ピアノ・ソロ作曲講座(補完)【簡易版】Ⅱ-1.2 (PS・Ⅱ-1.2K)「基礎知識」
(前回のつづき)
3-2。 両手伴奏 (密集・ブロック)
■ 両手伴奏でブロックタイプです。
■ 「密集」タイプは、大別すると、「低音域」。「中音域」。「高音域」があります。 今回は、「中音域」です。
バスは、コードトーンの1(ルート)。
コード部は、「3。5。7」を置きます。
G7は、5欠(5音の省略)の「1。3。7」を使う場合も多いです。
「C6」は、「CM7」の代理です。
「CM7」でもいいのですが、
「CM7」の場合、「M7(シ)」と「1(ド)」が、「半音(短2)」の配置の場合
ぶつかるため、それを回避するため、「C6」を使うことが多いです。
ちなみに、「CM7」の場合、「M7(シ)」と「1(ド)」が、「半音(短2)」の配置は、いけないわけではなく、気になる場合(人)は、ということですので、使っても構いません。
また、メロとの兼ね合い。ポジションの変更等により、コード部を転回しても構いません。
3-3。 ボイシング 「開離(4声・スプレット)」
■ ボイシングにおける、「4声・スプレット」です。
各コードの
「3」と
「7」を 任意で配置します。
これは、「4声体」の「内声」である「A(アルト)」と「T(テノール)」に相当します。 なので、「横の流れ」を意識するということです。
基本的には、
「同音」は、「同じパート」を保持し、
「それ以外」は「近い音」に進みます。
ただし、メロの位置。ポジションの位置により、任意にコード部を転回して構いません。 曲感としてよいと感じる位置に配置してください。
■ また、必ずしも、「7」の音があるとは限りません。
「7」の音がない場合は、「5」。「6」。「8(1)」など、「7」に近い音を使っても構いません。
■ ポジションの移動は、必要に応じ、「内声」を転回しても結構です。