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若松英輔さんの『詩と出会う 詩と生きる』(2019)で詩人・永瀬清子さんと作品『短章集 蝶のめいてい/流れる髪』(2007)の存在を知りました。22ー23pにあった「詩を書く理由」を自分に贈ります。

詩を書く理由
 植物の中を水が通るようにーー。
 つまり植物の表面において水は乾くから、
 植物は根から水を汲むポンプだから
 だから私の中を詩が通る。
 かわく作用がなければ水は揚がらない。
 汲む力がなければ水は通らない。
 そしてそれは私の心の小さな手押ハンドルなのだ。
 地球の水を汲む手押ハンドルなのだ。



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