いいね!と思えなくなった10か月
TwitterでもInstagramでもFacebookでも、いいねボタンがあります。Twitterは昔、お気に入り☆で、それが今、いいね♡に変わって「戻せー!戻せー!☆に戻せー!♡じゃ押しにくいだろー!」と声をあげている方々を見たことがあります。私は何でもいいです。
今日はインスタでの話ですが、インスタね、なんでも、いいね!って思うからいいね祭りを開催しておりますが、少し前、いいね!と思えなくなってしまった時期がありました。
妊娠中のことです。マタニティライフ、不安が大きくて楽しめませんでした。つわりも重たかったし、健診で心音を聞くまで怖くてこちらの心臓がもたんわって思ったし、どうしてか情緒不安定だったし、何より、母子ともに健康で出産できるのか不安でした。安定期なんてあってないようなものでした。
だからSNSで、マタニティライフを楽しんでいる人を見ると『私もそんなメンタルで過ごしたいな、羨ましいな。』って思ったし、出産しました報告や家族の投稿をしている人を見ると『私も母子ともに健康で出産できたらいいな、羨ましいな。』って思っていました。そう思いながら、いいね!を押しました。※その投稿をしている人のことを悪いように思ったことは1ミリもありません!
羨ましいな。っていう感情は、あまり前向きじゃありません。少し嫉妬が入っています。だから、他人の幸せを100%喜べない自分がイヤで、しんどかったです。妊娠していたのに、出産しました報告をモヤっと見てしまう自分に罰が下りそう…と、怖かったです。
私が妊娠中に、いいな、羨ましいな、と負の感情を持ってしまったように、例えば、仕事で不安を抱えている人は仕事で成功している人にそう思うかもしれないし、失恋した人は恋愛している人にそう思うかもしれないし、いつ誰がそう思う側になって、思われる側になってもおかしくないと思います。
かくいう私も、今は子どもの投稿をしていますので、妊娠中で不安な方や家族へネガティブな思いを持っている方からしたら、負の感情を向けられるかもしれません。
まあ、ストレスになるくらいならSNSと距離を置いた方がいいです。自身の不安や問題が緩和されてから、SNSを楽しんだらいいです。友達や知り合いを羨むことは想像よりずっと苦しいです。
"有名人が食べたものの写真をアップしたら、食べ物に困っている人から「数日食べていません、こちらの気持ちも考えてください」みたいなリプが来た"という話と似たものを感じていて、私が嫉妬してしまった投稿をした人は何も悪くない日常の投稿をしています。
なので「発信内容に気をつけて!」と言いたいわけじゃなくて、発信する側も自由にして、見る側も自由に選べばいいと思います。世の中には炎上も多いのでその自由さに限度はあるけど、どちらにも自由があると思うよ!ということです。
SNSで繋がっている人を大切に思うので、楽しめるようになって本当によかったです。
おしまい。