10年
おばあちゃんが天国に行ってから今日で10年
もうそんなに経つんだって思う
生粋のおばあちゃん子だから、自分の足で立ち上がった時からお母さんよりもおばあちゃんにべったり
毎日おばあちゃんの花柄のエプロンに抱きついてた
何かあったらとことん心配して
「どうしたの、何があったの、おばあちゃんに言ってみな」っていつも私のヘルプに気づいてくれた
母が私を思って歯の矯正に連れてってくれた日、歯に器具が付いてる違和感が嫌で、怖くて、泣きじゃくってたら「詩音が可哀想だから外してやってくれ」ってお母さんを叱って困らせてたり
体調崩して家から出られない時、大好きなスパゲティ屋さんのスパゲティが食べたいって言ったらお店にお願いしてお皿のまんま持ち帰ってきてくれたり。
1番忘れられないのは、
反抗期、おばあちゃんの小銭入れから小銭勝手に盗んで買い物してた時期があって。
自分でしながら罪悪感感じておばあちゃんに面と向かって顔を合わせられなかった時、気づいたおばあちゃんが
「なんだぁ、お金盗んでたの詩音だったかぁ心配してたんだよ~」って笑ってくれて。
それを思い出すと申し訳なさとおばあちゃんの優しさに今でも涙が出る。ほんとにごめんね。
おばあちゃんが天国に行ってから10年
もう今はおばあちゃんと会話することも触れることも出来ないけれど、
普段から「あー、おばあちゃん見守ってくれてるなぁ」って思うことが多々あって。
嬉しいことがあった時、誰かや何かに対して幸せなことを願う時は仏壇の前に座っておばあちゃんに話しかける。
悩んだ時、苦しい時、寂しい時、「私にはおばあちゃんがいるから大丈夫」って思える。
だから、今も昔も私はおばあちゃん子で、
おばあちゃんがいるから生かされてる
いつもありがとう
頑張るから、これからも見守っていてね
どうか天国で幸せに
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