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ポピュラーピアノ作曲講座(ナビ)【簡易版】Ⅲ-5.2 (PP・Ⅲ-5.2K) 「短調」(音階選択)

目次(表紙)

(前回のつづき)

「短調」(音階選択)。 [例・解説]

■ では、「例」による解説です。 利用頻度の高い「短調」のみで解説いたします。

そうしますと、「Am調」を中心に、「Dm調」。「Em調」。「Cm調」「4つの調」が理解できれば、他の調は応用できると思いますので、この「4つの調」を、連続して書いてあります

また、例では、「メロディー」や「カデンツ(コード進行)」は、まったく同じで、「移調」しただけです。

ポイントは、「メロ」と「コード」の関係ですが、「メロ」と「コード」はリンクしているため、「コード」が決まれば「メロ」のスケールも決まりますが、そもそも、「コード」を決めるにも、「メロ」を書くにも「理屈・理論」ではありませんので、結局は、どちらにしろ、「自分の好みで決める」しかありませんので、結果論ですが、このように書きました。

そうしますと、「Am調」でいうと、「導音(ソ#)」は、
「E7」のところで「導音(ソ#)」に「なる」わけです。
「なる」というより、「する(自分で決める)」わけです。

その他の「第7度音」は、「導音にしない」で「ソ(ナチュラル)」のままです。

また、「コード」もリンクしていますから、
「C」は「C+」にはならず、「G」も「G#m♭5」にはしません。

要するに、「導音(ソ#)」になるのは、
「E7」の「属7」のコードのところだけということになります。

ということで、
 「音階(スケール)」の選択。 
 「導音(ソ#)」の有無は、

1曲の中
で、「混在」するのが普通ですから、最初は戸惑うかと思いますが、これは「音感」による「慣れ」が必要ですから、「理屈」ではなく、とにかく、「音」を意識するしかありませんので、努力してください。


「Am調」を中心に、「Dm調」。「Em調」。「Cm調」
「4つの調」短調・例 (連続・記載)

例えば、「Am調」ですと、「ソ(=下)」「ソ#(=導)」が、
「混在」していることに注視してください。 

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各調「導音(主音の半音下)」について。 
②。和声的・短音階(ハーモニック・マイナー・スケール) [第7度(導音)]

「Am調」
  「主音」=「ラ」。
  「導音(主音の半音下)」=「ソ#」。 「コード」=「E7」
「Dm調」
  「主音」=「レ」。 
  「導音(主音の半音下)」=「ド#」。 「コード」=「A7」
「Em調」。 
  「主音」=「ミ」。 
  「導音(主音の半音下)」=「レ#」。 「コード」=「B7」
「Cm調」
  「主音」=「ド」。
  「導音(主音の半音下)」=「シ(ナチュラル)」。 「コード」=「G7」



あとがき

「短調」の場合は、「3種類」のスケールがあるため、「混在」する場合もあり、戸惑うかと思いますが、丁寧に確認・理解していきましょう。