公立小学校の少人数学級

公立小学校の少人数学級の導入が決まった。

今までは、1クラスあたりの上限人数が1年生のみ35人、2年生からは40人だった。それが1クラスあたりの上限人数が35人になる。

これは本当に喜ばしい革命!

たった5人じゃないか、と思った人もいるかもしれない。
でも上限人数が5人変わるだけで全然違う。

例えば、1年生が120人入学してきたとする。
1年生は1クラスあたりの上限が35人なので、30人ずつ4クラスに別れる。
2年生以降は1クラスあたりの上限が40人になるので、40人ずつ3クラスになる。

今回の改正で1クラスあたりの上限人数が35人になることで、また30人ずつ4クラスになる。
つまり単純に40人が35人になるわけではなく、年度始めの生徒数によっては35人以下になる可能性がぐんと増えるということ。

1クラスに40人いても問題のない生徒ばかりならまだいい。
しかし、立ち歩き児童や授業妨害をする生徒が多い学年でも、文部科学省で決まった数字なので特例は認められず、定員いっぱいの40人がひとつの教室に詰め込まれることになる。カオス。これが35人になるだけでだいぶ先生方も楽になるのではないだろうか。

40年前に比べて教育の内容もそれなりに変わり、先生の仕事内容も増えていると言うのに、生徒数の上限は40年前のまま40人って、無理がありすぎた。
実際私が小1のときは、竹刀を持ち歩いている教師もいた。教室から逃げ出す生徒は紐で教員机に繋がれていたこともある。拘束や体罰は絶対NGと言われている今じゃ絶対に考えられない。

本当によくぞ変えてくれた。
新型コロナウィルスの流行がなかったら、ずっと変わらなかったかもしれない。個人的には「コロナの恩恵」とさえ思っている。

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