ピアノ・ソロ作曲講座(補完)【簡易版】Ⅵ-1.2 (PS・Ⅵ-1.2K) 「テンション」コード。ボイシング。リゾルブ
(前回のつづき)
3。「ボイシング」と「テンション・リゾルブ」
3-1。 CM7
■ 「ボイシング(配置)」です。
「テンション」の「隣接・直下」の解決音(内音)は、省略(オミット)しておくため、各「1拍め」のようなボイシングになります。
ちなみに、一般的に、オミットする音は、「オクターブ下」へ配置すれば使えます。
そもそも、「ルート」を省略してしまうと、ピアノ・ソロでは、Cのコードが成立しない。 (テンションの種類により、不可の場合もある)
■ 「省略」について、
「テンション」の「隣接・直下」の解決音(内音)は、省略(オミット)は、絶対ではないので、省略しない場合もある。
また、和音数を減らす場合は、まず、「5」を省略する。
■ 「テンション・リゾルブ(解決)」です。
「テンション・リゾルブ」の場合は、基本的には、「2度下」の「コードトーン(内音)」の解決音へ声部進行します。
また、「テンション」の「隣接・直下」の解決音(内音)は、省略(オミット)しておきます。
ただし、「オクターブ下」には配置してよい。 すなわち、
CM7(9)では、「9」の隣接・直下の「1」は、省略します。
CM7(#11)では、「#11」の隣接・直下の「M3」は、省略します。
また、「11系」は、「5」へ上行解決する場合もあります。
[以下・省略]