破でエグられてくるのは怖いけど、クロスそのものは別に〜だから大外から上げさせれば怖くないってこと?それとも自分達の左サイドの守備は苦手?う〜ん、この辺の真意は普段から良く見てる人じゃないからわからないな。ウィガンの選手の特徴も何も知らないし。
とまあそんなウィガンに対してマンCは両サイドからのクロスやペナ外からのシュートを中心に襲いかかるもゴールは奪えず。GKのナイスセーブもあったが、フィールドプレーヤー達のシュートブロックがかなり印象的。全然GKまでボールが飛ばない。シュートの瞬間にペナ内に十人ぐらい守る人がいるんだから当然と言いたいとことだけど、あれは一人一人が妥協せずに守った結果っていうプレーだね。誰かが少しでも気を抜いたプレーをしてれば、すぐに点が入ったよきっと。
逆にウィガンの攻撃は回数は少なかったけど、すごく得点の匂いがした。
スピードに乗ったまま前方向のみにパスとドリブルをして、そのまま相手の守備が整う時間を与えずにシュートまで。特に#9の破壊力はかなりのもの。マンCのストーンズは1:1でこいつを止められる気がしなかったと思う。
ウィガンは戦術としても選手の頑張りとしてもよくやってたね。マンCはこれだけ崩せなくてピンチもある試合だと、早めに得点が欲しかっただろうね。でも前半の内は解決策を見出せていないように見えた。
そして俺がマンCだったらこうしてた、がこれ↓
CBが中から動かないならSBとの間に一人ずつFW置く作戦。
CBが開けばアグエロが中に飛び出す。CBが閉じたままでも、最初からそこに配置することで中盤が埋めに来る前にそこからアタックできる。
SBが閉じてきたらWGがフリーで受けて良い状態でペナに侵入。
ダニーロをこの位置に置くことによって、Dシルバと一緒に中盤のDF埋めを牽制&釣り出す効果を狙う。
そのために後方を3にしてフェルナンジーニョとの四人で相手の2-1を攻略させて、デルフかストーンズのドライブで相手の2を引き出す。
カウンター対応としても後ろの枚数が増えているから効果がある。
って感じかな。
さってペップはどうするか?なんて考えてたらデルフ退場…
じゃあこうかな?↓
なんかリスク高いな!
こうなってくると難しいね。
わからない(考えるのめんどくなってきた)からペップの答えみよ。
さ、後半♪
追記
後半開始時、マンCはサネに代えてウォーカー
ダニーロを左SBにしてウォーカーを右SB
前線をアグエロとベルナルドシルバの2トップにして、幅はSBが担当。
なるほど。そういうやり方でも同じ攻撃の形にできるか、と思ってたけど、2トップのやり方がちょっとイメージと違うかな。
アグエロは結局最初から真ん中にいることがメインか。
そしてウィガンは数的優位もあって、全体的に前半より高いポジでプレーしてきた。
ここも想定と違った。数的優位でもこの力関係で0-0だと結局前半と同じになるのかなと思ってたけど違ったね。
俺はまだまだ全然試合読むの下手だわ。
そんな勇敢な相手でも結局マンCが支配する展開にするあたりはすごいね。
で、なんだこの失点…
これも想像してた得点シーンと違うけど、まあウィガンは頑張りが報われたね。
最後までシュートブロックの嵐。
ロスタイムも長かったのに、よくこんなのにずっと耐えられたな。
監督やスタッフに優秀なモチベーターがいるのか、なんにせよチームの勝利だね。
退場以外は素敵な試合だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?