ポピュラーピアノ作曲講座(ナビ)【簡易版】Ⅲ-6.1 (PP・Ⅲ-6.1K) 「4声・スプレッド」
1。 テーマ
1-1。 「4声・スプレッド」のポイント
「4声・スプレッド」です。
2。 「4声・スプレッド」のポイント
■ 「4声・スプレッド」です。
「4声・スプレッド」
■ 「4声・スプレッド」の実践についてです。
今回は「実践例」を行います。
「ピアノ・ソロ」の弾き方の一つとして、「オープン(開離)」がありますが、その中に代表的な「4声・スプレッド(広い)」があります。
これは、いわば、「クラシック理論」でいう「和声法」です。
「合奏」の基本・基盤である、
「4声体」の「S(ソプラノ)・A(アルト)・T(テノール)・B(バス)」を書くのと同じです。
「クラシック理論」の「和声法」を知っている方は、すんなりイメージが湧くかと思いますが、ほとんどの方は、「クラシック理論」をかじることはないかと思いますが、
「ポピュラー理論」に置き換えると、「4声・スプレッド」になるということです。
■ 「実践」といっても、ピンキリですので、まずは「4声・スプレッド」の「基本」からお話しします。
簡単にいいますと、「同時・和音(コードトーン)」において、「S-A-T-B」が、
「1(ルート)-3-7-メロ」。 または、
「1(ルート)-7-3-メロ」。 の形に積む技法です。
ポイントは、「内声(AT)」に、主に「3」または「7」を置くということです。
基本では、「基本形」の「1(ルート)~」のコードで弾きますが、応用では、「転回」もあります。
また、「セブンス(4和音)」で基本は考えますが、実践では、「トライアド(3和音)」もあれば、「テンション(5和音)」の場合もありますから、その場合の対処法があります。
それから、「意識」する点として、「縦」と「横」があります。
「縦」とは、「コード」の構成音です。
例えば、「CM7」であれば、「ドミソシ」ですから、できるだけ、この「コードトーン」の全てを入れるのがベストです。 しかし、実際には、「重複・省略」しますから、「不完全・和音」になるケースもあります。
「横」とは、「声部(ライン)」の流れです。
クラシック理論を知らない方は、聴き慣れないことばでしょうが、簡単にいえば、代表は「メロディー」です。
一般には、「メロディー」は、
「S・ソプラノ」の「声部」の流れですが、その他の
「A(アルト)・T(テノール)・B(バス)」についても、「声部」の流れがあるので、それをそれぞれ意識するということです。
また、「ポジション(位置)」も、実践では、「一定しているわけではなく」、「変化」します。
ということで、その他、細々、実践になりますとありますが、その他については、実践例で説明いたします。
(次回につづく)