ピアノ・ソロ作曲講座(補完)【簡易版】Ⅱ-1.1 (PS・Ⅱ-1.1K)「基礎知識」
1。 テーマ
1。 基礎知識
■ 「ポピュラー・ピアノ」関連の基礎知識です。
ちなみに、他の講座と「重複」する内容は、省略していますので必要な方は、他の講座をご覧ください。
2。「ダイアトニック・コード」
2-1。 ダイアトニック・コード (4和音)
■ ポピュラーでは、4和音(セブンス)を基本に使います。
ダイアトニック・コードです。 4和音(セブンス)です。
■ C調のダイアトニック・コード
■ Am調のダイアトニック・コード [省略]
■ Cm調のダイアトニック・コード [省略]
■ Ⅶのコード (Am調。Cm調) [省略]
3。「ボイシング (配置)」と「連結」
3-1。 「コード」の「連結」の基本
■ コードの連結の基本です。
「コード」を繋げる場合、ポピュラーではあまり気にしないことが多いわけですが、基本的な繋ぎ方がありますので、知っておきましょう。
■ 例えば、1小節め。
「Dm7-G7」でいいますと、まず、コードの構成音は、4つあります。
これらを、仮に、上から、
「パート1(第1声)」。
「パート2(第2声)」。
「パート3(第3声)」。
「パート4(第4声)」とします。
そうしますと、同じ音は、「ファ」と「レ」です。
同じ音の場合は、「同じ・パート(声部)」で繋げます。細かくいいますと、
「ファ」は、どちらのコードにおいても、「パート3」にあります。
「レ」は、どちらのコードにおいても、「パート4」にあります。
このように、「同じ・パート(声部)」で繋げます。
■ それに対し、3小節めは、「パート」が「変わってしまう」例です。
「ファ」は、
Dm7では「パート3」なのに、G7では「パート2」にあります。
「レ」は、
Dm7では「パート4」なのに、G7では「パート3」にあります。
このように、ネジレないようにするのが基本です。
■ ただし、ピアノの実践では、「パート」が「変わる」ことはよくあります。 必要と感じた場合は構いません。
■ ちなみに、基本的な連結の考え方は、「オーケストラ」や「合唱」を主に想定しているからです。
しかし、「ポピュラー・ピアノ」の場合、複合的な要素や、演奏法などの都合により、かなり臨機応変で対応しますが、まずは、基本を踏まえておきましょう。
(次回つづく)