SCPについて語りたい①
初めまして、塩けんぴです。初投稿でいきなりSCP財団について語ります。
SCP財団ってなんやねんって方もいると思うので簡単な説明を。 SCPとは「特別(Special)収容(Contain)プロトコル(Protocol)」の頭文字を取ったものです。SCP財団(SCP Foundation)は異常存在を確保、収容、保護する架空の組織です。ちなみにSCPは確保(Secure)、収容(Contain)、保護(Protect)の頭文字でもあります。ここで言う「異常存在」は願ったことや思ったことが現実になる女の子とか、いくら殺しても死なない爬虫類とか、添削してくる黒縁のメガネとか、そういうのです。つまり、現代の人間の生活において異常なものを収容する組織です。分からなかったら動画とかでもっと分かりやすく説明されてますので見てくるといいでしょう。
次にオブジェクトクラス(ObjectClass)について。オブジェクトクラスとはそのSCPの収容の難しさを表しています。主に3つに別れています。
まず「Safe」(セーフ)。収容が安易なものを指します。「Safe」ですが全然安全ではありません(初心者は引っかかります。私も引っかかりました)。収容違反(収容が保たれていないこと)が起きれば世界が滅びかねないものもあります。
次に「Euclid」(ユークリッド)。これは収容されてはいるもののそれが確実とはいえないもの、Safeより収容が容易ではないものです。なのでSafeより安全だったりします。ちなみに、オブジェクト(異常存在のことです。言い忘れてました)が発見されると、とりあえずこのクラスになります。また知性があるオブジェクトは大体これです。冒頭のメガネはこれです。
最後はみんな大好き()「Keter」(ケテル)。収容が容易ではないもの、金が掛かるもの、そして収容ができないものを指します。冒頭の「願ったことや思ったことが現実になる女の子」「いくら殺しても死なない爬虫類」は共にKeterです。両者とも扱いを間違えれば世界がヤバいです。しかし、「収容できない」だけで無害なオブジェクトもいます。
最後に財団の理念について。
人類はこれまでにおよそ25万年もの歴史を歩んできた。しかしその歴史のうち特筆すべきは僅かこの4000年に過ぎない。
我々は25万年に渡って何をしていたのか?そのほとんどを、理解の外にあるものを恐れて、洞窟の中で小さな焚火を囲み身を寄せ合って過ごしていたのだ。太陽が昇る理由の未知よりも、人頭を持つ巨鳥や生命を宿す岩々の神秘こそが恐るべき『理外のもの』であった。そして我々はそれらを『神』と、あるいは『悪魔』と呼び、許しを乞い、救済の祈りを捧げた。
時は流れ、それらは次第に衰え、我々の数は多くに増えた。恐れるものは数を減らし、世界はより理に適ったものへとなり始めた。しかしそれでも、不可解なるものは決して消え去りはしなかった。まるで世界が不条理と不可能を必要としているかのように。
人類は恐怖から逃げ隠れていた時代に逆戻りしてはならない。他に我々を守るものはいない、我々自身が立ち上がらなければならないのだ。
人類が健全で正常な世界で生きていけるように、他の人類が光の中で暮らす間、我々は暗闇の中に立ち、それと戦い、封じ込め、人々の目から遠ざけなければならない。
確保、収容、保護。
— ”管理者”
財団日本支部のリンクです→ http://scp-jp.wikidot.com/
それではまた今度。