作詞・入門講座 2-4.1 (SK2-4.1) 。 ②「作詞」について。 「ドラマ(物語)」と「起承転結」
「ドラマ(物語)」と「起承転結」
■ 「ドラマ(物語)」と「起承転結」
・「ドラマ」とは、「物語」のことです。
「恋愛」について、「好き」とか、「悲しい」とか、「感情的」なことばかり羅列しているような書き方ですと ただ、「うっとうしい」だけで、「共感」もできません。
「共感」とは、「聞き手」も「同情」感が生じたり、自分も同じ立場になって、その世界に立ち会っているような気持ちになることです。
そのためには、ただ、「好き」。「愛している」。「悲しい」など羅列されても、「聞いている」側としては、「ああそうですか・・・」としか、感じないものです。
では、どうしたらいいか?
「ドラマ」を挿入するということです。 まさに、「小説」です。
「小説」については、別に書きますが、では、具体的にどう書いたらいいのでしょうか。
それは、舞台を設定し、「ストーリー」を書くということです。
・具体的な内容。ストーリーを考えなければなりません。 また、その配置。配分も大切です。
「全体」としての、大きな流れとしての「起承転結」もありますし、
「1番」の中の「起承転結」。
「2番」の中の「起承転結」。
といった、各コーラス内での「起承転結」もあります。
「起承転結」とは、話しの「導入・転換・結末」といった、「ストーリー」のことです。
Aメロ = 「起」 = 導入。 話しの導入。状況・背景の説明や描写など。
A'メロ = 「承」 = 導入。 「起」の延長。 さらに、詳しく描写。
Bメロ = 「転」 = 転換。 問題提起。心境。気持ち。きっかけなど。
Cメロ = 「結」 = 結末。 答え。結論。言いたい事。メッセージなど。
「A(A')。B。Cメロ」の関係は、そんな感じです。
(つづく)