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手話
実は、ちょっと手話ができます。ちょっとできるだけで、何の役にも立てないので特に誰にも言っていません。
きっかけは、手話歌です。音楽目線で言うと、手話歌って、歌唱に加えて手や指、表情を使って音楽を表現できるからとっても楽しいです。あと、口話だと口をはっきり開けて話すと伝わりやすいから、そうして歌おう!と言うと抜群に合唱が上手になります。
合唱を指導していた時に、私の独断で、手話歌を積極的に取り入れさせてもらいました。言語である手話を難しく考えず馴染みのあるものにしてほしくて、振り付けダンスのような気持ちで楽しく歌いました。手話をリズムに当てていたので、ちょっとタイミングが違ったところもあったと思いますが、特別支援学校で演奏させて頂いた際に良い反応をもらえたことは嬉しかったです。
手話歌を私がちゃんと覚えてから教えるので、自然と頭に入ります。何十曲か作ったので、単語だけなら「ちょっとできる」程度です。
でも指揮をする時に、歌い手から分かりやすいように左右逆さまで手話をしていたので、逆さまに覚えているものも多いかもしれません(汗)
社会で役に立ちたいと思うと、単語だけじゃ全然だめだし、実際に手話で会話をしたり、サークル等で聴覚障害者の方とコミュニケーションを取る実践練習が必要になります。
前にお店で、店員さんに手話で話しかけている方がいて、店員さんが多分手話が分からなくて困っていたことがありました。
筆談はだめなのかなあと思いながらその様子を見ていて、合っているかは分からないけど単語をいくつか読み取ることができました。「こんにちは」「耳が聞こえない」「できる」「しかし」「豆腐」「ワイン」「ビール」です。
でも、店員さんのところへ駆け寄って「単語だけなら…」と救いの手を出すほど自信はなかったです。間違っていたらどうしよう、余計に困らせてしまうかも、と思ってしまいました。ちっぽけな知識しかない私は会話を読み取ることはできなかったし、側から見ていることしかできなかったので、悔しいな、と強く思いました。
手話歌が好きという気持ちと、そういった経験から、ちょっとできる程度を、まあまあできる、なかなかできる、とてもできる、とレベルアップしてみたいです。通訳者や要約筆記者になりたいわけじゃなくて、ふとした時にお役に立てると嬉しいので。
おしまい。