作詞・入門講座 2-7 (SK2-7) 。 ②「作詞」について。 「曲」との「すり合わせ」(微調整)
■ 「曲」との「すり合わせ」(微調整)
・最後は、「曲」と「詞」の「すり合わせ」です。
「曲先」でも、「詞先」でも、結局、同じなのですが、
「曲」と「詞」の「文字数(字脚)」を、「一致」させなければなりません。
しかし、「曲」を調整するということは、なかなか難しいものです。
「一ヶ所」を、もし、修正すれば、どうしても、「前後のフレーズ」に影響が生じます。 とにかく、「曲」で、微調整するということは、至難です。
それに比べ、「詞」の方であれば、四苦八苦はするものの、なんとかなるものです。 もちろん、「得意・不得意」ということもあるでしょうが、やはり、「詞」の方で調整したほうがいいと思います。
先に、下記のような「仮」の「雛形」を説明しました。
1番 Aメロ = ○○○○○○○ ○○○○○ ○○○○○○○ ○○○○○
1番 A'メロ = ○○○○○○○ ○○○○○ ○○○○○○○ ○○○○○
1番 Bメロ = ○○○○○○○ ○○○○○ ○○○○○○○ ○○○○○
1番 Cメロ = ○○○○○○○ ○○○○○ ○○○○○○○ ○○○○○
しかし、上記のような「曲」は、「意識」すれば別ですが、「自由」に「作曲」することが普通ですからそうなりますと、このような「文字数」になることは、まず、ありません。 相当、違います。
さらに、実際は、もっと、シビアです。
例えば、Aメロ = ○○○○○○○ ○○○○○ の部分だけを見ても
「日本語」として、不自然に聞こえないように作詞をしなければなりません。
○○○○ ○○○ ○○○○○
上記、(4+3)+5 の、メロなら、
「りんごは 赤い おいしそう」は、
「りんごは」 「赤い」 「おいしそう」と
「音節」が、
日本語として、不自然に切れないように、確認・調整しなければなりません。
とにかく、「メロ」の「文字数」は、実際には、まちまちですので、この「最終調整」。
「曲」と「詞」の「すり合わせ作業」は、最後の壁。
一苦労するところです。