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「概念」で検索していて出会った本(2012)。最近だと、『アニマル・スタディーズ29の基本概念』という本が出版されていて、『概念+数字』という本は今後も出るのかも。60ある美の概念のなかで、コンセプトマニアの僕はやはり「コンセプチャル・アート」がいちばん気になります。小崎哲哉さんは『現代アートとは何か』(2018)で「インパクト、コンセプト、レイヤー」が現代アートの三要素といいます。
筧菜奈子さんの『いとをかしき20世紀美術』(2023)の第6章は「コンセプチャル・アート」。名づけ親であるソル・ルウィットについて紹介するページに出てくることば。現代美術家・宮島達男さんは『芸術論』という本のなかで書いていた以下のことばを思い出しました。「ソル・ルウィットは、コンセプトとその作り方が作品。具現化するのは常に第三者」。