ピアノ・ソロ作曲講座(補完)【簡易版】Ⅵ-3 (PS・Ⅵ-3K) 「テンション・コード」の使い方(コード進行)

目次(表紙)


1。 「テンション・コード」の使い方(コード進行)

■ 「テンション・コード」の使い方(コード進行)です。


2。「テンション・コード」の使い方(コード進行)

2-1。 「テンション・コ-ド」進行の考え方 1

■ 「テンション・コード」の使い方とコード進行の例です。

Dm7(9)-G7(13)-C6(9) では、「第1声」にて、テンションのみ声部進行がわかりやすいようパートを分けてみました。

「ミ」-「ミ」-「レ」。となることがわかります。
和音の響きのように縦軸だけでなく、
横軸声部進行を意識すると、理解しやすいですね。。。

■ 別の例で、 Dm7(9)-G7(♭13)-C6(9) です。
「ミ」-「ミ♭」-「レ」であることが分かります。

画像1


2-2。 「テンション・コ-ド」進行の考え方 2

繰り返しになりますが、

「テンション・コード」は、どのように付けたらいいのか? 悩むところですよね。。。

大別すると、3つあるかと思います。

  ①。「和音」の響き。(縦軸)
  ②。「テンション・リゾルブ」(縦・横)軸
  ③。「旋律」的な和声の流れ(声部進行)(横軸)

■ ①。「和音」の響き。(縦軸)

これは、確かに、テンション・コードが違えば、違う響きがするわけですが、最初はなかなか混同してしまい難しいものです。

■ ②。「テンション・リゾルブ」(縦・横)軸

これは、「テンション・リゾルブ」の講座で説明しましたが、通常、
「テンション」「リゾルブ(解決)」する。
という視点から、選択できるわけです。

■ ③。「旋律」的な和声の流れ(声部進行)(横軸)

最後に、②のような「リゾルブ」せず、旋律や和声の流れのように、連結していく場合があります。
特に、「Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ」のコード進行では、ひとかたまりのセットとして考えるとよいでしょう。


[以下・省略]